消費者金融で延滞(滞納)…返済できないときの督促の流れと対処法

消費者金融で借入をしたら、必ず返済が伴います。
返済日に入金や残高不足で引き落としが遅れてしまうと延滞扱いになってしまいます。
延滞すると通常の利息とは別に「遅延延滞金」が発生し、支払わなくてはならない金額がどんどん増えていきます。

また延滞・滞納を繰り返している場合は信用情報にも影響が出るため、他社での新規の借入やクレジットカードを作成するときなどにも支障がでる可能性もあります。

この記事では、返済できない・延滞してしまいそうといった人に対して、

  • 督促はどのような流れで行われるのか
  • 返済できなさそうなときの対処法
  • 延滞遅延金の金利と計算方法
  • 信用情報には影響があるのか

について解説します。
返済に困っている人や延滞する可能性がある人は参考にしてください。

消費者金融で延滞した場合の督促や取り立ての流れ

消費者金融で延滞した場合に督促や、取り立ての流れには段階があります。

  1. 延滞すると督促の電話連絡がくる
  2. 郵送で督促の手紙が届く
  3. 裁判・給料の差し押さえ

最初の段階では、返済翌日以降に消費者金融のコールセンターから「返済日をお忘れではないですか?」といった確認の電話と言った内容になります。
電話に出て、誠実に対応しているようであれば問題ありませんが、電話を無視したり、返済をしないままずっと放置していると、手紙での督促に切り替わります。
この段階でも無視を続けると、強制解約処分となり、返済専用口座として管理されることになります。

最終段階として、裁判へと発展します。
ただし裁判に持ち込まれると勝てる見込みがないため、消費者金融は基本的に給料の差し押さえが可能となります。

督促から逃げても、状況はどんどん悪化していくだけです。
初期段階の消費者金融から電話対応の段階から、しっかりと誠実に対応することが状況悪化させないためのポイントともいえます。

 

消費者金融では悪質な取り立ては行われない

「取り立て」と聞くと、夜中に自宅に押しかけてきたり、暴力的なことが行われるのではないかと想像されている人もいるかもしれません。
消費者金融からの取り立ては、前述したような取り立ての流れが一般的で、悪質な取り立ては一切ありません。

ただし、もし借入した業者が闇金業者であれば、法外かつ悪質な取り立てになる可能性が高いです。
自分が借入する際は、必ず闇金業者ではないことを確認しましょう。

▼闇金業者か優良な金融業者か見分ける方法はこちらの記事を参考にしてください。

延滞しそうな場合はまずは電話相談を!

借金の返済不能で苦しむ男性

消費者金融の返済が遅延してしまった場合や、延滞するのが分かった時点で、できるだけ早急に借入している消費者金融のコールセンターに連絡してください。
すぐに消費者金融へ連絡した方が良いもうひとつの理由は、返済期日の変更や返済額の減額の対応をしてもらえる可能性があるからです。

もちろんいくらでも支払い条件の変更ができるわけではありません。
しかし延滞の初期段階であれば相談することで乗り切れる場合も多々あるのも事実です。
黙って延滞して、消費者金融からの電話に出ないというのは最悪の選択ということを覚えておきましょう。

消費者金融での延滞利息(遅延損害金)

遅延した日数分、遅延損害金という通常の金利より引き上げられた金利が上乗せされた利息が発生します。

代表的な消費者金融会社の遅延損害金の金利は以下になります。

  • プロミス:20.0%
  • アイフル:20.0%
  • アコム:20.0%
  • SMBCモビット:20.0%
  • レイクALSA:20.0%

遅延損害金が発生する損害金は利息制限法という法律で上限金利が20.0%と決められていますが、ペナルティというだけあって上限金利ギリギリまで高くしていますね。

以下の場合で具体的に計算すると、

  • 借り入れ残高20万円
  • 遅延損害金が発生する損害金の利率20.0%
  • 遅延日数10日

「20万円×20.0%÷365日×10日=約1,095円」となります。

当然、滞納日数が増えれば増えるほど遅延損害金を含めた返済額が増えていきます。

消費者金融で延滞すると信用情報に履歴が残る

一度でも返済を滞納してしまうと、個人の信用情報に傷を付けてしまうことになります。
もちろん融資枠の増額申請はできなくなります。
また、ブラックリストと呼ばれる信用情報機関に延滞履歴が残ってしまうと、住宅ローンやクレジットカードの審査にも悪影響を及ぼすことになります。

▼消費者金融で滞納した場合に、住宅ローンの借入審査にどのような影響が出るかについては、下記記事で詳しく解説していますので参考にしてください。

 

信用情報にはどのくらいの期間履歴が残るのか

消費者金融の延滞履歴が残る期間は、個人信用情報機関によって異なります。

個人信用情報機関名 滞納履歴が消えるまでの期間
JICC 延滞解消日から1年
CIC 最後に滞納した月の25カ月後
KSC 最後に滞納した月の25カ月後

また上記は延滞履歴の期間ですが、消費者金融の利用記録自体は、契約終了日から最長5年は保持されます。

消費者金融の延滞を踏み倒すこと・時効はほぼ不可能

消費者金融の延滞をし、その後督促も続いている状態であれば、このまま延滞を踏み倒し、時効にもっていくことはできないかと考えている人もいるかもしれません。
ただし、延滞から踏み倒し、時効になるのはほぼ不可能といえます。

そもそも消費者金融の時効を成立させるには、5年(もしくは10年)経過が目途となります。
ただし、「借入から」5年ではなく、下記のような時効の中断が行われた場合は「その時点から」5年のカウントが必要です。

  • 消費者金融から返済の督促があった
  • 裁判で差し押さえの決定がされた
  • 借入した側が返済の意思を示した 等

この条件を満たした上で、尚且つ 時効援用を手続きを完了させる必要があります。
消費者金融側からしても、借りたお金を踏み倒されることが続くと、貸金業を続けていけなくなります。
冒頭で説明した督促の流れに沿って、何度も督促を行われるのでこれらをすべてクリアすることは、ほぼ不可能に近いと認識しましょう。

▼踏み倒し・時効に関するこちらの記事も参考にしてください

どうしても返済が難しい場合は債務整理を行う

借りたお金は返済しないといけないことは分かっていても、複数社からの借入が膨れ上がり、どう頑張っても返済がどうしても難しい状況に陥ってしまう人もいるでしょう。
本来であれば、そのような状況になる前に、複数社からの借入がある場合は借金を一本化する「おまとめローン」を検討すべきです。

▼複数社からの借入をおまとめローンをして完済した人の体験談

債務整理には「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」があります。
困窮度合いによって、どういった措置を取ればいいのかは異なってきます。

まずは国が設立した法的トラブル解決の相談案内所の「法テラス」に相談することをおすすめします。
法テラスであれば無料で相談が可能ですし、相談内容に応じて、弁護士会や司法書士会を紹介してもらえます。

大手消費者金融の延滞に関する記事

大手消費者金融の3社で借入した場合、具体的にどういった行動をしたらいいのかは、それぞれ下記詳細ページを要してますので参考にしてください。

まとめ

消費者金融で延滞、返済できないときについてお伝えした大切なポイントを最後に振り返りましょう。

  • 消費者金融の返済に遅れそうなときは事前に電話連絡をする
  • 延滞情報は信用情報に一定期間履歴が残る
  • 消費者金融では悪質な取り立ては行われない
  • 返済の踏み倒しや、時効の成立は不可能に近い

単発で返済に遅れてしまったという状況でああればそこまで深刻に受け止めなくても大丈夫ですが、延滞を繰り返して締まっている場合などは要注意です。
全く返済できずになす術がないといった状況に陥らないように、早めに消費者金融に相談する、おまとめローンや法テラスへの相談を検討することをおすすめします。

また無理な借入はしないように、借入前にしっかりと返済計画をたてるようにしましょう。