「消費者金融で借入しているけど返済がいつ終わるかわからない・・・」
このような不安がある人は非常に多いです。
もしかしたら、あなたもそのひとりかもしれませんね。
そのような事態になってしまうのは、消費者金融の返済の仕組みをしっかり理解していないことが原因です。
理解していないからこそ、本当は上手な返済方法があるのに実行できていないのかもしれません。
そうであればやることはひとつ。
消費者金融の返済の仕組みをしっかり理解し、正しい対策を実行することです。
そうすれば、地道な努力は必要なものの必ず完済できるようになります。
当記事では、消費者金融の返済の仕組みをわかりやすく解説し、どうすれば上手に返済していけるのかまでお伝えしていきます。
カードローンのリボルビング返済とは
はじめに消費者金融のようなカードローンの返済方式について知っておきましょう。
返済方式について知っておくことで、今後の解説がスムーズに理解しやすくなります。
カードローンの返済方式は「リボルビング返済」が基本です。
リボルビング返済とは、毎月の返済額をルールによって固定化する返済方法のことです。
たとえば、利用額が10万円以内であれば月々の返済額は3,000円、利用額が10万円以上、30万円以内なら月々の返済額は6,000円などと、一定のルールによって返済額が固定化されるという特徴があります。
リボルビングの種類
リボルビングにはいくつか種類があります。
消費者金融の場合「残高スライド方式」が基本であり、残高スライド方式とは借入算高によって毎月の返済額が変動するリボルビング返済のことです。
たとえば、大手消費者金融のひとつである「アイフル」は、以下のようになっています。
借入算高 | 毎月の返済額 |
---|---|
1円~100,000円 | 4,000円 |
100,001円~200,000円 | 8,000円 |
200,001円~300,000円 | 11,000円 |
300,001円~400,000円 | 11,000円 |
400,001円~500,000円 | 13,000円 |
※返済方法を「約定日制」に指定した場合
※参照元:アイフル
このように毎月の返済額は借入残高によって決まり、残高が小さければ少額になり、残高が大きければ高額になっていくというのが残高スライド方式です。
ただし、借入額が決められた金額の範囲内であれば、いくら利用しても毎月の返済額は変わらないという特徴があります。
そのほかのリボルビングの種類
残高スライド方式以外ですと、以下のような返済方式もあります。
- 元利定額方式
- 元利定率方式
- 元金定額方式
- 元金定率方式
これらは「元利」・「元金」・「定額」・「定率」の4つを理解するとわかりやすいです。
元利と元金は、次のように返済額に利息(手数料)を含むか否かが違います。
- 元利=返済額に利息を含む
- 元金=返済額に利息を含まない
元利の場合は返済額に利息を含むため、返済額が1万円なら「元金+利息=1万円」という形になります。
元金は返済額に利息を含まないため、返済額が1万円ならそこに利息をプラスして、「1万円+利息=その月の返済額」という形で返済します。
続いて、定額と定率の違いは次のとおりです。
- 定額=返済額が固定化される
- 定率=返済額が借入残高に対する割合で固定化される
定額の場合は返済額が固定であるため、返済額を1万円と決めたらずっと1万円の固定化です。
定率は返済額が借入残高に対する割合で固定となり、借入算高の3.0%が返済額などと決定されます。
元利・元金・定額・定率の4つにはこうした意味があります。
そのため、たとえば「元利定額方式」であれば、元利(返済額に利息が含まれる)と定額(返済額は固定)の組合せとなり、返済額を8,000円と契約したら、毎月8,000円を支払っていくことになるでしょう。
つまり、返済を進めていく上で安定して返済を続けていきたいのであれば、「定額」の返済方法が最適といえます。毎月決まった額を返済することが確定しているため、毎月確保しておくべき金額を把握できることで準備もしやすいでしょう。
クレジットカードのキャッシングとの違い
クレジットカードには「キャッシング枠」があり、消費者金融とおなじように現金を借りられます。
クレカのキャッシングの返済は翌月一括払いが基本であり、返済はカードの引落しと同時になるため、ショッピング枠の利用分と一緒に請求されます。
ただし、クレカのキャッシングでもリボルビング返済を選択できるケースが多いです。
毎月の返済額も消費者金融とほぼおなじで、借入残高が少ないほど少額になり、多いほど高額になります。なお、クレカのキャッシングの金利は大体年17.8%〜年18.0%で設定されており、大手消費者金融と同様の水準です。
会社 | 金利 |
---|---|
アコム | 年3.0%~18.0% |
アイフル | 年3.0%~18.0% |
レイク | 年4.5%~18.0% |
プロミス | 年4.5%~17.8% |
SMBCモビット | 年3.0%~18.0% |
リボルビング返済のメリットとデメリット
リボルビング返済には以下のようなメリットとデメリットがあります。
- メリット
- 返済負担が少なくてすむケースが多い
- 追加で借入しても返済額が変化しにくい
- 毎月の返済額が基本固定なためわかりやすく返済計画が立てやすい
まず、メリットからですが「返済負担が少なくて済む」というのが最大の特徴です。
リボルビング返済の場合、毎月の返済額が少なめに設定されているケースが多く、「毎月の返済額が基本固定」なため、追加で借入しても返済額が変化しにくいというメリットがあります。
また、それによって月々の返済額がわかりやすく、返済計画が立てやすいという利点もあります。
- デメリット
- 返済額が少ないため元金が減りにくい
- いつ完済できるかわかりにくい
- 使いすぎてしまう可能性がある
続いてデメリットは、「元金が減りにくい」という点です。
月々の返済額が少なくて済むという点はデメリットにもなります。
なぜなら、「返済額が少ない=元金の減りが遅くなる」ためです。
それによって返済期間が長引いてしまい、利息が多くなってしまうという欠点があります。
また、「いつ完済できるかわかりにくい」という点もデメリットです。
リボ払いの場合、分割払いのようにあと何回返済するのかという点が表記されていないため、いつ完済できるのかがわかりづらくなっています。
その他に、「使いすぎてしまう」というリスクもあります。
利用しても返済額が変わらないケースが多いため、返済の負担を感じにくく、金銭感覚がマヒしてしまい「気づいたら使いすぎてしまっていた・・・」という危険もあります。
ここまでの解説で、消費者金融の返済方式であるリボルビングについては理解してもらえたでしょう。
そこで次章からは、リボルビング返済で損しないためのコツをお伝えします。
カードローンでの追加返済が効果的な理由
カードローンの返済には「追加返済」が効果的です。
追加返済とは、毎月の返済額(約定返済額)よりも多めに返済することを指します。
「随時返済」や「繰上げ返済」とも呼ばれますね。
先にもお伝えしましたが、カードローンはリボルビング返済であるため、そのままだと返済額が少なくなります。
よって、元金の減りが遅くなり、返済期間が長くなりがちです。
このため、利息を支払う回数が多くなり、利息が大きくなってしまう可能性が高いです。
そこで、有効なのが追加返済となります。
追加返済をすれば毎月の返済額が増えるため、元金の減りが早くなり、返済期間が短縮され利息を軽減できるんですね。
ほとんどのカードローンはATMや銀行から、自由に追加返済ができるようになっています。
そうしたことから、お金に余裕のあるときは積極的に追加返済していくことがおすすめです。
ただし、無理をして返済額を増やしてしまいお金が不足してしまうと、再度借入してしまうという危険があるため、あくまでも余裕をもって返済計画を進めることが大切です。
返済シミュレーションで必ず返済計画を確認
無理のない返済計画を立てるには、「返済シミュレーション」を利用するのがおすすめです。
消費者金融の公式サイトには、返済シミュレーションがあることが多く、利用すればどのような感じで返済していくのかが一目でわかります。
これは返済計画を立てる上で役に立つため、ぜひ利用しましょう。
「プロミス」の返済シミュレーションを使って、返済計画の一例を算出したため参考にしてください。
今回は20万円を金利17.8%で借入するとして、以下の4パターンでシミュレーションしています。
- 約定返済額通りに返済(8,000円)
- 約定返済額通り+2,000円を返済(10,000円)
- 約定返済額通り+5,000円を返済(13,000円)
- 約定返済額通り+10,000円を返済(18,000円)
月々の返済額 | 返済回数 | 利息額 |
---|---|---|
8.000円 | 32回 | 51,743円 |
10,000円 | 24回 | 38,999円 |
13,000円 | 18回 | 28,711円 |
18,000円 | 13回 | 20,185円 |
ご覧のとおり、月々の返済額を増やすほど返済回数を短縮でき、利息を減らせることがわかります。
このように、返済シミュレーションを利用すれば、追加返済がどのくらい有効になるのかを簡単かつスピーディーに確認できます。
そのため、返済シミュレーションを使って無理のない返済計画を立てるようにしてください。
複数借金の場合に返済を楽にするコツ
「複数借金があり返済がキツイ……」という場合、「おまとめローン」や「借換え」という手段があります。
この2つを利用すれば、今ある借金がひとつになるため返済が楽になる可能性があるでしょう。
とくに「上限金利(そのカードローンで設定される一番高い金利)」で返済している場合は、金利を低くすることで利息をおさえられる可能性が高くなります。たとえば、プロミスのおまとめローンを利用する場合、金利は年15.0%まで抑えられます。金利年18.0%で利用している人にとっては、年3.0%も抑えられるため負担額はかなり落とせるでしょう。
仮に3社から180万円分の借入総額があったとします。プロミスでまとめると以下のように返済負担を軽減させられます。
おまとめローン利用前 | プロミスのおまとめローン |
---|---|
|
|
利用前は毎月の返済総額が50,000円でしたが、おまとめローンの利用によって34,000円まで返済額を落とせています。また、金利も3社より低く抑えられているため、最終的な返済額も少なくなるでしょう。
「おまとめローン」と「借換え」の違いを知ろう!
おまとめローンと借換えは利用目的や方法自体がやや異なるため、違いを明確に把握しておきましょう。
まず、おまとめローンは複数の業者からお金を借りている状況を1社にまとめるための専用ローンです。契約すると返済にしか利用できなくなるため、残高の範囲内での追加借入などはできません。本当に返すことだけに専念したい人に最適な方法といえるでしょう。
一方で、借換えはその名の通り他社の借入分を別の業者で借換える(乗り換える)方法です。たとえば、A社の100万円分の借入をB社で借りてA社の返済に充てます。この際、B社の金利がA社より低いと総返済額が減るため、利息負担が抑えられます。また、返済した分は追加での借入もできるため、継続して借入を利用したい人にも最適です。
おまとめローンは借金一本化の専用ローン
おまとめローンとは、他社の借入をひとつにする目的で利用するための目的別ローンです。
おまとめ目的にしか使えないため、借りたあとは返済していくだけですが、消費者金融でも「総量規制」の例外になるという特徴があります。
貸金業者(消費者金融・信販会社・クレジット会社)は、融資申込者に対してほかの貸金業者の借入分と合計して年収の3分の1までしかお金を貸してはいけないという法律。
このため、年収の3分の1以上の借入にも対応しています。
おまとめローンには以下のようなものがあります。
商品名 | 金利 | 限度額 |
---|---|---|
プロミス おまとめローン | 年6.3%~17.8% | 最大300万円 |
アイフル かりかえMAX | 年3.0%~17.5% | 最大800万円 |
アイフル おまとめMAX | 年3.0%~17.5% | 最大800万円 |
おまとめローンは、総量規制に引っかかって増額申請ができない場合や、これ以上借入額を増やしたくないといった人におすすめの方法です。返済しても再度借入してしまって元金が減らないケースなど、自身で上手に返済ができない人に適しているため、返済で悩んでいる人は利用してみてはいかがでしょうか。
借換えは他社で借りて返すだけ
借換えとは、今よりも条件のよい借入先(おもにカードローン)に乗り換えることを指します。
カードローンは資金使途が自由なため他社の返済に使ってもOKです。
この特徴を利用して、条件のよい他社で借入して、今ある借金を返済してしまおうというものが借換えです。
つまり、借換えは単に他社でお金を借りて借金返済に充てるだけにしか過ぎません。
よって、消費者金融で借換えすると総量規制の対象になり、年収の3分の1までしか借入できません。
また、年収の3分の1というのはほかの貸金業者の借入をすべて含めてになるため、借金の額によってはすべておまとめできないケースもあります。
ただし、おまとめローンとは異なり、限度額が残っていれば追加借入が可能です。
つまり、借換えは「返済負担を減らしたいが、借入は継続して行いたい」といった人におすすめといえます。ある程度の返済管理ができる中で、少しでも負担を抑えたい人に適しており、上手に返済できずに現状苦しくなってしまっている人はおまとめローンのほうがおすすめです。
100万円以上の借入に成功すれば金利は必ず15.0%以下になる
お金を借りる際、限度額100万円以上なら金利は必ず年15.0%以下になります。
それは消費者金融や銀行カードローン、フリーローンなどそのほかのローンでも変わりはありません。
その理由は「利息制限法」によって、借入額ごとの上限金利が次のように決まっているからです。
借入額 | 利息制限法の上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年20.0%以下 |
100万円未満 | 年18.0%以下 |
100万円以上 | 年15.0%以下 |
上記のように、借入額ごとの上限金利が法律によって決まっているため、この金利以上で融資をすることは罰則の対象になります。
そのため、限度額100万円以上なら金利は必ず15.0%以下になるのです。
おまとめをする場合、借入額が100万円以上になるケースも珍しくありません。
よって、借金を他社でひとつにすれば、今より金利が下がり、利息を軽減できる可能性があります。
おまとめすることのメリットとデメリット
おまとめには当然、メリットとデメリットがあります。
それを知っておかなければ、「思っていたのと違った……」と後悔してしまうケースもあるため、メリットとデメリットをしっかり把握しておきましょう。
おまとめのメリット
- メリット
- 利息を軽減できる可能性がある
- 毎月の返済額が減る可能性がある
- 複数ある借金がひとつになるため管理が楽になる
現在よりも金利が下がった場合、利息を減らせる可能性があります。
そうした場合、総返済額を少なくできるだけでなく、返済期間も短縮できるケースもあります。
毎月の返済額を減らすことも可能です。
基本的に複数社で返済するよりも、1社で返済したほうが毎月の返済額は少なく済むケースが多いからです。
借金の管理が楽になるというメリットもあります。
複数社で借入していると会社ごとに返済額が異なりますし、返済日もバラバラになりがちです。
しかし、おまとめすればそれらが統一され管理が楽になります。
おまとめのデリット
- デメリット
- 審査が厳しい
- 逆に利息が増えてしまうケースもある
- また借金をしてしまう可能性がある
おまとめの審査は厳しくなりがちです。
その理由は借入額が大きくなるケースが多いからです。
おまとめの場合、複数社の借金をひとつにする目的ですることがほとんどなため、借入額が大きくなることが多く、審査のハードルも高くなってしまうのです。
逆に利息が増えてしまうケースもあるため注意です。
金利が下がったとしても毎月の返済額によっては、返済期間が長くなってしまい利息を支払う回数が増えることがあります。
そうした場合、利息がかえって増えてしまうケースもあるのです。
また、新たな借金を誘発するという危険もあります。
おまとめすれば、今ある他社の借金を完済することが可能です。
そうすれば、完済した会社の限度額は復活するため、また借入ができてしまうためです。
借金返済のためにできる節約
借金を効率良く返済していくためには、毎月の返済額を多くする必要があります。
とはいえ、「毎月ギリギリでそんな余裕はない……」という人も多いでしょう。
そのために重要なのが今ある支出を見直すことです。
わずか1,000円でも異なれば返済回数も変わってくるため、節約して返済に充てることは効率よく返済を進めるためのコツといえます。重ねての解説ではありますが、20万円を金利17.8%で借入するとして、返済額が異なると以下のようになります。
月々の返済額 | 返済回数 | 利息額 |
---|---|---|
8.000円 | 32回 | 51,743円 |
10,000円 | 24回 | 38,999円 |
13,000円 | 18回 | 28,711円 |
18,000円 | 13回 | 20,185円 |
仮に現時点で毎月8,000円の返済を続けている人が、追加で10,000円の返済ができるとしたら、それだけで約19回の返済回数削減となります。もちろん、利息負担額も減少するため、節約できた額を返済に充てられれば、得られるメリットは大きいです。
格安SIMにする
スマートフォンを「格安SIM」にすれば、大きく通信料を減らせる可能性が高いです。
格安SIMとは、「SIMカード」を使ったインターネット通話サービスのことです。
SIMカードは、スマートフォンやタブレットなどの中に入っている「ICカード」です。スマホで電話やネットを利用するには、このSIMカードが必要になります。
通常、電話をするにはアンテナや基地局などの通信設備が必要です。
このため、docomo、au、SoftBankなどの大手キャリアは自費でそれらを設置しています。
そうしたことから、そのコストが通信料に加算されてしまうのです。
それに対して、格安SIMの場合、大手通信キャリアに通信回線を借りています。
このため、通信設備関連のコストが大幅に抑えられ、通信料も安く提供できるという仕組みになっているのです。
大手通信キャリアの場合、月々の携帯料金は平均7,000円~8,000円ほどですが、格安SIMであれば月々2,000~2,500円ほどになります。
家賃の低いところに引っ越す
家賃の低いところに引っ越すというのもひとつの方法になります。
毎月の出費でトップクラスに大きいのが家賃です。
このため、家賃を少しでも抑えられればその分を返済にまわせるでしょう。
安い物件を探すなら、インターネットの「住宅情報サイト」を利用するのがおすすめです。
家賃や場所など、細かい条件を指定して好みの物件を検索できます。
生命保険の見直し
生命保険の見直しを考えてみるのも有効です。
以下のような項目をチェックしてみれば、今の保険料を安くできる可能性があります。
- 今とおなじ保障でさらに安いプランがないか
- 不必要な保証がないか
- 毎月の保険料は現在の収入に見合っているか
このような点を現在の担当者や、インターネットの「保険相談サイト」の無料相談を利用するなどして、保険を見直してみましょう。
借金返済のための節約アプリ
スマホアプリの中には、借金返済に役立つ便利な「節約アプリ」があります。
そうしたアプリを利用すれば、お金の管理をスマートにおこなえ、借金返済に使えるお金を作りやすくなります。
そこでこの章では、そうした節約アプリの中で特におすすめなものを紹介していきますね。
借金返済計画・リボ払い計算
「借金返済計画・リボ払い計算」は無料のアプリです。
定額リボルビング払いの計算機であり、金利などの計算条件を複数保存できるため、いくつからの返済計画と比較しながらシミュレーションが可能です。
また、月ごとの借入金残高の返済推移を表示することもできます。
finbee(フィンビー)
「finbee(フィンビー)」は無料で利用できる自動貯金アプリです。
日本初の銀行口座と連動した自動貯金サービスアプリと有名で、事前に指定した条件を満たすことで自動的に口座にお金が入金されます。
たとえば、カード決済時に端数がでる、毎日の歩数やよく行く場所に近づく、などといった条件を満たすと自動で貯金がされるんですね。
フィンビーと連携可能な金融機関は、2024年11月25日時点ですと次のとおりです。(順次追加予定)
- 住信SBIネット銀行
- みずほ銀行
- 千葉銀行
- 北洋銀行
- 第四北越銀行
- 伊予銀行
- 百五銀行
- 中国銀行
- 東邦銀行
- 武蔵野銀行
- 富山第一銀行※
- ゆうちょ銀行
※2025年3月7日に「富山第一銀行」との連携が終了いたします
プリカに しらたま
プリカにしらたまは、おつり貯金が可能な無料のアプリです。
クレディセゾンのクレジットカード決済によって発生したおつりが自動でチャージされていき、チャージ額が2,000円を超えると「しらたまプリカ」に変換できます。
仕組みとして、事前に支払単位を「100円・500円・1,000円」から事前設定し、端数がおつりとしてチャージされることになります。
たとえば、350円の買物をした場合は次のようになります。
支払い単位 | 支払い額 | チャージされるおつり |
---|---|---|
100円 | 400円 | 50円 |
500円 | 500円 | 150円 |
1,000円 | 1,000円 | 650円 |
このように、買物時に発生する端数がおつりとしてアプリに自動でチャージされていきます。
チャージしたお金はしらたまプリカとして、Visa加盟店で利用できるため買物代の節約になります。
家計簿マネーフォワード
「家計簿マネーフォワード」は あなたのお金に関する情報をまとめてくれる基本無料(一部有料サービスあり)のアプリです。
銀行・クレジットカード・電子マネー・ポイントに対応可能で、それらを連携させておけば利用時に自動でアプリに記録してくれます。
また、家計簿を自動で作成してくれるという点も魅力的です。
そのため、アプリを見れば何をいつどれくらい使ったのかといった情報が、簡単に確認できるようになるというメリットがあります。
このように、あなたのお金の流れを見える化できるのが家計簿マネーフォワードです。
Zaim(ザイム)
「Zaim(ザイム)」は基本無料(一部有料サービスあり)の家計簿アプリです。
その最大の特長は「レシート撮影機能」です。
スマホのカメラでレシート撮影するだけで品目や金額を読み取り、家計簿に記載してくれます。
よって、家計簿の記録が楽になるメリットがあります。
また、銀行やカードとも連携でき、利用時に支出や収入を自動で家計簿に記録可能です。
その他に、Amazonの注文履歴を取り込めるという利点もあります。
家計簿も円グラフや棒グラフなどさまざまな分析ができるため、つけるだけではなく見直してお金の流れを改善するのに役立ちます。
各種ポイントアプリ(サイト)を活用する
ポイントを貯める取り組み(ポイ活)をすれば、そのポイントで必要なものを購入して節約が可能です。ポイ活ができるアプリは比較的多いですが、手間なく簡単にポイントを貯めるとすればPayPayや楽天サービスの利用が効率的でしょう。
たとえば、PayPayはヨドバシなどの大型電気店やコンビニなど幅広い範囲で利用可能です。日常的に「ポイントを貯める→ポイントを利用する」を繰り返せば、少しずつですが節約ができるため、その分だけ返済に充てやすいです。
仮に「毎月数百円のポイント利用だけでは返済に充てにくい」といった人は、1,000円分貯めた段階で買物に利用して、浮いた分を返済に充てるのもよいでしょう。
ほかにも、楽天サービスを利用する場合はクレジットカードで家の支払いを済ませれば、利用料に合わせてポイントを獲得できます。楽天ペイと連携させればマクドナルドなど外食時にも利用できるため、PayPayと同様にポイントを有効活用できます。
借金が返済できない場合の対処方法
返済に困っている人のなかには、これまでに解説した節約方法などを活用しても返済がうまくいかない人もいらっしゃるかと思います。その場合は、以下3つの対処法を検討しましょう。
【借金が返済できない場合の対処方法】
- 消費者金融に連絡する
- 債務整理の検討
- 親族や知人に助けてもらう
これらの手段はあくまでも最終的な手段として知っておくべきです。消費者金融に連絡する方法は比較的問題が発生しにくいですが、それ以外の債務整理と親族や知人を当てにする方法は、場合によっては社会的、人間的信頼を失うリスクがあります。
消費者金融に連絡する
支払いが困難になった場合は、まず消費者金融に連絡してみましょう。支払いが難しいことを相談すれば、返済額や返済方法などの変更に応じてくれる可能性があります。
たとえば、必ず返済しなければいけない「最低入金額」の提示や入金可能日の延長、分割払いの提案などが考えられます。どれを提案されるかは状況次第になるため、現時点でいくらなら返済できるのかなど、情報をまとめた上で相談しましょう。
また、相談する際は返済する意思があることを必ず示してください。横柄な態度で臨めば、相手も人であるため適切な対処法を教えてくれないかもしれませんし、自身にとってメリットがありません。
なお、消費者金融に相談をした結果、なにかしらの対処法が実施されると優良顧客に認定される可能性が低くなる点には注意しなければいけません。優良顧客になれなければ増額などの申請も難しくなるため、その業者を利用してさらに多くの額を借入するのも難しいでしょう。
債務整理の検討
債務整理とは、借金の返済が困難になった際に、法律に基づいた手続きによって借金の負担軽減や、返済方法の見直しをする手段の総称です。債務整理には以下の3種類があり、利用方法によってはブラックリストに記録が残り続ける期間が長くなります。
任意整理 | 弁護士や司法書士が債権者と交渉し、将来の利息のカットや、返済期間の延長をして、無理なく返済できる計画を立ててくれる方法。 |
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個人再生 | 裁判所を通して借金を大幅に減額し、原則3年で分割返済していく手続き。住宅ローンを抱えている場合でも、住宅を手放さずに手続きを進められる場合がある。 |
自己破産 | 裁判所を通して借金をゼロにする手続き。一定の財産は処分され、職業制限などのデメリットが伴う。 |
債務整理は自身で判断して実行できるような制度ではありません。法律が関係してくるだけでなく、社会的信用にも影響を与えるため、専門家に相談した上で適切に進めることが大切です。主に弁護士に相談するケースが多いため、困った際はまず無料相談などを通して自身の状況を伝えてみましょう。
親族や知人に助けてもらう
金額にもよりますが、大きな額ではない場合、親族や知人に相談して助けてもらうのも一つです。助けてもらえれば借りた分に対する利息も発生しないため、負担を抑えて消費者金融の返済に充てられます。また、関係性によっては返済を待ってもらえるなどのメリットもあるでしょう。
負担を最小限に抑えつつお金を工面できる方法ではありますが、発生するリスクも大きいため最終手段として考えておくことを推奨します。金の切れ目が縁の切れ目というように、お金でトラブルになってしまえばその後の関係性にヒビが入ってしまうこともあるでしょう。
大切な人との関係性を維持するためにも、身内といえども礼儀をもって助けてもらえないかを相談してみてください。
まとめ
消費者金融のようなカードローンの返済方式は「リボルビング返済」が基本です。
リボルビング返済の場合、毎月の返済額が少額になるケースが多いため、そのまま返済していると返済期間が長くなり、利息が大きくなりがちです。
よって、上手に返済するコツは「追加返済」をすることといえます。
追加返済をすれば、元金の減りが早くなるため返済期間を短縮でき、利息を軽減することが可能になります。
幸い消費者金融では追加返済が自由にできるケースがほとんどです。
そうしたことから、お金に余裕のあるときは積極的に返済額を増やすのがおすすめです。
毎月1,000円増やすだけでも、総返済額が随分違ってきますよ。
そのためには、今回紹介した節約方法やアプリを利用して、今ある支出を見直しながら、返済に使えるお金を増やすことが重要となります。