自身の会社や事業の資金繰りが厳しくなり、借入をしすぎたり返済が滞ったりしている方もいらっしゃるでしょう。信用情報に不安を感じるけれど、可能ならば追加でお金を借りたいところですよね。
「必ず借りられるビジネスローンってあるの?」
「審査なしでお金を借りられる方法は?」
上記のような疑問を持っている人のために、この記事では「必ず借りられるビジネスローンが存在するのか」についてお伝えしていきます。さらに審査が比較的緩やかなビジネスローンや、審査なしでお金を用意する方法についても解説します。
この記事を読んでわかること
- 必ず借りられるビジネスローンは存在するのか
- 比較的借りやすいビジネスローン
- ビジネスローン以外でお金を用意する方法
塚越FP社労士事務所 代表
監修者 塚越一央の一言コメント!
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必ず借りられるビジネスローンはありません。ビジネスローンには審査があり、審査に通らないとお金を借りられません。貸金業者は法律で、貸付の際には顧客の収入や信用、借入状況、返済計画を調査するように決められています。しかし、比較的借りやすいビジネスローンや、ビジネスローン以外でお金を調達する方法はあります。
必ず借りられるビジネスローンは存在するのか?
結論をお伝えすると、残念ながら必ず借りられるビジネスローンは存在しません。どのようなビジネスローンにも審査があり、必ず通過できるという保証はないのです。
「必ず借りられる」「審査なし」といった文言は誇大広告であり、違法行為に当たります。なぜなら、貸金業法により、金融機関は貸付前に返済能力の調査を行うことが義務付けられているためです。
(返済能力の調査)
第十三条 貸金業者は、貸付けの契約を締結しようとする場合には、顧客等の収入又は収益その他の資力、信用、借入れの状況、返済計画その他の返済能力に関する事項を調査しなければならない。※引用元:貸金業法|e-Gov法令検索
もし審査なしで融資を行ってしまうと、金融機関の貸し倒れリスクが一気に高まります。健全な経営を維持するためにも借りる側・貸す側の双方にとって審査は必須なのです。
審査には、信用情報や事業の業績、財務状況から借入金額など、さまざまな要素が影響します。次項から、審査が通りづらい人の特徴を具体的に解説していきますので、これらを参考に対策を行い、審査への不安を少しでも軽減しましょう。
審査が通りづらい人の特徴
ビジネスローンの審査で融資元が重視しているのは「お金を貸してもきちんと返してくれそうか」です。そのため、融資を受けた後にきちんと返済できることを保証できれば、審査を通過できる可能性が高まる一方で、以下に当てはまる人は審査に通りづらいと考えられます。
- 信用情報に問題がある
過去にローンやクレジットカードの延滞、債務整理などを経験している、またはすでに多重債務の状態になっている。 - 事業の実績が乏しい
事業年数が短い、あるいは売上が安定していない。 - 財務状況が不安定
資金繰りが厳しく、短期間で何度も借入を繰り返している、債務超過の状態に陥っている。
上記に当てはまる人は、返済能力が低いと判断されやすいです。しかし、そのような人でも借りやすいと言われているビジネスローンも存在するため諦める必要はありません。
ただし、比較的借りやすいビジネスローンがあるといっても、全員が必ず借りられるとは限りません。そのため、もしビジネスローンを利用できない場合は、代案として以下のような資金調達の方法も考えていく必要があるでしょう。
その他資金調達の方法
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借りやすいビジネスローンの特徴
審査に不安を抱えている人でも借りやすいと言われているビジネスローンには、いくつかの特徴があります。
- ノンバンク系のビジネスローンである
- 独自審査を行っている
- 有担保で借入が可能
上記の特徴を持つビジネスローンは、銀行よりも柔軟に対応してもらえる可能性が高いです。
ただし、あくまで借りやすいと言われているだけで、実際の審査結果は申込者の状況によって変わります。そのため、繰り返しになりますが、必ず審査に通るわけではないことを認識しておきましょう。
ノンバンク系のビジネスローン
ノンバンク系のビジネスローンとは、銀行以外(信販会社や消費者金融など)が取り扱っているローンであり、審査基準が銀行よりも緩やかだと言われています。
銀行は預金者からの預金を元手に融資を行っています。もし貸し倒れしてしまったら、お金を預けている人たちにも大きな損害が生まれてしまうでしょう。よって、審査は比較的厳しく行われています。
一方で、ノンバンク系の融資機関は独自の資金で融資を行っており、銀行よりもある程度のリスクを許容できます。そのため銀行ほど審査が厳格ではありません。
- ノンバンク系のビジネスローンがおすすめの人
- 銀行や政策公庫から融資を断られた人
- なるべく早く資金が必要な人
- 少額の融資を希望する人
審査スピードが早いのもノンバンク系ローンのメリットです。規模が大きい銀行では手続きに時間がかかりやすいですが、ノンバンクは意思決定が速く、迅速な審査・融資が可能となっています。
ただし、デメリットとして、金利が銀行系ローンよりも高めに設定されているケースが多いことです。ノンバンク系は銀行よりも柔軟に融資を行う分、貸し倒れリスクも高いため、リスクを金利でカバーする仕組みになっています。
また、融資限度額が銀行系ローンよりも低めである点にも注意が必要です。いくらまでの融資が可能かチェックしたうえで、希望額に見合ったノンバンク系のビジネスローンを検討しましょう。
独自審査を行っている
独自審査を行っているビジネスローンでは、信用情報以外の要素も審査時に重視しています。そのため過去に金融事故があっても、事業計画や将来性、経営者の熱意など他の要素によっては融資が受けられる可能性があります。現時点で事業の状況があまり芳しくない場合でも、事業計画の内容によって融資を受けられるのであれば希望が生まれます。
ただし、一般的に詳しい審査基準は公開されていません。そのため、具体的な審査内容や重要視される要素について確実なことは明言しづらいのです。さらに、「赤字や信用情報がなくても必ず借りられる」というわけではありません。信用情報や事業利益が揃っている方が審査において有利なのは間違いないでしょう。
とはいえ、通常の銀行よりも柔軟に対応してもらえる可能性は高いです。信用情報に不安がある人や決算状況が良くない事業者にとっては選択肢の一つになるでしょう。
有担保で借入が可能
有担保ローンとは、借り手がローンを受け取る際に、何らかの資産(不動産、車、貴金属など)を担保として提供するローンのことです。担保として提供された資産は、借り手がローンの返済を怠った場合に、貸し手がその資産を差し押さえて売却し、ローンの残額を回収するために使用されます。
有担保ローンが借りやすい理由は、お金を貸し出す金融機関のリスクが軽減されるためです。返済が滞っても、金融機関は担保を売却すればお金を回収できます。またリスクが低い分、金利を低く設定できるのも有担保ローンの特徴です。
そのため、すでに担保となる資産を持っているのであれば、有担保で借りられるビジネスローンを検討してみるのもおすすめです。
塚越FP社労士事務所 代表
監修者 塚越一央の一言コメント!
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比較的借りやすいビジネスローンとしては、ノンバンク系のビジネスローンがあります。審査スピードが早いのが魅力ですが、金利が高く、融資限度額が低いのがデメリットです。独自審査をしているビジネスローンも、借入の可能性は高くなります。有担保ローンも貸出リスクが軽減されるので、借りやすいビジネスローンと言えます。
ノンバンク系ビジネスローンおすすめ5選
審査が比較的緩やかで、スピーディーな融資が期待できる、おすすめのノンバンク系ビジネスローンを5つ紹介します。個人事業主でも利用しやすいサービスもあるため、資金繰りに悩むフリーランスの人も要チェックです。
AGビジネスサポート | Carent | ファンドワン株式会社 | アクト・ウィル | MRF | |
---|---|---|---|---|---|
金利 | 年3.1%~18.0% | 年7.8%~年18.0% | 年2.5%~年18.0% | 年7.50%~年15.00% | 年6.0%~年15.0% |
融資限度額 | 1,000万円 | 500万円 | 30万円~5,000万円(不動産担保融資は最大1億円) | 300万円~1億円 | 50万~3億円 |
融資スピード | 最短即日※ | 最短即日 | 最短即日 | 最短即日 | 24時間以内に仮審査回答 |
申込条件 | 法人・個人事業主 | 法人 | 法人・個人事業主 | 法人(年商5,000万円以上) | 法人・個人事業主 |
返済期間 | 最長5年 | 最長10年 | 最長10年 | 最長5年 | 最長35年 |
担保・保証人の有無 | 原則不要(法人代表者が連帯保証人となる場合あり) | 原則不要 | 500万円までは原則不要(法人代表者が連帯保証人となる場合あり) | 原則不要(代表者の連帯保証が必要) | 原則不要 |
※申込時間帯によっては対応できない場合あり
それでは、各社のサービスの特徴やメリットについて詳しく見ていきましょう。
AGビジネスサポート
AGビジネスサポートは、原則無担保で1,000万円の資金を調達できるビジネスローンです。
- おすすめポイント
- 融資限度額は無担保で1,000万円。まとまったお金を借りたい人におすすめ
- 最短即日※で融資を受けられるため、その日のうちにお金を用意可能
- オンライン完結で手続きが簡単。時間や場所を選ばずに融資が受けられる
※申込時間帯によっては対応できない場合あり
金利 | 年3.1%~18.0% |
---|---|
融資限度額 | 1,000万円 (開業支援ローンは最大1億円、個人事業主は5,000万円) |
融資スピード | 最短即日※ ※申込時間帯によっては対応できない場合あり |
申込条件 | 法人・個人事業主 (開業支援ローンは新たに事業を開始予定または創業後1年未満の法人および個人) |
返済期間 | 最長5年 (開業支援ローンは要相談) |
担保・保証人の有無 | 原則不要(法人は代表者が連帯保証人になる場合あり) (開業支援ローンは原則不要) |
※参考:AGビジネスサポート
審査基準が銀行よりも柔軟で、最短即日※で融資を受けられるスピード感が大きな魅力です。赤字決算や債務超過を理由に銀行から融資を断られてしまっても相談に乗ってくれます。
※申込時間帯によっては対応できない場合あり
オンラインで申込から借り入れまで完結できるのも嬉しいポイントで、時間や場所を問わず借り入れできます。また、AGビジネスサポートは幅広い資金使途に対応。運転資金、設備資金、新規事業資金など、さまざまな用途で利用できます。
不動産担保ローンを利用すれば、最高で1億円(個人事業主は5,000万円まで)の資金調達も可能。スピーディーかつ多くの資金を用意したい人におすすめです。
実質年率 | 利用限度額 | 無利息期間 |
---|---|---|
年3.1%~18.0% | 1,000万円 | - |
審査時間 | 融資時間 | お試し審査 |
最短即日※ | 最短即日※ | × |
おすすめポイント
- 法人・個人事業主 専用
- まとまった資金繰りの際に!
- 無担保・無保証で自由に借り入れ!
当サイトでは現在申込できません
※申込時間帯によっては対応できない場合あり
Carent
Carentは、最短即日で500万円までのお金を借りられるビジネスローンです。返済期間は最長10年で、担保や保証人は原則不要です。
- おすすめポイント
- スピード審査で平日14時までに手続きすれば即日融資が可能
- オンライン完結で手続きが簡単。24時間365日いつでも申し込める
- 法人設立1年以上であれば利用可能。比較的若い企業でも申し込みやすい
金利 | 年7.8%~年18.0% |
---|---|
融資限度額 | 500万円 |
融資スピード | 最短即日 |
申込条件 | 設立から1年以上経過している法人 |
返済期間 | 最長10年 |
担保・保証人の有無 | 原則不要 |
※参考:Carent
「最短即日融資」「オンライン完結」「無担保・無保証」という3拍子が揃っています。急いでお金を用意したいシーンでも迅速に対応できるのは魅力的ですね。
手続きはオンラインで完結するため、書類の郵送や対面での手続きといった面倒なステップは必要ありません。いつでも手続きを進められます。
平日の14時までに手続きを済ませられれば、当日中に融資を受けられます。申込条件は「設立1年以上の法人かつCarentの利用が初めて」です。そのため、設立からあまり年数が経っていない企業でも申し込みやすいでしょう。
小規模な資金調達を迅速かつ手軽に行いたい人にとっては、非常に心強いサービスです。
ファンドワン株式会社
ファンドワン株式会社は、法人・個人事業主向けの資金調達に強みを持つノンバンク系ビジネスローンです。事業者ローンだけでなく、7種類の融資商品が用意されています。
- おすすめポイント
- 幅広いニーズに対応しており、7種の融資商品から最適なものを選択可能
- 審査は最短40分。急にお金が欲しい時でも大丈夫
- 赤字決算でも相談可能。独自の審査基準で柔軟に対応
金利 | 年2.5%~年18.0% (商品によって異なる) |
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融資限度額 | 30万円~5,000万円 (不動産担保融資は最大1億円) |
融資スピード | 最短即日 |
申込条件 | 法人・個人事業主 |
返済期間 | 最長10年 (不動産担保融資は最長35年) |
担保・保証人の有無 | 500万円までは原則不要(法人代表者が連帯保証人となる場合あり) (商品によって異なる) |
※参考:ファンドワン株式会社
ファンドワンは事業者ローンや売掛債権担保融資、不動産担保融資など、7種類もの多彩な融資商品を提供しています。そのため資金ニーズや事業状況、担保の有無などに応じて最適な方法を選択できるでしょう。
豊富な商品ラインナップに加え、審査スピードも魅力のひとつ。なんと最短40分で審査が完了します。さらに不動産担保融資なら、最大1億円までの高額融資も可能です。
また独自の審査基準を採用しているため、赤字決済でも融資を受けられる可能性があります。ビジネスローンの審査が通るか不安な人でも、まずは手続きをしてみるのがおすすめです。
アクト・ウィル
アクト・ウィルは最大1億円の融資が受けられる、法人を対象としたビジネスローンです。即日融資にも対応しており、最短60分で審査が完了します。
- おすすめポイント
- 審査は最短60分!スピード対応が可能
- 7種類のビジネスローンを用意しており、幅広い資金調達ニーズに対応
- 電話・メール・チャットで相談可能で全国対応(来店不要)
金利 | 年7.50%~年15.00% |
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融資限度額 | 300万円~1億円 |
融資スピード | 最短即日 |
申込条件 | 年商5,000万円以上の法人 |
返済期間 | 最長5年 |
担保・保証人の有無 | 原則不要(代表者の連帯保証が必要) |
※参考:アクト・ウィル
アクト・ウィルの最大の特徴は、最短60分で審査回答が出るスピード感と、最大1億円という融資限度額です。銀行に比べて審査が柔軟で、スピーディーな資金調達が実現できるため、資金繰りに悩む中小企業にとって心強い味方と言えるでしょう。
またアクト・ウィルは、7種類の多彩なビジネスローンを取り揃えています。無担保・無保証の信用保証融資をはじめ、不動産担保融資、商業手形割引など、企業のニーズや状況に合わせて最適な資金調達方法を選べます。
ただし、利用できるのは年商5,000万円以上の法人です。個人事業主の人は対象外であるため注意しましょう。
アクト・ウィル
おすすめポイント
- 最短当日対応可能
- ビジネスローンも提供!
- 比較的低金利で融資可能!
MRF
MRFは3億円までの融資が受けられるビジネスローンです。法人だけでなく個人事業主も利用でき、返済期間も最長35年と長めに設定されています。
- おすすめポイント
- 最大3億円まで高額の融資が借入可能
- 返済期間は最長35年
- 専門スタッフによるサポート、出張訪問にも対応
金利 | 年4.00%~年9.90%(実質年率15.00%以内) |
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融資限度額 | 100万円~3億円 |
融資スピード | 最短3日 |
申込条件 | 法人・個人事業主 |
返済期間 | 最長35年 |
担保・保証人の有無 | 原則不要(法人は代表者が連帯保証人になる場合あり) |
※参考:MRF
MRFが他のビジネスローン会社と異なるのは、不動産担保ローンに特化している点です。そのため「最大3億円」という多額の融資に対応しています。
返済期間も35年と長めに設定されているため、返済の負担を軽減できるでしょう。ただし融資可能な金額が大きいため、無理のない返済計画をきちんと立てることが大切です。
また専門スタッフによる丁寧な対応も魅力のひとつです。専門スタッフが顧客の事業内容や返済能力などを総合的に判断し、最適な金利や融資額、返済期間などを設定してくれます。
さらに相続税対策や事業承継など、不動産に関する幅広い相談にも対応してくれます。ビジネスローンを利用したいけど、借入額や返済計画などで迷っている人にもおすすめです。
出張訪問にも対応しているため、忙しい経営者の人でも気軽に相談できます。ただし西日本に特化しており、店舗も西日本に集中しています。関東に住んでいる人が利用する際は、出張訪問の日時や費用を事前に問い合わせてみましょう。
塚越FP社労士事務所 代表
監修者 塚越一央の一言コメント!
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ノンバンク系のビジネスローンは、審査が比較的緩やかで、融資までのスピードが早いのでおすすめです。AGビジネスサポートは、最短即日融資で手続きがオンライン完結なので便利です。MRFは不動産担保ローンに特化していて、融資限度額が3億円と大きく、返済期間が最長35年と長いのがメリットです。
ビジネスローン以外で資金調達する方法
繰り返しになりますが、誰でもビジネスローンの審査をクリアできるわけではありません。そのため状況によっては、ビジネスローン以外の手段を探す必要も出てくるでしょう。具体的には、以下に当てはまる人です。
- 審査に不安がある、もしくはビジネスローンの審査が通らなかった
- 返済負担をさらに軽くしたい
- 事業や会社を立ち上げたばかりで実績がない
ノンバンク系のビジネスローンが銀行よりも柔軟性高いといっても、それでも事業の状況や返済能力によっては審査を通過できないケースもあるでしょう。そのような場合でも、すぐに資金を用意できる方法があります。
ファクタリングを利用する
ビジネスローン以外でお金を用意する方法としておすすめなのが「ファクタリング」です。
ファクタリングとは、売上債権をファクタリング会社に買い取ってもらい、現金を手元に素早く用意する手法です。売上債権は、企業が顧客に対して商品やサービスを提供した後で、まだ代金が支払われていない状態の売上を指します。ファクタリングは審査が必要ないため、スピーディーに現金を確保できます。そのため急な出費にも対応可能です。
ファクタリングは借入ではありません。そのため利息は発生しませんが、ファクタリング会社への手数料が引かれるため、本来の売上よりも得られるお金は減少します。現金を用意するスピードと売上の金額どちらを優先すべきか、吟味したうえで利用しましょう。
加えてサービスによっては、本来売上の代金を支払ってくれるはずだった「売掛企業」の承諾が必要なケースもあります。その場合、お金を急いで用意しなければいけないことが取引相手にバレてしまう可能性が高いです。
とはいえ、審査に引っかかる恐れもなくすぐにお金を用意できます。なるべく早くかつ確実に資金を調達したい人は前向きに検討してみましょう。
QuQuMo
おすすめのファクタリングサービスは「QuQuMo」です。
- おすすめポイント
- 手続きがすべてオンラインで簡潔
- 入金まで最速2時間
- 手数料が1%~と業界トップクラス
審査通過率 | 非公開 |
---|---|
審査時間 | 最短30分 |
融資までの時間 | 最短2時間 |
手数料 | 1%~14.8% |
買取り下限・上限額 | なし |
ファクタリングの種類 | 2社間取引 |
オンライン取引 | オンラインで完結 |
※参考:QuQuMo
QuQuMoは、手続きがすべてオンラインで完結するファクタリングサービスです。対面や郵送での手続きが不要なため、場所や時間を選ばずに利用できます。
また、最短2時間での入金が可能で、スピード面では業界トップクラスです。大口の売掛債権にも対応しているため、急いで多額の資金を用意したいというニーズにも応えられます。
手数料は1%からと低水準に設定されており、費用面での負担も抑えられます。個人事業主でも利用可能なため、幅広い事業者にとって頼りになるサービスです。
事業用のクレジットカードを活用する
事業用クレジットカード(ビジネスカード)は、企業や個人事業主が事業用に利用するクレジットカードです。事業用のクレジットカードを使えば、お金を使っても支払いは翌月に回せます。そのため「翌月に返済する借入金」と同じように活用できます。
クレジットカードさえ先に作ってあれば、利用する際に追加の審査は必要ありません。カードを出せば支払いに使えるため、ビジネスローンよりも素早くお金を用意できます。
また、事業用クレジットカードなら利用明細がデータ化されるため、資金を管理しやすくなります。さらに貯まったポイントは商品券やマイルに交換できるのもクレジットカードならではのメリットです。
ただし、手軽に使えるためついお金を使いすぎてしまうリスクもあります。こまめに利用明細を確認したり限度額を自分で設けたりして、計画的に使いましょう。
さらに法人カードは、用途によっては「会社資金を私的に利用した」とみなされます。その場合追加で手続きや処理が必要になるため注意が必要です。
補助金・助成金を申請する
ほかにも、国や自治体による補助金・助成金を活用するのもおすすめです。
資金繰りに苦しむ事業者を対象に、さまざまな補助金が用意されています。一例として、いくつかの補助金や助成金を以下にまとめました。
制度 | 内容 |
---|---|
事業再構築補助金 | 新型コロナウイルスの影響による事業環境の変化に対応した事業再構築を支援する制度。 |
ものづくり補助金 | サービス開発・試作品開発・生産プロセス改善のための設備投資を支援。 |
小規模事業者持続化補助金 | コロナの影響を受けた事業者の販路開拓や生産性向上を支援。 |
補助金や助成金のなかには、返済が不要なケースもあります。そのため、返済能力に不安を感じる人は補助金や助成金の活用を検討してみましょう。ただし、申請したからといって補助金・助成金を受け取れるとは限りません。条件を満たしたうえで、審査をクリアしなければならないものも多いです。
また一般的に、審査には時間がかかります。具体的なスケジュールは個々の補助金・助成金によりますが、一般的に数週間から数か月かかってしまいます。急いでお金を借りたい人は、審査期間をあらかじめチェックしたうえで申請しましょう。
用途が定められている補助金や助成金のなかには、先に自分で費用を負担してからお金を受け取るタイプもあります。申請する段階で経済的な余裕があまり残されていない場合は、注意が必要です。
クラウドファンディングで資金を調達する
クラウドファンディングとは、インターネットを通じて不特定多数の人々から資金を調達する新しい形の資金調達方法です。「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせたサービスで、新しいアイデアやプロジェクトの資金調達に利用されます。
クラウドファンディングの最大の特徴は、資金調達の可能性が広がることです。ビジネスローンの審査が通らなくても、プロジェクトの内容や熱量によってはお金を集められます。
また多くの支援者が集まれば、希望金額よりも多額のお金を受け取れます。予定していた時期よりも早くお金が集まることもあるため、プロジェクトやアイデアに自信がある人は挑戦してみるのも良いでしょう。
しかし逆に、クラウドファンディングを立ち上げてもお金がまったく集まらないこともあります。注目を集め、多額の資金を集めるのは決して簡単なことではありません。確実にお金を用意したいのであれば、別の方法を選ぶのもひとつの手です。
塚越FP社労士事務所 代表
監修者 塚越一央の一言コメント!
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ビジネスローン以外で資金調達する方法としては、まずファクタリングがあります。会社の売上債権をファクタリング会社に買い取ってもらい、素早くお金を調達する方法です。事業用のクレジットカードを活用したり、補助金や助成金を申請する方法もあります。最近では、クラウドファンディングで調達する方法もあり、選択肢が増えています。
まとめ
残念ながら、必ず借りられるビジネスローンは存在しません。むしろ「必ず借りられる」「審査なし」と謳っているビジネスローン業者は法律に反している可能性があるため、注意が必要です。
ただし、借りやすいビジネスローンは存在します。なるべく確実にお金を借りたいのであれば、ノンバンク系のビジネスローンがおすすめです。
またビジネスローンが利用できない場合でも、いくつかの方法が残されています。ご自身の状況に合わせて、資金を調達する方法を探してみましょう。