4月から社会人になり、新生活が始まった人もいるでしょう。
新生活への期待で胸を躍らせる人も多い一方で、この時期は引っ越しや生活必需品の購入などが重なり、想定以上にお金が減っていくことも少なくありません。
さらに、初任給に対する誤解から、お金がない状況になってしまうケースも見られます。
この記事では、初任給をもらうまでの間に必要な生活費の目安や、資金不足を解消する方法について解説します。
この時期ならではの金欠をうまく乗り切り、不安を軽減するための知識を身に付けましょう。
この記事の要約
「今すぐお金が必要でヤバい」という人は、カードローンでお金を借りることも検討しましょう。
「即日融資ができるカードローン」で紹介しているプロミスやアイフルなどの大手消費者金融なら、最短即日でお金を借りることができますよ。
4月は、比較的お金がない状況に陥りやすい時期といえます。
特に新社会人であれば、3月に卒業旅行や新生活準備などにお金を使って手元の資金が減っている人も多いのではないでしょうか。
さらに、それだけではなく、初任給に対する誤解が金欠の原因になっているケースもあります。
どういうことなのか見ていきましょう。
新社会人が「初任給をもらえるはずなのにお金がない」と感じる大きな原因の1つが、給与の締め日と支給日の仕組みを理解していないことです。
締め日と支給日は、勤務先によって異なります。以下はその一例です。
締め日 | 支給日 |
---|---|
末締め 【例:4/1~4/30に働いた分】 |
翌月25日 【例:5/25に支給】 |
15日締め 【例:3/15(新入社員は4/1)~4/15に働いた分】 |
当月25日 【例:4/25に支給】 |
5日締め 【例:3/5(新入社員は4/1)~4/5に働いた分】 |
翌月15日 【例:5/15に支給】 |
たとえば末締め・翌日25日払いの場合、4月に働いた分を受け取れるのは5/25です。
人によっては、4月と5月のほとんどを無収入で過ごさないといけない可能性もあります。
締め日や支給日は勤務先の「就業規則」で確認できます。あらかじめ確認して、いつどれくらいお金が入ってくるのか知っておくようにしましょう。
勤務先から支給される給料(額面)の全額をそのまま受け取れるわけではない点にも注意が必要です。
給料からは税金や社会保険料などさまざまなものが天引きされ、残った分が自分の取り分(手取り)になります。
社会保険料 | |
---|---|
健康保険料 | 病気やけがの際などに役立つ健康保険の保険料 |
厚生年金保険料 | 将来的に年金を受け取るための厚生年金の保険料 |
雇用保険料 | 失業時やスキルアップに役立つ雇用保険の保険料 |
税金 | |
所得税 | 所得に対してかかる税金 |
住民税 | 社会人2年目から天引きされることが多い |
その他 | |
組合費 | 勤務先の労働組合に加入している場合に天引きされる |
財形貯蓄 | 勤務先の財形貯蓄制度に加入している場合に天引きされる |
※参考:東京都主税局「給与明細の見方」
手取りは、額面の8割程度の金額になることが多いです。
それを知らないと「あれ?思ったより給料が少ない!」という事態になり、家計のやりくりにも影響が出かねません。
あらかじめ想定した上で、受け取れる金額の範囲内で生活するようにしましょう。
なお、給与明細を見れば、何がどれくらい引かれているのか確認できます。
初任給をいつどれくらい受け取れるのか確認したら、次は初任給までにいくらくらいお金が必要になるか考えてみましょう。
参考までに、一人暮らしの社会人の4月〜6月の生活費の平均月額は次のとおりです。
都心(大都市) | 地方(小都市・町村) | |
---|---|---|
食費 | 4万8,111円 | 3万7,799円 |
住居費 | 2万3,314円 | 2万9,752円 |
水道光熱費 | 5,858円 | 1万2,393円 |
家具・家事用品費 | 5,674円 | 2,923円 |
衣類・靴代 | 7,951円 | 5,330円 |
医療費 | 6,036円 | 6,607円 |
交通費・自動車代 | 1万9,585円 | 3万4,708円 |
通信費 | 5,075円 | 9,992円 |
教養・娯楽費 | 2万239円 | 1万3,934円 |
その他 | 2万7,850円 | 2万9,179円 |
合計 | 16万3,088円 | 16万7,257円 |
※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 2024年4~6月期 都市階級・地方別 単身世帯・勤労者世帯」
生活費として、少なくとも月15万円程度はかかると見積もっておきましょう。
ただし、上記の統計には持ち家の人も含まれているため、住居費が低めに出ています。
特に都心の賃貸は家賃が高く、負担になりやすいためより注意が必要です。
初任給を受け取るまでのお金のない期間を乗り切るには、たとえば次のような方法があります。
お金がないときのやりくり術
それぞれ具体的に見ていきましょう。
お金がないときは、出ていくお金をできる限り減らしましょう。節約できればその分、家計に余裕が生まれます。
たとえば、自炊を増やせば食費を抑えられます。スーパーのタイムセールを狙って食材を安く手に入れるのもおすすめです。
初任給までの辛抱だと思って、趣味や娯楽などを先延ばしにして我慢するのも1つです。
また、スマホ代やネット代、サブスクなどの契約を見直して、不要な分は解約したりより安いプランに乗り換えたりすることも検討してみましょう。
何かを売ってお金を作る方法もあります。
着ていない服や読んでいない本、使っていない家電などがあればフリマアプリや中古品買取店などで売ってみましょう。
貴金属やブランド品などは、質屋に持っていくという選択肢もあります。質屋では預けた品物を担保にお金を借りられます。
期限内に返済すれば、預けていた品物は手元に戻ってきます。金利は高いですが、「売りたくないけど一時的にお金が必要」というときに役立つでしょう。
お金がなくても、今までの買い物などで貯まったポイントならあるという人もいるかもしれません。
PayPayポイントや楽天ポイントなどは、スーパーや街なかのお店でも現金のように支払いに使えることがあります。
近年はポイントを積極的に集める「ポイ活」も盛んで、ポイントサイトでアンケートに答えたり特定の条件をクリアしたりすると比較的かんたんにポイントがもらえます。
ポイ活は勤務先の副業規定にひっかかりにくいため、単発バイトやスポットワークで働くのが難しい人にもおすすめです。
クレジットカードを使えば、支払いのタイミングを遅らせることができます。
たとえば毎月15日締め・翌月10日払いのクレジットカードの場合、3/16~4/15に使った分は5/10にまとめて引き落としされます。
給料とクレジットカード、双方の締め日と支給日(支払日)を把握してタイミングをずらせば、給料日後にお金の余裕が生まれたタイミングで引き落としが来るようにでき、4月の一時的な金欠を乗り切りやすくなります。
クレジットカードにキャッシング枠が付いていれば、その枠の範囲内でお金を借りることも可能です。
ただ、クレジットカードに頼りすぎて引き落としや返済ができない事態になると大変です。計画的に利用しましょう。
どうしてもお金が足りないときは、親や親族、友人・知人など周囲の人に頼るのも一案です。正直に困っている現状を話して助けを求めれば、お金を融通してくれるかもしれません。
親に頼るときは、一時的な食費や光熱費の援助という形で相談してみるのもよいでしょう。
ただし、お金の問題は人間関係に悪影響を与える可能性があり、慎重に検討したいところです。
お金を借りるなら、一時的かつ少額だけにする、いつまでにどうやって返すか決めて約束しておくなど、誠意を持って対応するようにしましょう。
支出を減らすのも収入を増やすのも限界で、周囲に頼れる人もいないといった場合は、最終手段としてカードローンでお金を借りる方法もあります。
カードローンは銀行や消費者金融などが提供している個人向け融資サービスです。
スマホやパソコンから手軽に申込みができ、早ければ当日中にお金を借りられる場合もあります。契約時に決められた金額の範囲内なら、何度でもお金を借りたり返したりを繰り返せるのが特徴です。
ただ、金利が高めなことが多いため、安易に頼らず、きちんと返済計画を立てた上で慎重に利用することが大切です。
金利が高いほど返済が大変になります。
「返済できない」「借金がなかなか減らない」という事態を避けるため、なるべく金利が低いカードローンを選ぶのがおすすめです。
たとえば、プロミスは金利が年4.5%~17.8%で、初回借入時に適用される上限金利が他の消費者金融と比較して低く設定されています。
また、初回借入の翌日から30日間無利息で借入できるので、初任給が入るまでなど決まった期間の借入であれば、借りた分を返すだけなので返済負担を抑えることができます。
おすすめポイント
※審査時間・融資時間:申込みの時間帯、利用する銀行、曜日、または本人確認書類の提出状況によって、当日中の融資ができない場合があります。
※無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※18歳・19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申し込めません。
カードローンにはさまざまな種類があり、それぞれ金利や融資スピード、サービス内容などが異なります。
いくつか比較して、自分に合ったものを探しましょう。
新社会人として安定した生活を送るためには、計画的なお金の管理が欠かせません。
まず、収入と支出のバランスを把握し、毎月の予算を立てる習慣をつけましょう。家計簿アプリを利用すると手軽に実践できます。
また、急な出費に備えるため、少しずつ貯金を始めましょう。
理想は生活費の6ヶ月分を確保することですが、最初は少額でも構いません。給料の一部を自動的に貯金に回す仕組みを作ると、無理なく貯蓄できます。
クレジットカードの使い方にも注意が必要です。一括払いを基本とし、リボ払いやキャッシングは極力避けましょう。
支払いを先延ばしにすることで一時的に楽になるものの、高額な利息が発生し、結果的に負担が増えることになります。
余裕が出てきたら、将来に向けた資産形成のため、NISAやiDeCoなどの制度を活用して投資を始めることも検討してみましょう。
長く投資を続けるほど利益が出やすくなるため、少額ずつでも若いうちから取り組んでいくのが効果的です。
初任給をもらうまでには時間がかかります。また、手取り額は税金や社会保険料の影響で想定より少なくなることがあります。
あらかじめ給料日までに必要になる金額を予測して、その分を確保しておきましょう。
もしお金が足りなくなった場合は、徹底的な節約やフリマアプリ、ポイントサイトの活用など複数の方法でやりくりできます。一時的にお金を借りるという選択肢もあります。
長期的にお金に困らないようにするためには、収入と支出の管理を徹底し、計画的に生活する習慣をつけるのがおすすめです。
安心して今後の社会人生活を送っていくためにも、早いうちから正しい知識を身に付け、お金とうまく付き合っていきましょう。
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