5万円を借りる方法は?即日・審査なしで借りたいときの方法やすぐ使えるカードローン
小栗 健吾

この記事の執筆者

ファイナンシャル・プランナー

小栗 健吾さん

お財布が心もとない状況のなか、急に結婚式に招待されたなど、急ぎで5万円ほどの金銭を用意しなければならずに焦った経験がある人もいるでしょう。

もしくは、大きな出費のあとで生活費に余裕がなく、「あと5万円ほどあれば今月を乗り切れそう…」というピンチの渦中にいる人もいるかもしれません。

そのような場合、お金を借りる手段として消費者金融や銀行カードローンを思い浮かべることは多いと思います。しかし、どちらで借りるべきなのかわからないといった人が多いのではないでしょうか?

本記事では、5万円を借りる際のおすすめの方法とその理由、審査なしで借りる方法について紹介します。消費者金融が苦手な人向けの対策も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

5万円をすぐ借りたいなら消費者金融がベスト

5万円をすぐ借りたいなら消費者金融がベスト

5万円をすぐに借りたいのであれば、消費者金融の利用をおすすめします。

即日融資可能な金融機関が多く少額から借入ができるからです。また初回の利用に限り無利息で借入ができるサービスを利用して、指定の期限までに返済すれば利息を支払う必要がありません。

在籍確認の必要がなかったり、やむを得ない事情がなければ自宅へ書類が送られてこなかったりする会社もあります。

即日融資に対応している

ほとんどの消費者金融カードローンは即日融資に対応しています。

大手の消費者金融カードローンと銀行カードローンの融資スピードについて表で比較してみましょう。

金融機関 融資スピード
レイク(消費者金融) Webなら最短25分融資も可能※1
アイフル(消費者金融) 最短20分※2
プロミス(消費者金融) 最短20分※3
SMBCモビット 最短即日※4
三井住友銀行 カードローン(銀行) 最短当日※5
楽天銀行スーパーローン(ネット銀行) 最短翌日

※2023年10月時点
※1.最短即日融資は21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込みが可能。初めて利用の方への当日融資は、8~22時(毎月第3日曜日は8~19時)となっております。融資時間は、一部店舗によって異なります。年末年始を除きます。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※2.申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
※3.申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
※4.申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※5.申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もあります。

どの消費者金融カードローンも即日融資に対応しており、融資のスピードが早い消費者金融カードローンであれば、20分前後でお金を借りられます。

一方、ほとんどの銀行カードローンは早くても翌日まで待たなければなりません。

すぐにお金が必要な人には、消費者金融カードローンをおすすめします。

少額融資に対応している

消費者金融カードローンは、少額融資に対応している会社がほとんどです。消費者金融カードローンとそのほかの金融機関の借入限度額を比較してみましょう。

金融機関 借入限度額
レイク(消費者金融) 最大500万円
アイフル(消費者金融) 最大800万円※1
プロミス(消費者金融) 最大500万円※2
SMBCモビット 最大800万円
三井住友銀行 カードローン(銀行) 10万~800万円
楽天銀行スーパーローン(ネット銀行) 最大800万円

※2023年10月時点
※1.利用限度額50万円超、または他社を含めた借入金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。
※2.新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。

消費者金融カードローンはいずれも1万円から借入ができるので、5万円を借りたい人にもおすすめです。

しかし、そのほかの金融機関については、借入限度額が高いケースもあります。特に三井住友銀行 カードローンの場合は、10万円からでないと借入ができません。

5万円を借りたい人にとっては、少額融資に対応している消費者金融カードローンのほうが利用しやすいでしょう。

提携コンビニATMで借りられる

消費者金融を利用する場合、自動契約機だけでなく提携コンビニATMでもお金を借りられます。

たとえば、アコムでセブン-イレブンから借入をする場合、以下の手順で借入が可能です。

  1. アコムのカードをATMに入れて暗証番号を入力
  2. アコムの公式サイトから契約
  3. アコムのスマホアプリをダウンロード
  4. スマホにQRコード読み取り画面を表示する
  5. セブン銀行ATMで「スマートフォンでの取引」を選択
  6. ATMに表示されるQRコードをアプリで読み取る

セブン-イレブンだけでなく、ローソンやE-netが利用できるコンビニ(ファミリーマートやデイリーヤマザキなど)からも借入ができます。

ただし、消費者金融によって利用できるコンビニのATMが異なるので、事前に公式サイトなどで確認しておきましょう。

初回は無利息期間がある

多くの消費者金融では、初回の借入に限り無利息期間を設けています。無利息期間とは、契約日や借入初日から一定期間の間、利息がかからないサービスのことです。

無利息期間に借金を全額返済すれば、利息を支払わなくて済みます。

消費者金融と銀行カードローンの無利息期間の対応状況について比較してみましょう。

金融機関 無利息期間
レイク(消費者金融) 30日、60日(Web申込み限定)、180日(5万円まで)から選択可能
アイフル(消費者金融) はじめての人は30日間
プロミス(消費者金融) はじめての人は30日間※
三井住友銀行 カードローン(銀行) なし
楽天銀行スーパーローン(ネット銀行) 30日間※

※2023年10月時点
※プロミスの30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
※楽天銀行口座開設と楽天スーパーローンを同時に契約した場合のみ対象

どの消費者金融も無利息期間があります。特にレイクで条件を満たすと、5万円まで最大180日の無利息期間が適用されます。

消費者金融は無利息期間を用意している会社が多いため、おすすめの借入先です。

家族や会社にバレにくい

消費者金融を利用しても、家族や会社にバレることはあまりありません。

なぜなら、以下のような方法で家族や会社に利用がバレないための対応をしてくれる消費者金融が多いからです。

  • 勤務先への在籍確認の電話はかけない(電話をかける場合は同意を得て行う)
  • 自宅や勤務先に書類を送らない(万が一送る場合も社名の入っていない封筒で送る)
  • カードを受け取らない選択肢もある

家族バレを避けたい場合は、書面を郵送ではなくWebで受け取るようにしましょう。

また、提携コンビニATMからの借入なら、自動契約機に行くよりも怪しまれにくくなります。

5万円を即日借りたい人が利用できる消費者金融カードローン

5万円を即日借りたい人が利用できる消費者金融

5万円を即日借りたいけれど、どの消費者金融カードローンを選べばいいのかわからない人もいるでしょう。

そこで、5万円を即日借りたい人が利用できる消費者金融カードローンを5社紹介します。

サービス名 融資スピード 金利 無利息期間
レイク Webなら最短25分融資も可能 年4.5%~18.0% ・60日(Web申込み限定)
・180日(5万円まで)
アイフル 最短20分※1 年3.0%~18.0% はじめての人は最大30日間
プロミス 最短20分※2 年4.5%~17.8% 最大30日間
アコム 最短20分※3 年3.0%~18.0% はじめての人は最大30日間
SMBCモビット 最短即日※1 年3.0%~18.0% なし

※2023年10月時点
※1.申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※2.申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
※3.お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

レイク

レイク

※画像出典:レイク

レイクは審査にかかる時間は申込み後、最短15秒、融資についてもWebなら最短25分融資も可能で受けられます。スマホのみで申込みをすれば、自宅に郵送物が届かないため、家族にお金を借りたことがバレにくくなります。

さらに、5万円を借りたい人にとって嬉しいサービスが最大180日間の無利息サービスです。

期間内かつ5万円までなら何度でも無利息で借入ができます。Webだけでなく、自動契約機や電話の申込みも対象となるので、これからお金を借りたい人におすすめの消費者金融です。

消費者金融名 レイク
融資スピード Webなら最短25分融資も可能
金利 年4.5%~18.0%
無利息期間 最大30日
最大60日(Web申込み限定)
最大180日(5万円まで)
受付時間 8時10分〜21時50分
提携コンビニATM セブン銀行ATM
ローソン銀行ATM
E・netが使えるコンビニ

※2023年10月時点
※第3日曜日は8時10分〜19時
※最短即日融資は21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込みが可能。融資時間は、一部店舗によって異なります。年末年始を除きます。一部金融機関および、メンテナンス時間などを除きます。

レイク

総合評価

  • 3.6点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年4.5%~18.0% 最大500万円 60日間
審査時間 融資時間 お試し審査
申込み後、最短15秒 Webなら最短25分融資も可能

おすすめポイント

  • はじめてなら無利息が選べる!
  • 申込み後、最短15秒で審査結果を表示!
  • Webからの申込みで、最短25分融資も可能!

※最短即日融資は21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込みが可能。初めて利用の場合の当日融資は、8時~22時(毎月第3日曜日は8時~19時)となっております。融資時間は、一部店舗によって異なります。年末年始を除きます。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。Web以外の無人店舗や電話で申込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1万円~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。

アイフル

アイフルの公式サイトでは、審査可能かどうか、わずか1秒で診断してくれます。入力する内容は以下の3つのみです。

  • 年齢
  • 年収
  • 他社借入金額

はじめて利用する人なら最大30日間の無利息サービスもあるので、緊急でたまたまお金が足りないときにも使いやすいでしょう。

また、カードを発行しなくてもスマホから借入や返済ができるので、誰かに見られる心配はありません。

消費者金融について詳しく知らない人でも安心して利用できます。

消費者金融名 アイフル
融資スピード 最短20分※1
金利 年3.0%~18.0%
無利息期間 はじめての人は最大30日間
受付時間

月曜日       8:00~23:50

火~土曜日     0:10~2:00、4:00~23:50

日曜日       6:00~19:00

連休(最終日除く) 6:00~23:50

提携コンビニATM セブン銀行ATM
ローソン銀行ATM
E-netが利用できるコンビニ

※2023年7月時点
※1.申込の状況によっては希望にそえない場合があります。

アイフル

総合評価

  • 3.7点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年3.0%~18.0% 最大800万円 30日間
審査時間 融資時間 お試し審査
最短20分※ 最短20分※ -

おすすめポイント

  • 初めてなら最大30日間無利息!
  • 会話ロボット「ぽっぽくん」に24時間相談OK!
  • 「1秒診断」で融資可能か簡易チェック可能!

※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。

プロミス

プロミスは、他社と比べると若干上限金利が低く設定されている消費者金融です。

したがって、5万円を借りて1カ月以上かけて返済する場合は、他社よりも少し利息を抑えられ ます。

また書面の受け取り方法をWeb明細にしておけば、原則書類が自宅に届くことはないので、家族にバレにくいでしょう。

消費者金融名 プロミス
融資スピード 最短20分※1
金利 年4.5%~17.8%
無利息期間 最大30日間※2
受付時間

月曜日  7:00~24:00

火~日曜日 24時間

提携コンビニATM セブン銀行ATM
ローソン銀行ATM
E-netが利用できるコンビニ

※2023年10月時点
※1.申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
※2.30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。

プロミス

総合評価

  • 4.0点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年4.5%~17.8% 最大500万円※ 30日間
審査時間 融資時間 お試し審査
最短20分 最短20分※

おすすめポイント

  • 金利が年17.8%でほかの消費者金融より低め!
  • 初回借入れの翌日から30日間は利息0円!
  • カードレスで借入も返済もできる!

※融資時間:申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
※無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。
※18歳、19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。

アコム

アコムでは、はじめて利用する場合、契約日の翌日より最大30日間無利息でお金を借りられます。急にお金が必要になっても、すぐに返済できる見込みがある場合は、無利息で利用できる可能性があります。

また、以下の手順を参考にして申し込むことでカードレス契約が可能です。

  1. インターネットから申込み手続きをする
  2. 本人確認書類をスマホアプリで提出する
  3. 届いたメールから手続きをする際にカード受け取り方法の場面で「カード不要」を選ぶ

この手順で手続きをすれば、自宅にカードが届きません。また借入や返済もセブン銀行ATMでできるので、家族にバレにくくなるでしょう。

消費者金融名 アコム
融資スピード 最短20分※
金利 年3.0%~18.0%
無利息期間 はじめての人は最大30日間
受付時間 24時間
提携コンビニATM セブン銀行ATM
ローソン銀行ATM
E-netが利用できるコンビニ

※2023年10月時点
※融資時間:お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

アコム

総合評価

  • 3.9点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年3.0%~18.0% 最大800万円 30日間
審査時間 融資時間 お試し審査
最短20分 最短20分※

おすすめポイント

  • 最短20分で審査回答!来店不要!
  • 24時間365日いつでも借入&返済できる!
  • はじめての人なら最大30日間、金利0円!

※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

SMBCモビット

SMBCモビット

※画像出典:SMBCモビット

SMBCモビットでは、以下のような方法により家族に利用がバレるリスクを低くできます。

  • モビットカードをコンビニで受け取る
  • Web完結なら電話ではなく書類での在籍確認が可能
  • コンビニでの振込や返済に対応

また、申込完了後10秒程度で事前審査結果が出るので、すぐに借りられる可能性があるか判断できます。

消費者金融カードローン名 SMBCモビット
融資スピード 最短即日※1
金利 年3.0%~18.0%
無利息期間 なし
受付時間 24時間
提携コンビニATM セブン銀行ATM
ローソン銀行ATM
E-netが利用できるコンビニ

※2023年10月時点
※1.申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

SMBCモビット

総合評価

  • 3.5点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年3.0%~18.0% 最大800万円 -
審査時間 融資時間 お試し審査
10秒簡易審査 最短即日※ -

おすすめポイント

  • 10秒で簡易審査結果がわかる!
  • 本審査の結果が出るまで最短30分!※
  • 最短即日融資が可能

※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

5万円だけ借りるのに銀行カードローンが適さない理由

5万円だけ借りるのに銀行カードローンが適さない理由

銀行カードローンは、5万円など少額を借りる目的にはあまり適さない方法です。

その理由は3つあります。

  • 即日融資に対応していない
  • 借入できる最低金額が高い
  • 消費者金融より審査が厳しい

上記のことを踏まえると、本当に銀行カードローンでなければならないのか、よく考える必要があります。それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

即日融資に対応していない

銀行カードローンが即日融資に対応していないのは、以下のような理由があるためです。

  • 過剰な貸付が問題となった
  • 警視庁のデータベース照会が義務づけられた

貸金業法の規制強化に伴い、消費者金融は年収の3分の1を超えてお金を貸せなくなりました。銀行は貸金業法の適用対象外のため、一部の銀行カードローンによる過剰な貸付が問題となりました。

その結果、多くの銀行が自主的に融資上限枠の設定や50万円超の借入に対して、年収証明書の提出を求めるようになりました。

加えて、2018年から反社会勢力への融資防止を目的として、審査時に警視庁のデータベースとの照合が行われています。

データベースの照会には時間がかかるため、即日での融資は難しくなりました。

実際大手の銀行カードローンでは、融資が最短翌営業日となっています。

銀行 融資スピード
三井住友銀行 カードローン 最短当日※1
みずほ銀行カードローン 最短当日※2
三菱UFJ銀行カードローン 最短翌日

※2023年10月時点
※1.申込完了後の確認事項や、本人確認書類の提出状況によっては異なる場合もあります。
※2.みずほ銀行の口座を持っている場合は最短当日~1週間程度、持っていない場合は2~3週間程度かかります。

銀行カードローンで申し込んだ日にお金を借りるのは難しいといえるでしょう。

借入できる最低金額が高い

銀行カードローンは、借入できる最低金額を高く設定しています。

その理由は、銀行カードローンは、総量規制の対象外だからです。総量規制とは、年収の3分の1を超えた借入ができない法律で、消費者金融などの貸金業者にのみ適用されます。

したがって、銀行カードローンは消費者金融よりも借入限度額を初めから高く設定しているのです。

大手銀行カードローンの借入限度額を比較してみましょう。

銀行 借入限度額
三井住友銀行 カードローン 10万~800万円
みずほ銀行カードローン 最大800万円
三菱UFJ銀行カードローン 最大500万円

※2023年10月時点

どのカードローンも、最低でも10万円から借入可能であることがわかります。

当然、5万円よりも10万円を借りたほうが、支払う利息は高くなるので注意が必要です。

消費者金融より審査が厳しい

銀行カードローンは、消費者金融よりも審査が厳しいのが特徴です。

その理由は、2010年以降に一部の銀行カードローンによる過剰な貸付が問題となったことで、金融庁が以下のように銀行に対して融資審査の厳格化の徹底を求めるようになったからです。

銀行カードローンについては、ここ数年の間に見られた融資残高の増加から、「過剰な貸付けが行われているのではないか」といった批判や指摘などを受けています。

そのため、各行では自主的な業務運営の見直しを検討・実施しています。

こうした中、金融庁では銀行における融資審査の厳格化を徹底し、業務運営の適正化を推進するため、以下の取組みを進めています。

※引用:金融庁「銀行カードローンのフォローアップ調査結果について」

その結果、貸金業法と同水準もしくはそれ以上の水準に条件を引きあげる銀行も出てきました。

したがって、以前のようにお金を借りるのは難しくなったのです。

5万から10万円を審査なしで借りる方法はあるか

5万から10万円を審査なしで借りる方法はあるか

5万円から10万円といった少額融資なら、「審査なしで借りられるのではないか?」と考える人もいるかもしれません。

しかし、どんなに少額の融資であっても消費者金融や銀行カードローンでは必ず審査があります。審査なしで借りられることを謳っている場合、闇金である可能性が高いので注意が必要です。

闇金は異常に高い金利で貸付を行っているため、返済を続けるのが難しくなります。強引な取り立てや脅迫をされるリスクもあるため、利用してはなりません。

審査なしでお金を借りたい場合、生命保険に加入している人であれば、契約者貸付制度を利用してお金を借りられます。

生命保険の契約者貸付制度

生命保険の契約者貸付制度とは、生命保険の契約者で資金が必要になった際に、保険契約を継続したまま解約返戻金の一定範囲内でお金を借りられる制度のことです。

一般的に借りられる金額は解約返戻金の7割から8割くらいです。Webサイトの会員ページから申し込むことで数日以内に借りられる保険会社が多いでしょう。

ただし、お金を借りる以上は利息も支払わなくてはなりません。年利は数%なので、消費者金融や銀行カードローンよりは低い金利で借りられます。

また、契約者貸付を利用してお金を借りた際の利息が複利の場合も注意が必要です。返済が長引いて、解約返戻金よりも利息が多くなると生命保険の契約が失効になるからです。

契約者貸付制度を利用する場合は、できるだけ早く返済をしましょう。

消費者金融に抵抗があればネット銀行もおすすめ

消費者金融に抵抗があればネット銀行もおすすめ

消費者金融に抵抗がある人は、ネット銀行のカードローンを検討しましょう。ネット銀行のカードローンとは、実店舗がなくインターネット上で取引を行う銀行のことを指します。

ネット銀行を利用するメリットは2つあります。

  • 消費者金融よりも金利が低い
  • Web申し込みができる

特に消費者金融よりも上限金利が年3.0%前後も低いネット銀行を利用すれば、支払う利息を抑えられるでしょう。

代表的なネット銀行カードローンは以下の通りです。

ネット銀行 融資スピード 金利 借入限度額
楽天銀行スーパーローン 最短翌日 年0.95%~7.25%※ 最大800万円
PayPay銀行カードローン - 年1.59%~18.0% 1,000万円
セブン銀行カードローンローンサービス 最短翌日 年12.0%~15.0%(変動金利) 10万円~300万円

※2023年10月時点

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローン

※画像出典:楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローンは、消費者金融よりも低い金利でお金を借りられます。借入限度額も大手の銀行カードローンよりも少ないので、5万円のみ借りたい人にもおすすめです。

また、楽天銀行の口座を持っていなくても申し込みが可能です。キャンペーンを利用して入会すれば、楽天スーパーポイントを1,000ポイントもらえます。

サービス名 楽天銀行スーパーローン
融資スピード 最短翌日
金利 年0.95%~7.25%※
借入限度額 最大800万円
受付時間 24時間

※2023年10月時点

PayPay銀行カードローン

PayPay銀行カードローン

※画像出典:PayPay銀行カードローン

PayPay銀行カードローンは、Webサイトから最短1秒で借入可能か診断ができます。

また、初回借入日から30日間は利息0円のサービスがあるため、5万円を期間内に返済すれば利息がかかりません。

さらに、5万円の場合、返済額を2,000円から設定できるので、毎月の返済負担を抑えられます。

サービス名 PayPay銀行カードローン
融資スピード -
金利 年1.59%~18.0%
借入限度額 1,000万円
受付時間 24時間

※2023年10月時点

セブン銀行カードローンサービス

セブン銀行カードローンローンサービス

※画像出典:セブン銀行カードローンサービス

セブン銀行カードローンサービスは、セブン銀行ATMやスマホのアプリから最短翌日に借入が可能なサービスです。

特にMyセブン銀行のアプリを使えば、キャッシュカードの到着前から借入や返済ができるので、すぐにお金が必要な人でも利用しやすいでしょう。

また、借入単位がセブン銀行ATMは1,000円、ダイレクトバンキングなら1円なので5万円のみを借りられます。

サービス名 セブン銀行カードローンサービス
融資スピード 最短翌日
金利 年12.0%~15.0%(変動金利)
借入限度額 10万円~300万円
受付時間 24時間

※2023年10月時点

消費者金融やネット銀行で5万円を借りるときの注意点

消費者金融やネット銀行で5万円を借りるときの注意点

消費者金融やネット銀行で5万円を借りるときは、以下の点に注意が必要です。

  • ブラックリストに載っていると借りられない
  • 複数社で借入があると審査に通りにくい
  • 借入の希望金額は必要最低限にする

審査落ちを避けるためにも、これらの注意点は必ず押さえておく必要があります。それぞれの注意点について詳しく解説します。

ブラックリストに載っていると借りられない

ブラックリスクに載っている場合、お金を借りられないので注意が必要です。

ブラックリストとは、以下のようなことを行った際に、信用情報機関に情報が乗ることを指します。

  • 過去にクレジットカードやローンの返済が滞った場合
  • 債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)をした場合

金融機関では、審査をする際に信用情報機関への問い合わせを行うので、問題があれば一定期間お金を借りられなくなります。

ブラックリストに載らないためには、クレジットカードの支払いやローンの返済に遅れないことが重要です。

特に延滞の状態が一定期間続くと、ブラックリストに載るので、万が一返済が遅れてしまった場合はすぐに支払いをしましょう。

複数社で借入があると審査に通りにくい

消費者金融やネット銀行などの金融機関でお金を借りる際に、複数社での借入があると審査に通りにくくなります。

複数社からの借入があると、審査の担当者にお金に困っている印象を与えてしまいます。返済してくれるか不安な人にお金を貸すことはしないため、審査に通る可能性が低くなります。

また、短期間に借入を申し込む会社は3社までにしましょう。短期間に何度も借入の申し込みをした場合も、審査担当者に「お金に困っている」という印象を与える可能性があるため、審査に影響が出てしまいます。

すでに複数社で借入がある場合は、1社でも完済をした上で申し込んだ方が、審査に落ちにくくなります。

借入の希望金額は必要最低限にする

消費者金融やネット銀行などの金融機関でお金を借りる場合は、借入希望金額を必要最低限にしましょう。

年収に対して借入希望金額が多すぎると、審査に落ちやすくなります。

また、5万円だけを借りたいのにそれ以上の金額を希望するのは、お金の借りすぎとなります。後々返済が苦しくなる原因になるので注意が必要です。

希望金額が大きくなると、審査をする側もより収入証明書の提出を求めるなど慎重に判断します。

5万円のみ必要な場合は、希望金額も5万円にしましょう。

無職の場合は公的支援制度の利用を検討

無職の場合は公的支援制度の利用を検討

消費者金融やネット銀行などでは、安定した収入がない無職の人がお金を借りることは基本的にできません。たとえお金を借りられたとしても、返済に苦労するでしょう。

無職で現在収入がない場合は、公的支援制度の利用を検討すべきです。

たとえば、厚生労働省は「生活福祉資金貸付制度」として、低所得者で他にお金を借りる手立てがない人を対象に必要な資金の貸付を行っています。

生活福祉資金貸付制度には、用途に応じていくつか種類があり、そのうちもっとも代表的な総合支援資金について紹介します。

種類 資金の内容 貸付限度額
生活支援費 生活再建までの間に必要な生活費用 単身:月15万円以内
二人以上:月20万円以内
住宅入居費 敷金、礼金など住宅の賃貸契約を結ぶために必要な費用 40万円以内
一時生活再建費 生活を再建するために一時的に必要かつ日常生活費で賄うことが困難である費用 60万円以内

※参考:厚生労働省「生活福祉資金貸付条件等一覧」

総合支援基金を利用するメリットや注意点

総合支援資金を利用するメリットは以下の通りです。

  • 国がお金を貸してくれる
  • 低利子もしくは無利子
  • 自立支援の相談に乗ってもらうこともできる

総合支援資金の利子は無利子か年1.5%のため、金融機関からお金を借りるよりも返済の負担はかかりません。

ただし、連帯保証人を用意するなど手続きに手間が発生するため、お金を手に入るまでに時間がかかります。

また、申し込みをすれば必ずお金を借りられるわけではないので注意が必要です。

まとめ

借入額5万円くらいであれば、即日融資が可能で無利息サービスを行っている会社の多い消費者金融をおすすめします。一方で、銀行カードローンは、少額の借入に向いているとはいえません。融資まで時間がかかりますし、審査も厳しくなるからです。

なお、消費者金融のイメージが悪くて利用しにくい人は、ネット銀行のカードローンを利用しましょう。借入限度額が大手銀行のカードローンより高くないのに加えて、スマホから借入や返済ができる会社もあるからです。

5万円のみを借りたいのであれば、少額から利用できる金融機関を利用してみてください。