どのカードローンに申し込むか迷ったとき、保証会社をチェックするという人もいるでしょう。
保証会社は、カードローンを提供する金融機関に代わってカードローンの審査などを行う存在です。特に、審査に通過できるか不安な人にとっては、保証会社がどこかは重要なポイントになります。
この記事では、楽天銀行スーパーローンの保証会社はどこかはもちろん、それによる審査への影響や審査基準、他社のカードローンの保証会社との比較も踏まえて詳しく解説します。
「楽天銀行スーパーローン会員規約」に記載があるとおり、楽天銀行スーパーローンでは、次の2社の保証会社を利用しています。
銀行カードローンの保証会社の役割は「審査」と「債務保証」です。
一般的に、銀行カードローンの審査は、保証会社が中心に行い、融資しても問題ないだけの返済能力があるかを調査します。
楽天銀行スーパーローンの場合は、審査は基本的に「楽天銀行株式会社」が行い、一部の方に対しては「楽天カード株式会社」または「三井住友カード株式会社」が保証会社として審査します。
なお、「楽天銀行株式会社」の審査に通った場合は、保証会社の審査は行われません。
債務保証というのは、借入した人が返済できなくなった場合、保証会社が代わりに返済して延滞している人に返済請求をおこなうことを指します。(代位弁済とも呼びます)
楽天銀行スーパーローンが、保証人や担保不要でありながら、消費者金融より低金利で融資できるのは、このように保証会社が債務保証をしてくれるからなのです。
楽天カード株式会社は、楽天銀行と同じ「楽天グループ」の会社です。クレジットカードに関する事業をメインに行っていますが、同グループのカードローンの保証会社としての役割も担っています。
クレジットカードにはキャッシング(お金を借りられる)機能があり、カードローン同様に審査があります。楽天カード(楽天グループのクレジットカード)で培われたノウハウが楽天銀行スーパーローンにも生かされています。
なお、楽天カード株式会社では、CICと日本信用情報機構(JICC)という2つの信用情報機関に信用情報(申込情報や借入状況・返済状況などの記録)を登録しています。
株式会社三井住友カード株式会社は、社名からわかるとおり、三井住友フィナンシャルグループの一員です。かつては「SMBCファイナンスサービス株式会社」や「株式会社セディナ」という名称でしたが、2024年4月に社名変更が行われました。
前述の楽天カード株式会社と同じように、クレジットカードのイメージが強い会社ですが、保証業務も行っています。しかも全国の約250の金融機関で保証を行っており、消費者金融のSMBCモビットを運営している会社でもあるので、すでに他社で借入がある人は要注意です。
なお、三井住友カード株式会社は信用情報機関のCIC、JICCに加盟しており、全国銀行個人信用情報センター(KSC)とも提携しています。
保証会社が1社だけの場合も珍しくありませんが、楽天銀行スーパーローンでは2社あります。
2社あるということは、もし1社の保証会社の審査に落ちてしまっても、もう1社の保証会社の審査には通過する可能性があるということです。どちらか一方だけクリアすればローンを利用できるので、保証会社が1社だけの場合に比べ、通過できる可能性が高まると言えます。
一般的には、保証会社が同じであれば、審査基準もほぼ同等な傾向があります。しかし、銀行系カードローンで楽天カード株式会社を保証会社として採用しているところは少ないので、異なる基準での審査にも期待できます。
楽天カード株式会社の審査基準は次の3つの理由により、そこまで厳しくないので安心してください。
楽天銀行スーパーローンの申込条件は次のようになっています。(以下のすべての条件を満たす必要があります)
※1.ただし、パート・アルバイトの人、及び専業主婦の人は60歳以下
※2.楽天銀行が認めた場合は不要です
審査の厳しいカードローンの場合、年収や勤続年数などの条件があることが多いですが、楽天銀行スーパーローンにはそうした条件はありませんので、申込条件を見る限りでは審査はそこまで厳しくないと予想できます。
楽天銀行スーパーローンの「上限金利(一番高い金利)」は、年14.5%(通常金利)と銀行カードローンとしては比較的抑えられています。
カードローンの審査難易度を判断する項目のひとつがこの上限金利です。
なぜなら、上限金利が高いほど、カードローン会社は高い金利で融資でき、利息収入が上がるため、審査のハードルを低くしてより多くの人に融資しようとする傾向があるからです。
しかし、楽天銀行スーパーローンの上限金利は年14.5%(通常金利)で、銀行カードローンとしては抑えられていますが審査が通りやすいということではないので注意してください。
楽天銀行スーパーローンの審査は、最短即日から2営業日程度で終わるのが基本です。
審査の厳しいカードローンほど、慎重に審査をしますので時間がかかることが多いですが、楽天銀行スーパーローンの場合は早ければ最短即日に完了します。
※審査完了までは個人差があります。また土日祝は営業していません。
そうしたことから、そこまで審査のハードルは高くないと予想が可能です。
このように、楽天銀行スーパーローンの審査はそこまで難易度が高くないため、毎月収入があり、信用情報に事故情報などの問題がなければ、通過するのは決して難しくありません。
楽天銀行スーパーローンの審査について詳しく書いている記事は「楽天銀行スーパーローンの審査時間は最短即日!短くする方法を紹介」です。
2級ファイナンシャル・プランニング技能士
監修者 田尻宏子の一言コメント!
コメント
楽天銀行スーパーローンの審査は、基本的に楽天銀行が行っていますが、一部の方には楽天カード株式会社または三井住友カード株式会社が保証会社として審査を行っています。(楽天銀行の審査に通った場合は、保証会社が審査を行うことはありません。)審査結果は最短即日※に分かりますので、銀行カードローンの中では比較的早い方といえるでしょう。ただ、銀行カードローンは反社会勢力との取引排除の観点から、慎重に審査を行うため、即日融資は不可になっています。どうしても即日融資を希望するという場合は、プロミスを始めとした消費者金融系のカードローンを検討してください。
※審査完了までは個人差があります。また土日祝は営業していません。
カードローン | 保証会社 |
---|---|
楽天銀行スーパーローン |
楽天カード株式会社 三井住友カード株式会社 |
三井住友銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
セブン銀行カードローン | アコム株式会社 |
アコム | -(アコム自身が審査を担当) |
アイフル | -(アイフル自身が審査を担当) |
レイク | -(レイクを運営する新生フィナンシャル自身が審査を担当) |
プロミス | -(プロミスを運営するSMBCコンシューマーファイナンス自身が審査を担当) |
SMBCモビット | -(SMBCモビットを運営する三井住友カード自身が審査を担当) |
※参照元:三井住友銀行カードローン、セブン銀行カードローン、アコム、アイフル、レイク、プロミス、SMBCモビット
カードローンの保証会社がなぜ重要なのかというと、今借りているローンと保証会社(審査を担当する会社)が同じ他社ローンに申し込んだ場合、審査上不利になることがあるからです。
楽天銀行スーパーローンに申し込みたい場合、同じ三井住友カードが審査を担当するSMBCモビットや、同系列のグループ企業が審査を行うプロミス、三井住友銀行カードローンなどで借りている人は要注意です。
前述のとおり、保証会社が同じだと審査基準はほぼ同じです。「審査に落ちたから別の会社に申し込もう」と思っても、保証会社が同じだとまた落ちる可能性が高いです。むやみに申込履歴を増やした結果、さらに審査に通過しにくくなる可能性もあります。
また、過去に他社で返済遅延などがあった場合、たとえそれが信用情報機関に登録されていなくても、保証会社には記録が残っていることがあります。この場合も、同じ会社が審査を担当するローンに申し込むと不利になりやすいです。
すでに他社での借入がある人は、次の借入先に申し込む前に、その保証会社を確認しておくのがおすすめです。楽天銀行スーパーローンの場合、おもに審査を行うのは楽天銀行株式会社ですが、「楽天カード株式会社」と「三井住友カード株式会社」の2社も保証会社として加わっています。
過去に楽天カードや三井住友カード、三井住友カードが審査を行うSMBCモビットなどを利用して、返済遅延などのトラブルを起こしたことがある人は注意しておきましょう。
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