ボーナスが入ったときや、借入残高があと少しになってくると、カードローンの残高を一括返済しようかなと思う人がいるかと思います。
SMBCモビットに限ったことではないですが、一括返済のメリットとして「総返済額を抑える」という点があります。
それだけでなく、今後教育ローンや住宅ローン、マイカーローンといった審査に通りやすくなるメリットがあります。
なぜなら、完済したという事実があれば、ローン会社から「返済能力がある」といったように印象が良くなるからです。
このようなメリットがある一括返済を行う際には、借入残高を0円にする必要があります。
1円でも残っていると「完済した」という扱いになりません。
とはいえ、難しい手続きではありませんので、この記事を参考に、SMBCモビットで完済するための方法や流れをしっかりと確認してから手続きしましょう。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 田尻宏子の一言コメント!
コメント
カードローンの残高があると、住宅ローンなど他のローンの審査に通りにくくなる可能性があります。もし、他のローン審査を有利に進めたいのであれば、今の残高を完済することをおすすめします。 なお、残高が少しでもあれば完済扱いにはなりませんので気を付けてください。 今回はSMBCモビットを例に完済手続き方法と完済後に行うことについて確認しておきましょう。
SMBCモビットで30万円を借入すると、毎月最低でも11,000円を返済していく必要があります。
借りた30万円を半年後に一括返済すると72,740円も節約することができます。
返済回数 | 総返済額 | |
---|---|---|
毎月11,000円 返済した場合 |
36回 | 388,683円 |
半年後に 一括返済した場合 |
6回 | 315,943円 |
1年後に 一括返済した場合 |
12回 | 330,044円 |
※30万円を金利18.0%で借入している場合
1年後であっても58,639円の節約ができます。
当然、一括返済するのが早いほど節約額は大きくなるため、できるだけ早い時期に一括返済できるのが理想です。
SMBCモビットで一括返済するときの大まかな流れ
SMBCモビットで一括返済するときの流れは上記のとおりです。
各手順の詳細については次章よりお伝えしていきます。
はじめに一括返済をする日を決めなくてはいけません。
SMBCモビットの利息は「日割り」でつくため、毎日利息が加算されていきます。
一日ずれただけでも、一括返済するための金額が変わってくるため、いつ返済するのか決めておいてください。
一括返済する日になったら返済金額(借入残高)を確認しましょう。
返済金額を確認する方法は次のとおりです。
返済額の確認手順
会員専用サービス「Myモビ」にログインして、「契約内容照会」からすぐに確認できます。
基本24時間365日確認可能ですので時間や曜日も選びません。
パソコンだけでなく、スマートフォンやダブレット端末でも確認できます。
当日の返済金額を確認したら、次のいずれかの方法で一括返済の手続きをします。
SMBCモビットの一括返済方法
おすすめの一括返済方法は「インターネット返済」です。
インターネット返済なら、24時間365日手数料無料であり、WEB上の手続だけですぐ返済できるからです。
各返済方法の流れや注意点は、次章から解説していますのでそちらでご確認ください。
おすすめポイント
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※SMBCモビットの詳細はこちら
SMBCモビットで一括返済するときは次の2つに注意しておきましょう。
上記の2つを注意しておかないと、きちんと完済できなかったり、余計なお金が発生したりすることがあります。
このため、次章の解説にしっかり目を通しておいてください。
一括返済するときは「端数分」までしっかりと返済してください。
例えば、返済金額が10万5,320円であれば、320円まで返済するのです。
そうしないと「完済」したことになりません。
完済しなければ解約ができないというデメリットがあります
このため、次のいずれかの方法で端数に対処しましょう。
インターネット返済や銀行振込、一部の提携ATMなら1円単位で返済できるため、端数に対処できます。
硬貨に対応していない提携ATMで一括返済するときは、多めに返済するという方法があります。
例えば、一括返済する金額が7万4,689円であれば、7万5,000円を入金するのです。
多めに返済した311円は後日返金してもらえるので安心してください。(詳しくは「多めに返済したときはどうすればいい?」で解説しています)
手数料がかからない返済方法を選ぶことも大事です。
提携ATM・銀行振込で返済すると手数料を取られてしまいます。
提携ATMは
の利用手数料、銀行振込は金融機関によって決められた振込手数料を支払わないといけません。
手数料がかかるということは、その分だけ返済金額が増えることと同じです。
損してしまうため、手数料無料の「インターネット返済」を選ぶのがおすすめです。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 田尻宏子の一言コメント!
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SMBCモビットを含め、カードローンは「日割り」で利息が付きます。毎日残高は変わりますので、完済日が先になるほど返済額が多くなりますので気を付けてください。 そして、端数分まで返済しないと完済とは言えません。この点にも注意しましょう。 また、返済の方法によっては手数料がかかります。手数料分も無駄にしたくないと考えるのであれば、手数料がかからない返済方法を選んでください。
おすすめポイント
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※SMBCモビットの詳細はこちら
受付時間 | 手数料 | 端数分への対応 | |
---|---|---|---|
インターネット返済 | 原則24時間 | 無料 (月に10回まで) |
○ |
銀行振込 | 平日15時まで | 金融機関による | ○ |
提携ATM | 原則24時間 | 1万円以下:110円 1万円超:220円 |
× |
SMBCモビットで一括返済できる方法は上記の3つです。
この章では各返済方法の流れや注意点、どんな人向けなのかを解説していますので、あなたに合った返済方法を見つけるための指標にしてください。
インターネットで一括返済するときの流れ
受付時間 | 原則24時間 |
---|---|
手数料 | 無料(月に10回まで) |
端数分への対応 | ○ |
インターネット返済は万人におすすめできる返済方法です。
原則24時間返済がすぐ反映され、手数料も月に10回まで無料です。
インターネットの会員専用サービス「Myモビ」にログインして手続きするだけで良いため、すべての手続が自宅で完結できます。
注意点は、インターネットバンキングに対応した銀行口座でないと利用できない点です。
とはいえ、全国約400の金融機関で利用できますので多くの人は問題ないでしょう。
銀行振込で一括返済するときの流れ
受付時間 | 平日15時まで |
---|---|
手数料 | 金融機関によって異なる |
端数分への対応 | ○ |
銀行振込はおすすめできる返済方法ではありませんが、「利用中の口座がインターネット返済に対応していないけど、端数まできちんと返済したい!」というときなら、検討してみても良いかと思います。
銀行振込する場合は、「Myモビ」で振込口座を確認してください。
振込先は「利用者ごとに設定された個別の返済専用の口座」となるからです。
振込が当日中に反映されるのは平日15時までという点と、振込手数料を自己負担しなくてはいけない点にも注意です。
提携ATMで一括返済するときの流れ
受付時間 | 原則24時間 |
---|---|
手数料 | 1万円以下:110円 1万円超:220円 |
端数分への対応 | × |
提携ATMは、「インターネット返済が利用できない。今日中に返済したいけど土日祝日で銀行が休み・・・」というようなときに利用するのが良いかと思います。
提携ATMなら原則24時間できるケースが多いため、土日祝日でもすぐに返済が可能です。
利用時の注意点は次の3つです。
とくに気をつけたいのが、「利用明細や領収書が後日郵送されるATMがある」という点です。
ATMで借入や返済をすると利用明細が発行されるのが基本ですが、ATMによっては発行ができないことがあります。
例えば、ゆうちょATMです。
そうしたATMを利用すると後日、自宅に利用明細や領収書が郵送されます。
利用明細や領収書が後日郵送されるATMはSMBCモビット公式サイトで確認できますので、チェックしておきましょう。
セブン銀行ATM、ローソン銀行ATMでは「スマホATM取引」も利用できると知っておきましょう。
スマホATM取引とはスマートフォンのアプリを利用して、ATMから入出金ができるサービスです。
スマホATM取引なら、スマートフォンだけで返済できますので「カードレスで契約したのでモビットカードがない」という人でもATMから返済できます。
そんなスマホATM取引の一括返済の流れと利用条件は次のとおりです。
セブン銀行やローソン銀行ATMのスマホATM取引で一括返済するときの流れ
受付時間 | 原則24時間 |
---|---|
手数料 | 1万円以110円 1万円超220円 |
端数分 対応 |
× |
SMBCモビット公式アプリをダウンロードしたスマートフォンと、セブン銀行ATMまたはローソン銀行ATMの画面の指示に従っていくだけで良いため、迷うことなく手続していけるかと思います。
ただし、利用手数料がかかる点と、端数分には対応できない点には注意しておきましょう。
提携ATMの多くは硬貨が利用できないため端数に対応できませんが、銀行のATMであれば硬貨が利用できるケースもあります。
例えば、次の3つのATMは硬貨が使用できます。
このため、お近くに上記のATMがあるのであれば、そちらを利用すれば端数まできちんと返済できます。
ただし、設置場所によっては硬貨に対応していないケースもあるので注意です。
三井住友銀行とみずほ銀行の場合ですと、硬貨が利用できるのは「窓口に併設されたATM」に限られ、さらに平日のみとなります。
このような理由から、各金融機関の公式サイトなどで硬貨が利用できるATMの場所や時間を確認しておくことをおすすめします。
SMBCモビットで一括返済したあとは、「完済証明書」をもらっておくのがおすすめです。
完済証明書とは、「借入金額を全額返済した」という証明書になります。
完済証明書をもらうメリットは、教育ローンや住宅ローン、マイカーローンなどの高額ローンを組むときに提出すれば、審査に有利となることです。
また、高額ローンの審査では完済証明書の提出が必須になるケースもあります。
そのため、事前に準備しておけばわざわざ後から用意しなくても良くなります。
教育ローンや住宅ローン、マイカーローンなどの高額ローンを組む予定があるなら、ぜひもらっておきましょう。
完済証明は以下のように、「Myモビ」から簡単に発行できますので手間もかかりません。
SMBCモビットで完済証明書をもらうときの流れ
上記のようにインターネット上での発行になるため、すぐに発行が可能です。
手数料なども発生しません。
発行後はプリンターで印刷して、保管しておけばOKです。
この章では、SMBCモビットの一括返済に関してよくある質問をまとめています。
SMBCモビットの一括返済に関する疑問や不安が解決できる可能性がありますので、参考にしてもらえれば幸いです。
多めに返済したときは「Myモビ」の「Myモビメッセージ」をご確認ください。
返金方法などが書かれていますので、その案内に従って返金してもらいましょう。
教育ローンや住宅ローン、マイカーローンなどの高額ローンを組む予定があるなら、解約がおすすめです。
高額ローンの審査は厳しいため、SMBCモビットのようなカードローンと契約していると、将来借入をして返済できなくなることを警戒され、審査に不利となることがあるからです。
このため、もう利用しないのであれば解約しておいたほうが良いです。
なお、「完済=解約」ではないため、解約には別途手続が必要になります。
モビットコールセンター(0120-24-7217)に電話して解約手続をしましょう。
残っている端数分に関しては以下のいずれかの方法で返済してください。
インターネット返済がもっとも手軽かつ、手数料無料なので一番おすすめです。
SMBCモビットで一括返済する際は「端数分」まできちんと返済するようにしましょう。
端数分が残っていると完済したことにはならないからです。
このため、次のいずれかの方法で端数分に対処するようにしてください。
もっともおすすめなのは「インターネット返済」です。
インターネット返済なら、ネット上から手数料無料で24時間365日すぐに返済でき、1円単位で返済できるからです。
その他、次の点を確認しておくことも重要です。
こうした部分を抑えておけば、SMBCモビットの一括返済をスムーズにこなすことが可能です。
SMBCモビットの借入をきれいに一括返済してカードローンを完済しましょう。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 田尻宏子の一言コメント!
コメント
住宅ローンなど高額のローンを組みたい方はカードローンの完済証明書をもらうようにしましょう。また、完済していても、住宅ローン審査時に今後のカードローン利用を懸念されることも考えられます。審査を有利に進めたいのであれば、カードローンは解約まで行うことをおすすめします。 ただし、解約してしまうと、再度カードローンを利用したい場合は改めての申込、そして審査となります。その時の状況によっては審査に落ちる可能性もあることを留意しておきましょう。
おすすめポイント
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
※SMBCモビットの詳細はこちら
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