ざっくり言うと…
- 消費者金融を利用する際の利用限度額は、法律や審査によって決められます。
- 消費者金融などの貸金業者は総量規制の影響を受けますが、銀行カードローンは総量規制の対象外です。
- 利用限度額は、返済の実績を積むことや、所得証明書を提出して交渉することで、増額できる場合があります。
消費者金融のキャッシングやカードローンで「最大500万円融資可能」と書かれていたら、「私も500万円借りられるの?」と思いませんか。
しかし、誰でも最大融資額を融資してもらえるかと思ったら大間違いです。
利用限度額は各個人の収入といった属性情報や現在、過去の借入状況などの信用情報に応じて審査されるのです。
いくら沢山のお金を借りたくても、金融機関が審査によって決めた利用限度額以上は借りることはできません。
「では利用限度額ってどうやって決めるの?一度決められたら増えないの?」
そんな疑問がわいてきますよね。
そこで、消費者金融のキャッシング・カードローンの利用限度額の決め方や、利用限度額の増額・減額、利用限度額によって異なる金利、についてご説明します。
消費者金融のキャッシング・カードローン利用限度額の決め方とは
キャッシングやカードローンを利用する際に気になることの一つに利用限度額があります。
自分は一体いくらまでお金を借りることができるのか、は大きな関心事です。
利用限度額は法律と金融機関の審査によって決められます。
各消費者金融の借入利率と利用限度額
主な消費者金融の借入利率と利用限度額はこちらです。
サービス | 借入利率 | 利用限度額 |
---|---|---|
プロミス | 年4.5%~17.8% | 最大500万円※1 |
アコム | 年3.0%~18.0% | 最大800万円 |
アイフル | 年3.0%~18.0% | 最大800万円 |
SMBCモビット | 年3.0%~18.0% | 最大800万円 |
※記載されている借入利率はすべて実質年率です。
※1.新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。
総量規制による利用限度額の決定
総量規制とは、消費者金融などの貸金業者に対する「年収の3分の1以上は貸し出してはいけない」という規制です。
だから、消費者金融でキャッシングする時は、最大でも年収の3分の1までしか借りることができません。
これは各消費者金融や信販会社での借入の合計額です。
クレジットカードでのキャッシングの利用額も対象になります。
年収300万円の人が、A社で50万円をすでに借りている場合、B社からは50万円までしか借りることができません。
一方、銀行カードローンは、この総量規制の対象外となり、年収の3分の1までという制限はありません。
審査による利用限度額の決定
次に利用限度額は、各金融機関における審査によります。
審査とは、申込時に申告した、氏名、生年月日、他社からの借入金額、過去の返済履歴、職業、勤務形態、勤務先の従業員数、勤続年数、年収、持ち家の有無、居住年数、同居人の有無といった情報を元に、「この人はお金を返してくれるだろうか、いくらまで返済できるだろうか」と、金融機関が判断することです。
それぞれの会社に社内規定があります。
一般的には年収が高く、勤続年数が高い正社員で、他社からの借入がない、と言う人の方が利用限度額が高くなり、非正規労働者や勤続年数が少ない、すでに借入がある、という人はキャッシングできる利用限度額が低くなってしまいます。
消費者金融のキャッシング・カードローン利用限度額の増額、減額とは?
一度決められた利用限度額は利用状況に応じて増額してもらえることもあれば減額されてしまうこともあります。
利用限度額が増額される場合
毎月コツコツと返済をし、たまに借入もする、という金融機関にとっての「上客」になれば、初回の借入から半年から1年ほどで、金融機関から増額の提案があります。
「利用限度額を増額しました」という通知が届いてそのことを知る、という人も少なくありません。
もし、増額の提案がなかったとしても利用開始後、遅延もなく真面目に返済しているのであれば、利用者から申請することができます。
電話による申請以外にも、増額申請用のインターネットフォームによる申請を可能としている便利な業者もあります。
その際には所得証明書を提出し、自身の年収などの属性情報を明らかにすることで、増額の申請を通せる場合もあります。
いずれにしても、消費者金融1社で50万円を超える契約をする場合には所得証明書の提出が必要となります。
利用限度額が減額される場合
各金融機関が「この人はこのまま上限までキャッシングしたら返済できなくなる」と判断すると、利用限度額が減らされることがあります。
具体的には、何度も返済日に遅れる、督促しても支払わない、と言ったことが続く人です。
1度程度では減額されませんが、度が過ぎるとキャッシング可能な利用限度額が減額されてしまいますので、注意しましょう。
消費者金融のキャッシング・カードローン利用限度額によって利息が違う場合もある
利用する消費者金融によって、金利の決め方は大きく分けて2通りあります。
- 初回に決めた利用限度額によって金利が固定される
- 借入額によって金利が変わる
前者の初回に決めた利用限度額によって金利が固定される、と言うのは銀行系によくあるのですが、「利用限度額500万円、1万円でも10万円でも金利は5.0%」という決め方です。
この場合利用限度額が高ければ高いほど、少額のキャッシングしても金利が低くなりますのでお得です。
ただし、正社員で年収300万円以上、といった契約条件が付いていることが多いのが難点です。
それに対し借入額によって金利が変わるのは消費者金融に多くみられます。
一般的には100万円未満は18.0%、100万円以上は年15.0%です。
消費者金融の場合キャッシングできる利用限度額は多くなく、金利も銀行に比べれば高めですが、利用可能な条件が広いので、比較的利用しやすくなっています。
まとめ
消費者金融のキャッシングのパンフレットやホームページに書かれている最大融資額=自分の利用限度額とはならないので注意が必要です。
しかし、最初に決められた利用限度額は、自分の日頃の返済や借入の状況によって増額することができます。
将来、もう少しお金が必要になる、という人はコツコツと真面目に返済しましょう。
逆に、返済を怠ると利用限度額が減らされてしまうこともありますのでお気を付けくださいませ。
おすすめポイント
- 金利が年17.8%でほかの消費者金融より低め!
- 初回借入れの翌日から30日間は利息0円!
- カードレスで借入も返済もできる!
※融資時間:申込みの時間帯や利用する銀行によって、振込までの時間が異なる場合あり。
※無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。
※18歳、19歳の方の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申込できません。