流通系カードの最大手として知られるクレディセゾングループであり、カードローンや不動産担保ローン、リースパックなどさまざまな金融商品を提供している「セゾンファンデックス」。
なかでも不動産担保ローンは公式サイトにも「銀行以外で事業資金をお探しの法人・個人事業主様!」と記載されていることから、銀行での融資を受けることが難しい事業者への融資を積極的に行っていることが予想できます。
でも、大事な不動産を担保に出す側からすると、そんな人たちばかりに融資をしているなら自分の不動産の価値を正当に評価されず、融資額が低くなるんじゃないの?なんて不安も出てしまいますよね。
そこで、不動産担保ローンの中で事業者向けの商品を担当してる市原さんに、審査のお話から公式サイトには記載されていない情報までいろいろお話をうかがってみました!
※当日の取材はコロナに配慮しネットにて行いました。また市原さんのプライバシーを考慮し、お顔をイラストにしております。
「セゾンファンデックスの基本情報を先に知りたい」という人はこちらを参照してください。
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――「セゾンファンデックス」さんはクレディセゾングループということですが、最大の強みはなんでしょうか?
市原さん:クレディセゾンのグループ会社としてお客様の立場に立った柔軟な対応や審査を行っておりますし、女性スタッフが多いことも特長ではあるかと思います。
最大の強みというと、やはり「クレディセゾン」が親会社ですので財務基盤が安定しているということで、お客様からも安心してご利用いただけることじだと思います。
――もうインタビュー冒頭からいきなりぶっちゃけますが、セゾンカードを持っていると審査に通りやすいとか、何か優遇されたりとかしないんでしょうか?
市原さん:お申込みいただいた方はすべて平等に審査を行うようにしておりますので、セゾンカードを持っているから優遇されるということはないですね。
――セゾンカードを持っている人には残念なお知らせかもしれませんが(笑)、カードの有無で優劣がないというところは、どんな人でも安心して申し込めるという利点ですね。申し込みは全国対応なんですよね?
市原さん:北は北海道、南は沖縄まで47都道府県すべてを対応エリアとさせていただいております。
ありがたいことに本当に全国からのお申し込みをいただいているのですが、関東の一都三県、北海道、大阪、愛知、福岡などの主要都市が多いかなと思います。
ネットで24時間いつでもお申し込みいただけますし、1顧客1担当制を導入しておりますので、お申し込みから契約まできめ細やかにサポートさせていただきます。
契約の際には弊社提携の司法書士事務所が全国にありますので、そちらに足を運んでいただいてご契約をしていただくか、もしくは別途出張の手数料が発生しますがお客様のご自宅や会社まで司法書士がお伺いしての契約にも対応しています。
――1顧客1担当制なんですか!?不動産担保ローンは専門的な要素が多いので、たとえば審査や不動産の鑑定、契約と、それぞれ担当者が違うのかと思ってました。
市原さん:もちろん、契約書の作成や不動産の鑑定などは外部スタッフにお願いしているので、それぞれエキスパートの担当者が行っています。
でも、お客様とやりとりをする担当者を別にしてしまうと、お客様にストレスが溜まってしまうと思うんです。それまでのお話や要望など、お客様によって本当にそれぞれですから。
特にネットでのお申込みの場合は不明点や確認などは電話かメールでのやりとりがメインになりますから、お客様の声のトーンなどで分かることもあります。できる限りストレスなく、お客様がスムーズに融資を受け取れるようにと常に考えております。
――先ほど柔軟な審査を行っているということでしたが、できればもう少し具体的に教えてください。
市原さん:弊社の審査は従来のスコアリング審査ではなく、クレディセゾングループとして長年培われてきたノウハウを用いてお客様一人ひとりのニーズに合わせた個別審査を行っているんです。
例えばスコアリング審査であれば、赤字決済や債務超過の企業はダメという線引きがあるかと思いますが、弊社では一律の足切りというものを設けてはおりません。
そのため過去や現在、融資を行ったお客様のなかには連続赤字決済や債務超過、税金を滞納していたという企業様もいらっしゃいます。
そういう企業様には、事業計画書を作成していただいたり、ご融資金をどのように活かして事業展開をしていくのかをお伺いしたりして、企業様の将来性も判断させていただきます。
そのうえで担保※とする不動産の価値や流通性も重視しますので、審査に関しては多角的に行っているとう感じですね。
――なるほど。セゾンファンデックスさんの審査は減点方式ではなく、加点方式というワケですね。
市原さん:おっしゃる通りですね。確かに加点方式の審査ということになると思います!
弊社の不動産担保ローンには、銀行の審査に通らなかったというお客様もいらっしゃいます。
でも、銀行の審査は債務超過ですとか、滞納をしているとかですとほぼ審査を受け付けてもらえないんです。でも、例えば融資を受けることでその会社様が発展できたり、次のチャンスにつながったりするのであれば、弊社では融資を行うという判断になるかと思います。
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――担保とする不動産もさまざまですよね。どんな不動産を担保にする人が多いんですか?何か制限などはあるのでしょうか?
市原さん:やはり一戸建てもしくはマンションの一室が多いですね。築年数などの制限は設けていないのですが、築年数が古い物件は返済年数が短くなったり、融資金額が希望金額より少なくなってしまったりということはございます。
どうしても不動産の価値に合わせて、融資金額を決定するという一面がありますから。
――一軒家の場合、築20年で建物の価値が0円になるということを聞いたことがあるのですが、その場合はどうなるのですか?
市原さん:そのような場合は、土地の価値だけで判断させていただいてます。
こう言ってしまうと、築年数の古い物件では希望金額の融資が受けられないのでは?と心配されるお客様もいらっしゃると思うのですが、どのような不動産でも、評価をまったくしないということはありません。
古い物件ですと住宅ローンを完済されていることも多いですし、相続をうけた物件ということもあるので、まずはご相談していただければと思っております。
――どうしても取り扱えない物件はあるのでしょうか?
市原さん:持ち分や底地などの取り扱いは不可とさせていただいております。基本的に再建築不可物件も不可なのですが、例えば大都市の中でも人気エリアにあり、リフォームをすれば流通性が高いと判断できるなら、取り扱うこともあります。でもかなりイレギュラーだと思います。
また工場や農地、ソシアルビルも弊社では取り扱いが難しい物件になりますね。
――すごく田舎の土地とか、過疎地の家屋なども物件としては持ち込まれそうな気がしますけど……。
市原さん:う~ん、それが拝見して見ないと何とも言えない難しいところですね。先ほども少し申し上げましたが、不動産の流通性も重視しますので、その不動産が欲しいと思ってくれる人がいないと価値が付けられないんです。
不動産の価値に関しては、外部の不動産鑑定士の方に依頼しています。第三者の目線でしっかりと判断をしていただき、その価値に見合った金額でのご融資ということになりますね。
――またぶっちゃけた質問で恐縮ですが、買った時にはこの金額だったんだからセゾンファンデックスさんの評価額はおかしい、もっと高いはずだ!なんて言い出す人もいるんじゃないですか?
市原さん:ご自分の想像していた価値に比べて低く言われると、気持ちよくはありませんよね(苦笑)。
入手価格とローンの査定額の違いなども説明しながら、不動産会社で販売したらこのぐらいの価値になるかもしれませんが、ローンの担保として評価するとこのぐらいの金額になりますとしっかりと説明をさせていただき、ご納得するまでご説明させていただくようにしています。
――不動産の価値を審査するなど難しいと思うのですが、公式サイトの申込方法を見ると最短即日で仮審査の回答をしてくれるんですか?
市原さん:ネットでお申し込みをいただく際には、お客様の基本情報を入力していただきます。
担保にする不動産に関しては、物件の所有地や種類、物件所有者とのご関係などをご記入いただいて、仮審査をさせていただき、融資の可不可を最短即日でご連絡させていただいてます。
申込みのお時間などで翌営業日になってしまうこともありますので、融資が必要になりましたら早めにお申し込みいただけると、回答も早くできると思います。
仮審査のご連絡をさせていただきましたら、必要書類を提出していていただき、今度は本審査に入ります。この時、不動産鑑定士などの専門家の審査などが入りますので、必要書類ご提出から最短3営業日後の回答になっています。
こちらも、担保にする不動産によってはもう少々お時間をいただくことがあります。
――提出する書類はやはり多いですよね。お客様の書類で忘れがちなものとかあるのでしょうか?
市原さん:固定資産税や所得税などの納税証明書や、担保予定不動産のローン残高が確認できる残高証明書などは、うっかり提出を忘れてしまうお客様も多いですね。
その場合、書類が足りないということで審査通過がナシになったりすることはありませんので、こちらからご連絡などをさせていただいて、ご準備いただくようにしています。
――仮審査に通過できたのに、書類を提出しての本審査で落ちてしまう……なんてこともあるんですよね?
市原さん:まったく0とは申し上げられませんが、本審査で落ちてしまう人はかなり少数です。
本審査の結果、希望金額には届かないけれども融資が可能ですというお返事をすることもありますし、もし他にも不動産をお持ちのようであれば、そちらを担保にすることで希望金額を融資することができますという提案もさせていただきます。
先ほど少しお話しましたが、弊社にお申し込みになるお客様は銀行では融資が受けられなかったり、銀行の融資が出るのを待っていられなかったりという方です。なかには開業資金のためにお申し込みをされるという方もいらっしゃいます。
お客様が不動産担保ローンをお申し込みになる理由や、融資金額を使う目的はさまざまです。弊社の思うゴールは、セゾンファンデックスからの融資を活かしてビジネスチャンスをつかんでいただくことだと思っています。
そのお手伝いをすることが役割だと考えておりますので、NOというのではなく、できる限りお客様へ融資をさせていただきたいと考えております。
――なるほど!開業資金!ビジネスローンや銀行の事業者融資の場合、開業資金には利用できない場合が多くありますから、不動産担保ローンは便利ですね。
市原さん:事業資金の場合、銀行の返済は5年程度の短期です。そのため金利は安くても、毎月の返済額が事業を圧迫することもあるんです。
でも不動産担保ローンであれば、銀行より金利は高くなってしまいますが、セゾンファンデックスの場合ですと返済は最長25年※です。企業様のキャッシュフロー改善に役立てることも可能です。
不動産担保ローンというと、ちょっと堅いイメージがあるので銀行と同じくらい審査が厳しいとか、融資まで長い期間待たされるとか、希望金額より少ない額しか貸してもらえないというイメージがあると思うんです。
でも、セゾンファンデックスの企業理念は「顧客満足度NO.1企業を目指します」ですから。自分のお持ちになっている不動産が担保に見合わないんじゃないか、赤い決済だから無理と言われるんじゃないかなどお悩みである人こそ、ご相談に来ていただきたいと思います。
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不動産担保ローンの取材なので、四角四面のお役人のような担当者が出てくるのかと思いきや、ふんわり笑顔の女性ということでまずビックリ!
バブルの崩壊やリーマンショックの時のように、不動産の価値が下がったら急に返却してほしいなんてことを言われるんじゃないですか?なんてこちらからのちょっと意地悪な質問にも、貸しはがしなどは一切行ったことがないし、これからもあり得ないと自信をもってお答えいただきました。
セゾンファンデックスのスタッフは女性が多く、1顧客1担当制ということなのでプライバシーも守りつつ、まるでホテルのコンシェルジュのような細やかなケアをしてくれます。
やはりクレディセゾングループとしての財務状況の良さや、お客様ファーストの考えが根付いているからこそなのだと感じられました。
申込から最短即日での仮審査回答、必要書類を提出してから最短3営業日での審査回答は、銀行融資はもちろん、競合の不動産担保ローンの中でもかなりスピーディです。
なるべく早く融資を受けたい人や、自分の大切な財産である不動産を安心できるところで担保にしたいという人におすすめです。
名称 | 「株式会社セゾンファンデックス」 |
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住所 | 本社:東京都豊島区東池袋三丁目1番1号 サンシャイン60 37階 支社:大阪府大阪市淀川区宮原一丁目2番4号 新大阪第5ドイビル11階 |
TEL | 0120-212-622(東日本) 0120-517-050(西日本) |
設立 | 1984年2月1日 |
商品名(正式名称) | 事業者向け不動産担保ローン |
申込受付 | 24時間(ネット) |
申込方法 | ネット 電話 FAX |
利用目的 | 運転資金、設備投資、開業資金、納税資金、ローンの組換えなど |
契約対象者 | 法人・個人事業主 個人事業主は原則、申込時満20歳以上70歳以下、完済時85歳未満の方。 日本国籍または永住許可を有する方。 |
融資対象 | 全国※一部対応できない地域あり |
融資金額 | 100万円~5億円 |
融資年率 |
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金利(実質年率) | 15.0%以内(事務手数料・調査料などを含め年率で換算したもの) |
担保(抵当権設定) | 法人、代表者またはその親族が所有する不動産 ※抵当権の順位は問わない ※持ち分、底地、再建築不可物件の取り扱いは不可 |
保証人(連帯保証人) | 原則不要 ※法人融資の場合は、代表者の連帯保証が原則必要 ※親族(三親等以内)が所有する不動産の場合は連帯保証人となってもらう場合あり |
契約時の諸費用 |
事務手数料:融資金額の1.65%以内(税込) 【事務手数料内訳】
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中途解約手数料 | 返済元金の3.0%以内 |
返済期間・返済回数 | 5年~25年/60回~300回 ※変動金利の場合、利率の見直しに伴い、原則として毎月の返済金額は増額されませんが、返済期間は最長35年・420回となる場合があり |
返済方式 | 毎月元利均等払い |
返済日 | 毎月4日 初回の返済は融資日の翌々月 ※通帳などには《セゾン》などの名称表示あり |
即日融資の対応 | 不可 |
審査時間 | 仮審査:最短即日 本審査:必要書類提出から最短3営業日 融資まで:最短1週間 |
審査対応時間 | 営業時間内(9:00~17:30) 土日祝休 |
契約対応時間 | 営業時間内 その他の時間帯・曜日でも一部対応可 |
融資の利用制限 | 事業性資金に係る融資 |
申込時の必要書類 |
【法人融資の場合】
【個人事業主融資の場合】
※法人・個人事業主ともに、その他必要に応じて上記以外の書類を提出していただく場合あり |
契約時の必要書類 |
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