住宅ローン、教育ローン、マイカーローンなど、銀行からお金を借りる方法は数多くあります。
ただし、これらの銀行ローンは、面倒な書類の準備や厳しい審査があるため、気軽に利用できるものではありません。
では、生活費の補てんや冠婚葬祭に関する出費など、急にお金が必要になった人は、どうやってお金を工面すれば良いのでしょうか?
そんな人におすすめしたいのが、銀行のカードローンです。
銀行のカードローンなら、借入の目的に制限が設けられていないため、どんな用途でも自由にお金を使うことができます。
今回は、そんな銀行のカードローンでお金を借りる方法について、詳しくご紹介したいと思います。
銀行のカードローンに申し込むには
銀行のカードローンでお金を借りるためには、申し込み手続きが必要です。
ここではまず、自宅にいながら簡単にできるインターネット申し込みについて見てみましょう。
事前に準備しておくもの
- 本人確認書類・・・運転免許証、パスポート、健康保険証、住民基本台帳カードなど
- 所得を証明できるもの・・・源泉徴収票、課税証明書、給与明細票など
※保険者番号、被保険者記号・番号、通院歴、臓器提供意思確認欄に記載がある場合はマスキングしてお送りください。
インターネット申し込みのおおまかな流れ
- ナビナビキャッシングより、銀行のホームページにアクセス
- カードローンの申込フォームに個人情報を記入し送信
(住所、氏名、生年月日、勤務先、勤続年数、年収など) - 申込内容確認の電話(フォームの内容を再度確認)
↑この時点で仮審査クリア - 保証会社による審査(委託先の保証会社が審査を行います)
- メールもしくは電話にて審査結果の伝達
↑本審査クリア - 本契約書類が郵送されてくるので返送する
- カードの到着(簡易書留郵便など)
銀行によって多少の違いはありますが、おおまかな流れはこのようになります。
審査で注目されるポイント
一般的な銀行カードローンの申込み基準は以下の通りです。
- 日本国籍を持っており、国内に居住していること
- 満20歳以上、65歳未満であること
- 安定した収入を得ていること
日本国籍を持っており、国内に居住していること
外国人であれば永住許可証が必要です。
満20歳以上、65歳未満であること
銀行によっては60歳未満としているところもあります。
要するに働いて収入が得られる年齢ということです。
安定した収入を得ていること
毎月安定した収入があれば、パートやアルバイトでも申し込み可能です。
収入のない専業主婦の場合は、配偶者に安定した収入があれば利用できるカードローンもあります。
とりあえず上記の条件を満たしていれば、銀行カードローンに申し込み可能で、次のステップである保証会社での審査が行われることになります。
審査を行う保証会社
保証会社として機能するのは、信用情報機関への照会が可能な消費者金融や信販会社です。
それぞれの銀行カードローンの審査会社は次の会社です。
みずほ銀行カードローン | 株式会社オリエントコーポレーション |
---|---|
三菱UFJ銀行カードローン | アコム株式会社 |
三井住友銀行 カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
住信SBIネット銀行カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 |
セブン銀行カードローン | アコム株式会社 |
イオン銀行カードローン | イオンフィナンシャルサービス株式会社またはオリックス・クレジット株式会社 |
続いて、銀行カードローンのメリット、デメリットについて見ていきましょう。
銀行カードローンのメリット
- メリット
- 銀行だからこその安心感
- 限度額が高い
- 金利が低い
銀行だからこその安心感
消費者金融には抵抗のある人でも、銀行なら安心して利用できるという人は多いでしょう。
限度額が高い
消費者金融と比べると設定できる上限の限度額は高くなります。
ただし、実際に借り入れできる限度額は、審査によって個人ごとに異なります。
審査では利用者の属性や収入等から返済能力を確認しており、無理な借り入れはできないようになっています。
金利が低い
最高金利でも15.0%程度と、消費者金融の上限18.0%に比べ、低く設定されています。
借入額が大きくなるほどさらに金利は低くなります。
また、住宅ローンなどを利用していると優遇金利の対象となることもあります。
銀行カードローンのデメリット
- デメリット
- 融資までに時間がかかる
- 審査が厳しめ
融資までに時間がかかる
銀行によっては口座開設が必要になることもあるので、消費者金融などと比べカード発行までに時間がかかる傾向にあります。
2018年1月からは、すべての銀行カードローンで「即日融資不可」となりました。
何よりも「スピード」を優先しなければいけない状況であれば、銀行ではなく消費者金融を検討しましょう。
審査が厳しめ
消費者金融などに比べ、低金利で高額の融資を行う訳ですから、どうしても審査は厳しくなってしまいます。
銀行のカードローンでお金を借りたいという人は、メリットとデメリットの両方をしっかりと把握し、自分に合ったカードローンであるかを見極めましょう。
こんな人は銀行のカードローンがおすすめ
銀行カードローンをおすすめしたいのは以下のような人たちです。
- まとまったお金を借りたい
- 少しでも利息を抑えたい
- その銀行の口座を持っている(手続きが簡単)
- すでに銀行との取引がある(金利の優遇が受けられるケースも)
このように、銀行カードローンには選ぶべき理由がたくさんあります。
ぜひあなたのライフスタイルのお供になる、ピッタリの1枚を見つけてください。