SMBCモビットの毎月の返済額は、最終借入後の利用残高に応じて決まります。
これを「借入後残高スライド元利定額返済方式」といい、計算方法は次の通りです。
最終借入後残高×最終借入後残高に対する一定の割合
=毎月の返済額
※1,000円未満は切り上げ
最終借入後の利用残高 | 返済額の計算方法 (1,000円未満切り上げ) |
返済回数 |
---|---|---|
30万円以下 | 最終借入後の利用残高×3.66% | 〜36回 |
30万円〜100万円以下 | 最終借入後の利用残高×2.56% | 〜60回 |
100万円〜200万円以下 | 最終借入後の利用残高×2.03% | 〜78回 |
例えば、10万円以下の借入であれば、毎月4,000円を返済することになり、30万円の借入であれば毎月11,000円になります。
4,000円なら負担なく返せても、1万円を超えてくると返済が苦しいという人もいるでしょう。そんな最悪なことを避けるためには、毎月の返済額を事前に確認する必要があります。
この記事では、SMBCモビットの返済額がいくらになるかをシミュレーションし、他社との比較も紹介します。記事の最後には、返済の負担を軽減するための方法についても紹介しているので、参考にしてください。
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監修者 田尻宏子の一言コメント!
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多くのカードローンは最終借入残高によって毎月の最低返済額が決まっています。自分の好きなように返済額を設定することはできません。 特に、高額の借入をする方、追加の借入を頻繁にしたいという方は、予想以上に毎月の最低返済額が高くなる可能性があるため気を付けましょう。 今回は大手消費者金融カードローン「SMBCモビット」の残高ごとの最低返済額をご紹介しています。SMBCモビットでの借入を検討している方はもちろん、他社と見比べてみたいという方も参考にしてください。
SMBCモビットの毎月の返済額は、「最終借入後残高(最後に借入した時点の借入残高)」によって決まります。
最終借入後残高に対する毎月の返済額を計算すると、次の表のとおりです。
最終借入後残高 | 毎月の返済額 |
---|---|
2万円 | 1,000円 |
5万円 | 2,000円 |
8万円 | 3,000円 |
10万円 | 4,000円 |
15万円 | 6,000円 |
25万円 | 10,000円 |
30万円 | 11,000円 |
50万円 | 13,000円 |
75万円 | 20,000円 |
100万円 | 26,000円 |
ここでは、例として、10万円を借入した場合でシミュレーションしてみましょう。
10万円を借入した場合ですと、最終借入残高が10万円となるため、毎月の返済額は4,000円です。
ここで、追加で借入して、借入算高が15万円になったとします。
すると、最終借入残高が15万円になるため、毎月の返済額は6,000円となります。
このように、SMBCモビットの毎月の返済額は最終借入残高によって決まると覚えておきましょう。
返済額一覧で紹介した金額が、どのように計算されているか気になる人のために、返済額の計算方法をお伝えします。
SMBCモビットでは、次の計算方法で毎月の返済額が算出されます。
最終借入後残高×最終借入後残高に対する一定の割合
=毎月の返済額
※1,000円未満は切り上げ
計算に使われる「最終借入残高に対する一定の割合」は、実質年率に応じて次のように設定されています。
最終借入後の利用残高 | 実質年率 | 返済回数 | |||
---|---|---|---|---|---|
15.0%〜 | 9.8%〜 15.0%未満 |
4.8%〜 9.8%未満 |
〜4.8%未満 | ||
30万円以下 | 3.66% | 3.47% | 3.22% | 2.96% | 〜36回 |
30万円〜100万円以下 | 2.56% | 2.37% | 2.11% | 1.85% | 〜60回 |
100万円〜200万円以下 | 2.03% | 2.00% | 1.74% | 1.47% | 〜78回 |
この章では、SMBCモビットの返済額を他社と比較しています。
自分にとって無理なく返済していけるカードローンはどこなのかを探すのに役立ててください。
カードローン名 | 借入残高に対する返済額 | 解説記事 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
10万円 | 20万円 | 30万円 | 40万円 | 50万円 | ||
SMBCモビット | 4,000円 | 8,000円 | 11,000円 | 11,000円 | 13,000円 | |
プロミス | 4,000円 | 8,000円 | 11,000円 | 11,000円 | 13,000円 | 詳細 |
アイフル (約定日制) |
4,000円 | 8,000円 | 11,000円 | 11,000円 | 13,000円 | 詳細 |
アコム (金利18.0%) |
3,000円 | 6,000円 | 9,000円 | 12,000円 | 15,000円 | |
レイク | 4,000円 | 8,000円 | 12,000円 | 13,000円 | 14,000円 | 詳細 |
楽天銀行スーパーローン | 2,000円 | 5,000円 | 5,000円 | 10,000円 | 10,000円 | 詳細 |
三菱UFJ銀行カードローン※ | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 | 8,000円 | 10,000円 | |
みずほ銀行カードローン | 2,000円 | 4,000円 | 6,000円 | 8,000円 | 10,000円 | 詳細 |
※借入利率 年8.1%超の場合
毎月の返済額を抑えたいなら、銀行カードローンが最適です。
上記の3社は毎月の返済額が消費者金融系カードローンよりも低くなっています。
その中でも三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」は土日祝日でも審査をしてくれるため、おすすめです。
なお、毎月の返済額が低くなると、返済期間が長くなり総返済額が増えてしまう点には注意です。
そのため、申込前に「返済シミュレーション」を利用して、総返済額がいくらになるか確認しておくようにしましょう。
SMBCモビット以外のカードローンの毎月の返済額はこちらをチェック
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 田尻宏子の一言コメント!
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ご覧いただいた通り、毎月の返済額をなるべく少なくしたいのであれば銀行系カードローンがおすすめといえます。しかし、毎月の返済額が少ないと残高の減りも遅くなる点には注意が必要です。 なるべく早く完済したいという方は毎月の返済額が多いカードローンを選択するとよいでしょう。その際は、「毎月この金額を返していけるのか?」「いつまで返済が続くか?」もしっかり確認してください。
SMBCモビットの毎月の返済額は「最終借入後残高」によって決まります。
最終借入後残高とは、最後に借入したときの利用残高のことです。
例えば、30万円を借入した場合ですと30万円が最終借入後残高になります。
その後、返済をしていき借入算高が10万円になったとしても追加借入していない場合、最終借入後残高は30万円のままです。
追加で借入した場合はその時点の借入残高が最終借入後残高です。
仮に追加借入後の借入残高が15万円であれば、最終借入後残高は15万円となります。
イメージとしては次のような感じです。
このため、追加借入すると毎月の返済額が変わってしまうことがあるので注意です。
とくに以前の最終借入後残高よりも増えると、毎月の返済額も増える可能性が高くなります。
追加借入した場合、返済額が変わってしまう場合があります。
その結果、今までの返済額では足りずに延滞扱いになってしまうこともあるので注意です。
返済日当日に追加借入した場合でも、返済額のチェックはしっかりしておきましょう。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 田尻宏子の一言コメント!
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「限度額の範囲内までであれば何回でも借入ができるから」という理由でカードローンを使う方も多いのではないでしょうか。 しかし、SMBCモビットなど、多くのカードローンでは最終借入残高で最低返済額が決定します。何度も借入を繰り返すと返済額が変わってしまう可能性もあるのです。結果として、毎月支払えないほどの返済額になった、という事態を引き起こすこともあります。利用する際は返済金額のことまで考慮しましょう。
「SMBCモビットの返済額が苦しい!」という場合、毎月の返済額を減らす方法はないか気になりますよね。
結論から言うと、SMBCモビットの返済額を減らすことはできません。
ただし、次の方法で総返済額を抑えることはできます。
SMBCモビットの総返済額を抑えるための方法
上記の2つの方法なら、返済期間を短縮でき総返済額を抑えることが可能です。
SMBCモビットの返済負担は毎月の返済額だけではありません。
総返済額についても考えておかないと多くの利息を支払うことになり、トータルで大きな負担を負ってしまいます。
そこで、「最低返済額以上の返済」と「一括返済」について解説していきます。
SMBCモビットの毎月の返済額は最低返済額と呼ばれ、「この金額以上を返済してください」というものになります。
よって、最低返済額以上ならいくら返済しても良いのです。
このように最低返済額以上を返済することを「随時返済」と呼びます。
随時返済をすれば以下のように返済回数が減り、総返済額を減らすことが可能です。
毎月の返済額 | 返済回数 | 総返済額 |
---|---|---|
11,000円 (最低返済額) |
36回 | 388,683円 |
12,000円 | 32回 | 378,817円 |
13,000円 | 29回 | 370,993円 |
※30万円(金利18.0%)で借入している場合
上記のように毎月の返済額を1,000円増やすだけでも、
といったように、返済回数は4回、総返済額は9,866円減らすことができます。
このように随時返済は有効なのです。
毎月多めに返済するのが苦しい場合は余裕のあるときだけでもかまいません。
それでも返済回数と総返済額の減少に十分効果があります。
ボーナスなどの臨時収入が入ったときは「一括返済」もおすすめです。
一括返済をすればその時点で完済になるため、随時返済よりも返済回数と総返済額の軽減効果があります。
一括返済のタイミング | 返済回数 | 総返済額 |
---|---|---|
最低返済額で 返済した場合 |
36回 | 388,683円 |
半年後に 一括返済した場合 |
6回 | 315,943円 |
1年後に 一括返済した場合 |
12回 | 330,044円 |
仮に半年後に一括返済した場合ですと、返済回数は6回、総返済額は315,943円です。
最低返済額で返済した場合と比べて、返済回数を30回、総返済額を72,740円も少なくすることが可能です。
おすすめポイント
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※SMBCモビットの詳細はこちら
借入後であれば返済の状況次第ではありますが、追加借入によって返済額が減らせることがあると知っておきましょう。
例えば、30万円を借入した場合の毎月の返済額は11,000円です。
その後、返済が進み借入残高が10万円に減ったとしましょう。この時に1,000円を借りたとすれば、
最終借入後残高は101,000円になるため、毎月の返済額は11,000円→8,000円に減ります。
このように追加借入によって毎月の返済額が減らせるケースがあります。
SMBCモビットは1,000円単位で借入できるため、返済額が苦しければあえて少額の追加借入をして、返済額負担を減らすという手もあるのです。
返済を滞りなくきちんと行うためには、毎月の返済額の確認が必須です。
SMBCモビットで毎月の返済額を確認する方法は以下の3つで確認です。
SMBCモビットの毎月の返済額の確認方法
それぞれの確認方法の詳細については次章で解説していきます。
SMBCモビット公式スマホアプリで確認するときの流れ
SMBCモビット公式スマホアプリでの確認は簡単で、アプリ起動後に「ご利用状況照会」から返済額を確認するだけです。
とくに注意点などもありません。
「Myモビ」で確認するときの流れ
Myモビにログイン後、「契約内容照会」で返済額を確認できます。
なお、Myモビで確認する際はログインするために、「ユーザーID」か「モビットカード番号」が必要です。
ユーザーIDでログインする際、入力を一定回数以上間違えてしまうと、ユーザーIDとインターネットパスワードが無効になるので気をつけてください。
モビットコールセンターで確認するときの流れ
モビットコールセンターに電話して、オペレーターに「今月の返済額を確認したい」と伝えれば、返済額を教えてくれます。
住所や氏名などを伝えるだけで、会員情報を割り出してくれるため、必要な物はありません。
モビットコールセンターの営業時間は「9:00~18:00」ですので、この時間内に電話してください。
おすすめポイント
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※SMBCモビットの詳細はこちら
SMBCモビットの毎月の返済額は、「最終借入後残高(最後に借入したときの借入残高)」で決まります。
このため、追加借入すると返済額が変わることがあるので注意しておきましょう。
そんなSMBCモビットの返済についてまとめると次のとおりです。
SMBCモビットの返済金額が多いと感じる場合の対処方法
毎月の返済額だけでなく、次の2つで総返済額を減らす
SMBCモビットの返済額の確認方法はこの3つ
今回の記事を読んで、「SMBCモビットなら無理なく返済していけそう!」と感じたのであれば、ぜひ申し込みを検討してください。
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監修者 田尻宏子の一言コメント!
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SMBCモビットでは毎月の最低返済額が決まっているため、総返済額も最終借入時から決定しています。しかし、「毎月の返済額を最低返済額より増やす」「一括返済する」といった方法で総返済額を減らすことが可能です。 また、最低返済額を減らしてほしい、という場合は、最終借入残高により毎月の最低返済額が決まるという規定を利用し、借入残高が減った時点で少額の借入を行い、最終借入残高を初回借入時よりも少なくするという方法があります。 カードローンを利用するにあたり、絶対に起こしてはいけないのが「延滞」です。無理なく返済できるように今回ご紹介した方法を検討してみてはいかがでしょうか。
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