運転免許証を持っていない人や、何らかの理由で提示できない状況において、住民票を使ってお金を借りる方法を探している人も多いでしょう。
結論として、住民票だけでお金を借りられるカードローンは存在しています。
しかし、選択肢が少ない点は、理解しておかなければなりません。
本記事では、住民票のみでの借入可否から住民票と組み合わせて利用できる書類、さらに条件付きで住民票のみで申込めるカードローン9社を詳しく解説していきます。
免許証なしでも借入可能な方法を具体的にお伝えしていきます。
この記事を読んでわかること

住民票のみでお金を借りることは、“原則として”はできないことを知っておきましょう。
多くの金融機関では、住民票の写しを本人確認書類の補完書類として位置づけており、単体での本人確認書類としては認められていません。
顔写真の記載があるなどの法律上の要件やセキュリティ面での配慮から、より確実な本人確認が求められているためです。
ただし、お金を借りるうえで、住民票がまったく使えないわけではありません。
一部の消費者金融カードローンや銀行カードローンでは、住民票だけで借入も可能です。
カードローン会社によって本人確認書類の取り扱いには違いがあり、一部では住民票の写しを本人確認書類として認めている場合があります。
たとえば、みずほ銀行カードローンでは、同行の普通預金口座を保有し、キャッシュカードを持っている顧客に限り、住民票の写しのみでの申込みを可能としています。
一方で、アコムのような大手消費者金融では、住民票の写しは補完書類としての扱いです。
本人確認書類として、運転免許証やマイナンバーカードなどの顔写真付き身分証明書を原則として求めています。
つまり、住民票の写しは現住所の確認用として、他の書類と組み合わせて使用することが前提なのです。
完全に住民票のみでお金を借りることは不可能です。その理由は、セキュリティ上の問題です。
住民票の写しは、本人以外の第三者でも比較的容易に取得できる書類であり、委任状があれば代理人による取得もできます。
また、正当な理由があれば第三者請求も認められているため、なりすましのリスクが高いといえます。
仮に強盗や空き巣被害に遭って住民票を盗まれた場合でも、その書類だけで借入が可能になってしまうと、被害者にとって二次的な金銭被害が発生する恐れもあるでしょう。
金融機関としても、貸し倒れリスクを回避し、利用者の安全を守るためには、より確実な本人確認手段を求めざるを得ない状況となっているのです。

住民票の写しに加えて、他の本人確認書類を組み合わせることで、多くのカードローンへの申込みが可能となります。
国土交通省が示す犯罪収益移転防止法関係の資料によると、本人確認書類はA欄とB欄に分類され、それぞれの組み合わせによって本人確認の要件を満たすことができます。
| 本人確認書類 | 本人確認書類を補完する書類 |
|---|---|
|
|
※引用:犯罪集積移転防止法の概要
運転免許証を持っていない場合でも、上記の表にある書類の組み合わせによって本人確認が可能となります。
たとえば、住民票の写しとパスポート、住民票の写しと国民年金手帳といった組み合わせで、多くの金融機関の要件を満たすことができるのです。
重要なのは、各金融機関が定める具体的な組み合わせ条件を事前に確認し、必要書類を準備することといえるでしょう。
住民票の写しと他の書類を組み合わせることで借入可能なカードローンは、主に大手消費者金融カードローンと銀行系カードローンに分類されます。
各社とも柔軟な対応を行っており、運転免許証を持たない人でも申込みできる環境を整えています。
それぞれの住民票の取扱いについて、申込み手順と一緒に見てみましょう。
アコムは「はじめてのアコム」というフレーズでも知られる通り、初心者にも利用しやすいサービスを提供しています。
アコムでお金を借りる際、住民票の写し以外に必要となる書類は以下のとおりです。
住民票の写しと上記の書類でお金を借りる流れは、Webではなく自動契約機(むじんくん)を利用したうえで、次のとおりです。
全国の提携ATMも豊富で、セブン銀行やローソン銀行ATMでの借入・返済が可能となっているのも特徴です。
補助書類は必要なものの、住民票での申込みも可能な点は、運転免許証を持っていない場合に便利です。
アイフルは、大手消費者金融のひとつです。顔写真付き本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード(表のみ)・パスポート・特別永住者証明書・在留カード・資格確認書住民票の写し・印鑑証明書)に加えて、以下の補完書類があれば借入審査に進めます。
前提として、顔写真付きの本人確認書類が必要な点は注意しておきましょう。
アコムと同じく無人契約機での手続きの流れは以下のとおりです。
無人契約機のほか、Web・スマホアプリ・セブン銀行ATM・電話での申し込みが可能です。
レイクは、住民票の写しを審査で提出する場合、運転免許証等と併せて提出しなければなりません。
上記の書類をそろえたうえで、以下の流れで手続きしましょう。なお、Webでも自動契約機でも手続きは可能ですが、手順はWebで解説します。
なお、審査時間は8時10分~21時50分(第3日曜日のみ8時10分~19時)となっています。この時間内であれば、即日融資も可能です。
セブン銀行カードローンは、郵送で口座開設をする場合に住民票の写しが必要です。
日本国籍であれば運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカード(表面のみ)のいずれか、外国籍であれば在留カードもしくは特別永住者証明書をあわせて提出します。申込みの流れは、次のとおりです。
セブン銀行の口座開設の際に住民票の写しが必要ですが、口座が開設できればローンの審査では不要です。
一方で、ローンの申込みはアプリが必要となります。口座を持っていない場合は融資までに時間がかかるため、注意してください。
バンクイックは、運転免許証などの顔写真付き本人確認書類がない場合に住民票の写しを利用できます。
ただし、住民票単体では、本人確認はできません。住民票の写しに加えて以下の書類を用意しましょう。
住民票の写しと上記いずれかの書類をそろえたうえで、以下の手順に従って申込みを行います。
三菱UFJ銀行の口座がなくても借入できますが、持っていると申込み時の入力項目が少なくなります。
返済も便利であるため、三菱UFJ銀行の普通預金口座を作っておくことをおすすめします。
銀行口座を既に開設している場合、口座開設時の本人確認情報を活用することで、住民票のみでカードローン申込みが可能となる金融機関があります。
口座との連携により、スムーズな借入・返済が実現できる点も大きなメリットといえるでしょう。
楽天銀行スーパーローンは、発行から6か月以内の住民票の写しであれば、郵送にて申込みが可能です。
口座を開設しておく必要はあるものの、その情報と同一であれば問題ありません。口座開設後は、以下の流れで申込みに進んでください。
楽天銀行スーパーローンの申込みページにアクセスし、楽天IDでログイン
必要事項を入力し、提出方法で郵送を選択する
住民票の写しを返送して審査結果を待つ
契約内容を確認し、会員専用サイトから借入手続きを実施
楽天経済圏を活用していると、楽天会員ランクが上がっている可能性があります。
詳細は公表されていないものの、楽天系のサービスを頻繁に利用している人には、特にメリットの大きいカードローンといえるでしょう。
みずほ銀行カードローンは、年2.0%~14.0%※という業界最低水準の金利設定が最大の魅力です。
※住宅ローンの利用で、みずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。借入金利は利用限度額に応じて異なります。
みずほ銀行のキャッシュカードにカードローン機能を付加する形式のため、新たなカードの発行が不要で、周囲に知られにくいメリットがあります。
住民票だけで借入できますが、発行から3か月以内のもののみ有効と短めであるため、この点に注意しておきましょう。
また、銀行口座を持っていなければ借入できない点にも注意が必要です。上記の条件が整ったのち、以下の手順で申込みを進めてください。
一度申込んでしまえば、みずほダイレクトやATMからの借入も可能です。最短当日※で借入ができるため、急な資金需要にも対応できるでしょう。
※みずほ銀行の普通預金口座をお持ちの方に限ります。
PayPay銀行カードローンも、口座を開設している場合のみ、カードローンが申込めます。住民票のみで借入するための条件は以下のとおりです。
PayPay銀行カードローンは、高不足時の自動融資機能も備えており、公共料金の引き落とし時などに便利に活用できます。
PayPayアプリとの連携により、借入金をPayPay残高にチャージすることも可能で、キャッシュレス決済との相性も良好です。
本人確認とは、金融機関が申込み者の身元を確認し、なりすましや不正利用を防ぐための重要な手続きです。
氏名、住所、生年月日といった基本情報を公的書類で確認し、申込み者が間違いなく本人であることを証明する必要があります。
本人確認なしで申込めるカードローンが存在しない理由は、法律による義務付けがあるためです。
犯罪収益移転防止法により、金融機関は顧客の本人確認を行うことが義務付けられており、違反した場合は業務停止命令などの行政処分を受ける可能性があります。
また、マネーロンダリングやテロ資金供与の防止、振り込め詐欺などの犯罪防止の観点からも、厳格な本人確認は欠かせません。
仮に「本人確認不要」を謳う業者が存在した場合、違法な闇金融の可能性が高いため、絶対に利用しないようにしてください。
住民票のみでお金を借りることは原則として困難ですが、他の書類との組み合わせや、特定の条件を満たすことで多くのカードローンが利用可能となります。
重要なのは、各金融機関の要件を事前に確認し、必要書類を適切に準備することです。
運転免許証を持たない人でも、マイナンバーカード、パスポートなどを活用することで、問題なくカードローンを利用できます。
金利や無利息期間、ATM手数料などのサービス内容を比較し、自身の状況に最適な借入先を選択をしましょう。
キャッシングするときの目的は人それぞれ。即日キャッシングしたい人や個人事業主向けのローンなど目的がはっきりしている方はこちらからキャッシング・カードローンを選んでみましょう!