
中小消費者金融のなかでもアローは、全国からネット申し込み可能で、最短45分審査の即日融資にも対応しています。
「セントラル」「ユニーファイナンス」などと並び、真っ先に名前が出てくる中小消費者金融のひとつです。
即日融資対応の中小消費者金融「アロー」に関心を持たれた方なら
- アローで今日、明日中に融資を受けられるか知りたい
- アローの審査は大手消費者金融よりも甘いのか教えてほしい
- 信用情報がブラック状態でも融資してもらえる可能性があるのか確認したい
といったことを思われるのではないでしょうか。
こちらの記事では、アローで即日融資を受けるための条件や、最速の審査手順についてわかりやすく解説していきます。
ぜひ参考にしてください。
最短45分のスピード審査!中小消費者金融アローとは?
大手消費者金融では、基本的に5社全てが即日融資に対応しています。
これに対して中小消費者金融では必ずしも即日融資に対応しているというわけではありません。
業者によっては全く即日融資には非対応ということもあるので、即日融資を希望する場合には、あらかじめきちんと対応可能か否かを確認しておく必要があるのです。
アローは「最短45分審査」を明示していますので、一応形式上は即日融資も対応可能に見えます。
「一応」とお断りが入る理由も含めて、次の項目でわかりやすく解説していきましょう。
他社の消費者金融とアローの即日融資の違いとは
最初に主要な中小消費者金融と、大手消費者金融の「即日融資の利用条件」と「即日融資可能度」を一覧表で確認しておきましょう。
急ぎの方は「即日融資可能度」の★が多い業者を選択することで、素早くあなたにピッタリの業者を見つけることが出来ますよ。
※即日融資可能度は、FPが独自の視点により即日融資の利用可能性を検証して採点しています
多少時間の余裕がある方は、「即日融資の利用条件」と、後に続く解説もあわせてチェックしてみてください。
中小消費者金融
業者名 | 即日融資の利用条件 | 即日融資可能度 |
---|---|---|
アロー | ・事前相談のうえ平日可能な限り早い時間に申込~契約手続きを完了 ※公式サイトには即日融資の利用条件の記載なし(最短45分審査の記載はあり) |
★☆☆☆☆☆☆ |
セントラル | ・振込キャッシングは平日14時までに申込受付完了 ・自動契約機(全国16店舗)は営業時間内(店舗ごとに営業時間は異なる)に契約手続き完了(土日対応可) ※公式サイトに即日融資の利用条件の記載あり |
★★★★☆☆☆ |
フクホー | ・15時までに契約を完了している必要アリ ※公式サイトには「即日融資も可能」と記載あり |
★★★☆☆☆☆ |
大手消費者金融
業者名 | 即日融資の利用条件 | 即日融資可能度 |
---|---|---|
アコム | ・土日祝含め20時ごろまでには自動契約機へ来店し、ローンカードを発行する ※公式サイトに最短20分※審査の記載あり |
★★★★★★☆ |
プロミス | ・土日祝含め20時ごろまでには自動契約機へ来店し、ローンカードを発行する ・24時間振込に対応の金融機関への振込の場合は、ネットで21時までに契約手続きを完了する ※公式サイトに最短3分※融資の記載あり |
★★★★★★★ |
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
※自動契約機により営業時間が異なります。
結論から先に言ってしまうとアローで即日融資を利用するのはかなりハードルが高いということになります。
即日融資に強いのは、圧倒的に大手消費者金融です。
大手消費者金融は巨大な審査センターを持ち、コンピューターによる自動審査を駆使して最短20分という驚速の審査スピードを実現しています。
これに対しアローを含む中小消費者金融は、基本的に審査担当者の「手審査」がメインです。
審査が空いていれば、大手に近いようなスピード審査が可能な場合もありますが、他の審査が重なるなどの事情があると審査時間は一気に伸びてしまうのです。
即日融資の利用条件は最低必要条件を示しており、必ずしも即日融資が約束されているわけではないことに注意しましょう。
アローの実際の審査スピード
大手消費者金融は5社とも「最短30分審査」を明示しており、実際には20分以内に審査が終わってしまうこともあるほどです。
もちろん数時間程度の審査時間が要することもありますが、夕方以降の申込でない限りは当日中に審査結果が出ることが大半となっています。
これに対し中小消費者金融の「最短審査時間」は「本当に最短のケース」と言って良いでしょう。
アローでは公式サイトで最短45分審査を明示していますが、実際に45分で終わることは期待しないほうが良いです。
当日中に審査結果が出れば良い方で、数日以上審査に時間がかかることも珍しくないのです。
アローで即日融資を希望する場合は、申込前に「即日融資が可能か」をしっかり事前確認しておくことが必要です。
即日融資はゆずれないならアロー以外を検討
アローは最短45分審査と明記しているので、簡単に即日融資が利用できそうに感じてしまうかもしれません。
しかし実際には45分で審査完了することは少なく、即日融資を利用するのはむしろ難しいのです。
前述したとおり、即日融資に圧倒的に強いのは大手消費者金融カードローンです。
利用経験のない大手消費者金融カードローンが残っているのであれば、まずは大手消費者金融カードローンを優先して申込してみるべきでしょう。
SMBCモビットなどでは申込完了後10秒程度で事前審査結果も出るので、大きく時間をロスするということもありません。
大手消費者金融カードローンが残っていないなら、中小消費者金融カードローンでは比較的即日融資に強い「セントラル」などを検討するようにしてみてください。
▼当日キャッシングについて詳しくはこちらの記事をチェック
アローの審査通過できる人の特徴
アローを含む中小消費者金融の存在意義は「人の手による丁寧な審査」にあると言っても過言ではありません。
大量の申込が集まる大手消費者金融は1件1件の審査に時間を掛けることができないのです。
そのため大手消費者金融はコンピューターによる「自動スコアリング」を利用して、ほとんど自動的に審査を行っています。
これに対して中小消費者金融は、大手の自動審査でざっくりと落とされてしまった中から、丁寧な手審査で融資の可能性を探ってくれるわけなのです。
丁寧に審査をしてもらえる分、時間がかかるのは仕方がない面があります。
アローの審査は「過去」よりも「現在」を重視する傾向
大手消費者金融で「過去に返済トラブルがあった人」が審査通過するのは、なかなか難しくなっています。
絶対に審査通過が無理というわけではありませんが、自動スコアリングによる大幅なマイナス採点は避けられません。
アローの審査でも、過去の返済トラブルがチェックされないわけではありません。
しかし申込した時点で返済トラブルが解消され「現状の返済能力」に問題がなければ、審査通過となる可能性は出てきます。
審査通過できる人は、ずばりこんな人
アローの審査に無事通過できる人は、以下のような5つの特徴があります。
- 借入申込額が総量規制の範囲内に収まっている
- 現状で他社の延滞がない
- アローに借入を申込む理由がはっきりとしている
- 真面目で誠実な人柄で、きちんとした受け答えができる
- 年齢が若すぎない(30~40代がベター)
以上のうちの1と2については、どの消費者金融業者でも絶対条件と言って良いでしょう。
そしてアローの審査では3と4についてもかなり重視されるポイントとなります。
カードローンは原則として使いみちが自由であるため、借入理由をあまり意識しない方も多いかもしれません。
実際に大手消費者金融の審査では、借入理由を突っ込んで聞かれることは稀です。
しかしアローの審査では、なぜ借入をするのかを口頭で聞かれる可能性が高くなります。
どのような理由でお金が不足して、どのくらいの期間で返済するつもりであるのかをしっかり説明できるようにしておくと安心です。
なおアローが中小零細業者ということで、横柄な態度を見せてしまうのも良くありません。
担当者も一人の人間ですから「誠実さが感じられない人」よりは「真面目な人」に融資したくなるのは当然と言えるでしょう。
次の項目では続けて「アロー」の利用条件をチェックしていきます。
アローに申込む前に「年齢」「総量規制」「健康保険」「勤続年数」をチェック
アローの公式サイトでは、申込条件を細かく規定しています。
せっかく申込手続きをしても、条件に合っていなければ審査に進むこともできません。
あらかじめチェックしておくことで、安心して手続きを進められるようになります。
万が一条件に会わない方はアロー以外の「次の手段」へと素早く切り替えるようにしましょう。
アローの公式サイトには以下の利用条件が明示されています。
以下に1つでもあてはまる方は利用不可です。
- 年齢24歳以下及び66歳以上の方はご契約出来ません。
- 貸金業者からの借入れが既に年収の3分の1を超えている方は申込み出来ません。
- 健康保険未加入の方はご契約出来ません。
- 勤続1年未満(11ヵ月以下)の方はご契約出来ません。
- 現在、他社のご返済が遅れている方はご契約出来ません。
- 自営業者の方で確定申告等年収証明が提出できない方はご契約出来ません。
以上のうち24歳以下は契約不可となっているのは、消費者金融のなかではめずらしいので注意が必要です。
20歳~24歳を最初からお断りしているのは、若年層に厳しい審査姿勢で臨んでいる意思が強く感じられます。
また勤続期間1年以上を絶対条件としているのも、中小消費者金融としてはあまり見かけません。
勤続期間を重視していることが鮮明であるため、反対に勤続期間が長ければ高い評価を受ける可能性が大きくなるでしょう。
このようにアローは利用条件が厳しめに設定されていますが、上記条件をクリアできるのであればチャレンジしてみる価値は十分にあります。
なお「審査に通りにくい属性の人」を最初からお断りしているのは、利用者にとってはむしろ「親切」と捉えることもできるでしょう。
しっかりと条件を明示してくれることで、審査落ちで時間を無駄に消耗するリスクを少なくできるのです。
アローで即日融資を受けるための最速審査の流れ
こちらではアローで最速で融資を受けるための流れを解説していきます。
必ずしも即日融資を受けられるわけではありませんが、可能な限り早いタイミングで融資を受けるためのポイントをつかむことができます。
なおアローでは「ネット」「FAX」「郵送」の3つの申込方法が利用できますが、「ネット」での申込が公式サイトでも推奨されています。
手順 | ワンポイント解説 |
---|---|
申込 | アローのトップページの「今すぐお申込み」ボタンから申込み手続きへ進みます。即日融資を希望する場合には、必ず申込前に052-353-9900へ電話の上、「即日融資を希望」の旨を相談するようにしてください。(※即日融資はその場で断られる可能性もあります) |
審査 | 最短で45分審査です(※数日以上かかることも多いです) 電話によるヒアリング(資金使途、就業状況、他社借入、資産等)、在籍確認、必要書類の提出(本人確認書類・収入証明書類を専用フォームから送信)が審査に並行して実施されます |
契約 | 審査結果が「携帯」「自宅」「勤務先」「メール」のいずれか希望する連絡先&時間帯に連絡されます。正式契約は書面で取り交わすことになりますが、急ぎの場合は相談により先行して融資してもらえる場合もあります |
借入 | 希望の金融機関へ振込で融資が実施されます。なお休日や夕方以降など、振込可能時間外の場合は翌営業日以降の振込です。 |
アローの審査に必要な書類一覧
アローの審査を受けるためには、「本人確認書類」と「収入を証明できる書類」の提出が必須です。
審査に有効な書類は以下の通りなので、あらかじめチェックしておいてください。
本人確認書類(下記のいずれか1点以上)
- 運転免許証
- 健康保険証※
※保険者番号、被保険者記号・番号、通院歴、臓器提供意思確認欄に記載がある場合はマスキングしてお送りください。
収入を証明できる書類(下記のいずれか1点以上)
- 源泉徴収票
- 確定申告書
- 給与明細書(直近2カ月分以上)
※本人確認書類の住所が申込住所と異なる場合は現住所が記載された書類も必要
アローの返済方法
アローの返済方法は公式サイトには一切案内がありませんが、アローの指定する銀行口座への振込返済が原則となっています。
アローでは口座振替の返済は利用できませんし、ATMでの返済にも非対応です。
不便に感じてしまうかもしれませんが、その不便さを「早期に完済したい」というエネルギーに転換するのが良いかもしれません。
ちなみに毎月の返済日については契約時に相談の上、好きな日を選ぶことができます。
信用情報に難アリ…アローの即日融資は利用可能?
アローの利用を検討している方の中には、信用情報に問題を抱えているかたもいらっしゃることでしょう。
信用情報に問題があれば銀行カードローンは即NG、大手消費者金融もなかなか厳しいのが実情です。
そのような中で、アローでは信用情報に難があっても即日融資が利用可能であるのか、わかりやすく解説していきます。
極端に審査が甘い正規の金融業者はない
アローは正規の金融業者であり、審査が極端に甘いということは全くありません。
実際にアローの審査に落ちてしまう方は多く、審査の通過率としては大手消費者金融を大幅に下回るとも言われるほどです。
ただしこれは単純に「大手より審査が厳しい」ということを示すわけではありません。
アローに申込する人の大半が大手消費者金融の審査落ちの経験者で占めることが、アローの審査通過率が低い大きな理由となっています。
わかりやすく言いかえるならば、アローの審査は大手消費者金融の敗者復活戦と表現することもできるでしょう。
信用情報に難がある場合は慎重審査で時間がかかる
アローの審査時間は最短45分となっていますが、これは信用情報や属性情報に全く問題がない人に限られると見るべきです。
アローでは信用情報に難ありだと即審査NGと決まってはいませんが、それでもグレー状態にある人の審査には、じっくりと時間を掛けた慎重審査が必要となります。
つまり信用情報に難があっても「審査通過可能性」はあるものの、即日融資となると極めて難しいと考えておくべきです。
いかにもアローなら即日融資が簡単に利用できるかのように案内しているネット情報も散見されますが、現実は数日以上待たされた上に審査落ちとなることも少なくありません。
あまり過剰な期待はせずに、次の作戦を考えておくくらいがちょうど良いでしょう。
アローで申込NG・審査落ちとなった場合の対処法
アローの審査は大手よりも柔軟であるのは間違いありませんが、それでも実際に審査通過するのは簡単なわけではありません。
アローの審査に落ちたからと言って、絶望してしまうのにはまだ早いと言えるでしょう。
アローを含めて中小消費者金融の審査は、先にも説明したとおり「担当者の手審査」がメインとなっています。
そのためベテラン担当者の長年の経験と勘が頼りということも少なくありません。
そのため審査の相性によって結果が大きく左右されがちであるとも言えるのです。
さらに言えば、中小消費者金融では営業目標達成具合によって、審査のサジ加減が大きく変化することも十分にありえる話です。
契約が欲しい場面では多少の無理も通り、目標達成済みなら通常の審査と言ったイメージとなります。
こればかりは貸金業者の内部事情になるので、外部からくわしく知ることはできませんが。
そのようなわけでアローの審査に落ちてしまった場合には落ち込まずに、「セントラル」や「フクホー」などの他社へ申込してみるのが良いでしょう。
中小消費者金融の世界ではA社でNGでもB社ではすんなり審査OKということが普通に起こるものなのです。
ただし最後に1点、注意していただきたいのが、決して「闇金」には手を出さないということです。
闇金を利用するつもりがなくても、気持ちが焦っていると闇金のワナに掛かってしまいがちなので注意してください。
アローに関するQ&A
こちらではアローでよくある疑問点をQ&A形式でまとめました。
ぜひ参考にしてみてください。
- アローの追加融資はいつから可能か?
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アローの契約は極度方式のため契約上は利用限度額の範囲内であれば、繰り返し追加借入は可能となっています。
ただし契約と実務は別物で、アローがNOと言えば追加融資を受けることはできないのです。
大手消費者金融のように、ローンカードでいつでも借入できるといった気軽さは期待できません。
基本的にローンカードが発行されないアローのような消費者金融は、カードローンというよりも返済専用のフリーローンと思っていたほうが無難です。
少なくとも半年程度は返済実績を積まないと、あっさり追加融資を断られてしまう可能性があります。
- アローにはおまとめローンはある?
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アローでは「貸金業法に基づく借換ローン」を用意しています。
融資額は最高200万円まで、貸付利率は15.00%~19.94%(実質年率)です。
元利均等返済で2~180回(最長15年以内)の返済を相談の上決定します。
「返済額や利息の軽減」により借り手が一方的にメリットを得られる場合には、総量規制を超える借入額となる場合でも審査は可能です。
- アローでは増額可能?その際は再審査がある?
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アローの限度額増額・再利用については、公式サイトの専用フォームから申込み可能です。
増額の際には再審査が行われることになりますが、当然ながら新規申込時よりも厳しい審査となることを覚悟する必要があります。
中小消費者金融は1人に対して多額の融資をするのは、リスクの面からあまり積極的ではありません。
アローでも同様ですから、あまり過剰な期待はしないほうが良いでしょう。
ちなみにアローの追加融資の申込条件は新規申込時と変わりありません。
▼即日融資可能な大手・中小消費者金融や、審査時間のタイムリミット・注意点についてまとめたこちらの記事もチェック
まとめ
こちらの記事では、アローの即日融資についてくわしく解説してきました。
最後にもう一度、大切なポイントを振り返っておきましょう。
- アローで即日融資を利用するのは、実際にはかなり難しい
- 即日融資の利用にこだわるのであれば、大手消費者金融や、即日融資に強い他社を検討したほうがベター
- 中小消費者金融の審査は相性の要素も強いので、審査落ちの場合は切り替えて他社への申込みを検討する
これらのことを理解していただいたことで、あなたがアローで即日融資を申込するべきか的確に判断できるようになったことでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
