

ファクタリングのメリットやデメリットは何があるの?

ファクタリングを利用した時のリスクは?
ファクタリングを検討している方であれば、メリットやデメリットを知りたいのは当然だと思います。
ファクタリングのメリット・デメリット・リスクは以下のとおりです。
- ファクタリングのメリット6点
- 現金化は最短即日
- 取引先にバレない(2社間ファクタリング)
- 信用情報に悪影響がない
- 銀行融資よりも審査が容易
- 取引先が倒産しても回収義務がない(ノンリコース)
- 担保・保証人なしで利用可能
- ファクタリングのデメリット3点
- 手数料が他の融資方法よりも圧倒的に高い
- 債権譲渡登記や3社間ファクタリングなら利用したことが知られる
- 売掛金の買取ができるかは取引先の信用情報に依存する
- ファクタリングのリスク2点
- 悪質なファクタリング業者に当たる可能性がある
- デフォルトリスク(債務不履行)がある
近年、利用者が増えているファクタリングですが、正しい知識を持たずに利用すると、思わぬ損失やリスクを背負いかねません。
そこでこの記事では、以下のことを解説します。
この記事でわかること!
- ファクタリングのメリット・デメリット
- ファクタリングに潜むリスク
- 信頼できるファクタリング業者
この記事を読めば、ファクタリングを申し込んでも良いかの判断ができるようになるでしょう。
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※遅延債権は申し込めません
ファクタリングのメリット6点
- ファクタリングのメリット6点
- 現金化は最短即日
- 取引先にバレない(2社間ファクタリング)
- 信用情報に悪影響がない
- 銀行融資よりも審査が容易
- 取引先が倒産しても回収義務がない(ノンリコース)
- 担保・保証人なしで利用可能
ここでは、上記のメリット6点を詳細に説明していきます。
メリット1:現金化は最短即日
ファクタリングは、現金化までのスピードが早く、最短で当日に現金化してくれるファクタリング会社も複数あります。
銀行融資で資金調達しようとすると、2週間~2カ月程度の期間をみる必要があり、日頃から取引をしている銀行でも即日融資が可能なケースはほとんどありません。
ファクタリングであれば、初めての利用でも最短当日で現金化できる可能性があるので、すぐに現金が必要な企業にとって大きなメリットになります。
※審査が当日で買取までに時間がかかるファクタリング会社も存在するのでお急ぎの方はお気を付けください。
ファクタリングは審査のスピードが圧倒的に早いためです。
「売掛金が架空ではないか、二重譲渡にならないか」が重要な点で、信用度調査は不要なので、買取可否の判断が早く出せるのです。
最短即日で対応しているファクタリング会社を知りたい方は以下の記事をご覧ください。
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メリット2:取引先にバレない(2社間ファクタリング)
2社間ファクタリングでは、債権譲渡登記が行われないので、取引先にファクタリングの利用を知らせる必要がありません。
※債権譲渡登記がされるかどうかは必ず契約書に書かれているので、必ず確認しましょう。
そのため、取引先に財務状況が悪い事実を知られることなく、資金調達が可能です。
- 取引先との継続的な取引を考えている
- 信用度が下がることは回避したい
以上のような企業にとって、2社間ファクタリングは魅力的な資金調達方法のひとつだといえます。
2社間ファクタリングの仕組みをもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
メリット3:信用情報に悪影響がない
銀行融資やカードローンでは、各金融機関が共有する「信用情報機関」に融資の記録が残りますが、ファクタリングは記録が残りません。
しっかり返済すれば信用が落ちることはないと安心がちですが、カードローンの場合は、利用した事実だけでマイナスの判断をする銀行もあります。
「銀行融資よりも金利が高いカードローンを利用しないといけないぐらい、経営状況が悪い」と銀行に判断されることがあるからです。
ファクタリングであれば、信用情報に悪影響がないため、今後の融資のことを考えると、ファクタリングの利用歴を取引銀行にバレない点はメリットになるでしょう。
補足:ファクタリングで財務状況を改善し、銀行融資の再開を目指せる
ファクタリングは信用情報に悪影響がないため、誰にも知られず財務状況を健全化できます。
貸借対照表や損益計算書などの財務諸表は、銀行融資の審査で最も重要ですが、ファクタリングによって以下のような改善に繋げることが可能です。
- 貸借対照表
- ファクタリングの利用により、支払いサイクルが短期化される
↓
貸借対照表の負債が徐々に資産になる
↓
財務状況が改善される
- 損益計算書
- 売掛金を早く回収するだけなので、銀行融資と違って財務諸表に載せる必要がない
↓
他の負債の早期返済など、財務状況が改善される
売上や利益が減少したり、負債が増えたりすると、たとえ将来性や事業計画が良好でも、銀行の審査に通るのは難しくなります。
また、ひと昔前の銀行融資に比べると、企業の将来性は評価されるようになってきていますが、財務諸表が重要であることは変わりません。
銀行融資を検討しているのであれば、ファクタリングを利用した財務状況の改善も、手段のひとつとして検討すると良いでしょう。
メリット4:銀行融資よりも審査が容易
ファクタリングの審査は、「取引先の信用度」が基準になるため、銀行融資に比べてハードルが低いです。
普通の融資ならば、融資を受ける会社の信用状態が重要になりますが、3社間ファクタリングの場合はファクタリング利用会社が倒産しても取引先(売掛先)から資金が回収できれば問題ありません。
赤字や債務超過、税金を滞納していてもファクタリングを利用できる可能性があります。
ファクタリング審査についてもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
メリット5:取引先が倒産しても回収義務がない(ノンリコース)
償還求償権がないファクタリング契約を「ノンリコースファクタリング」といい、売掛金の未回収リスクを背負わなくて済みます。
「償還求償権がない」という意味をファクタリングで考えると、「取引先」の代わりに売掛金を支払った「ファクタリング会社」が、肩代わりした分を「あなた」に請求しないことを表します。
つまり、「ノンリコースファクタリング」であれば、万が一取引先が倒産したとしても、未回収の売掛金を請求されないということです。
メリット6:担保・保証人なしで利用可能
銀行の融資に慣れている人にとっては衝撃かもしれませんが、担保や保証人が不要で利用できます。
銀行融資では担保や保証人を要求されるケースが多いですが、ファクタリングは売掛金を使う資金調達なので、融資とは根本的に考え方が異なるのです。
ファクタリングのデメリット3点
- ファクタリングのデメリット3点
- 手数料が他の融資方法よりも圧倒的に高い
- 債権譲渡登記や3社間ファクタリングなら利用したことが知られる
- 売掛金の買取ができるかは取引先の信用情報に依存する
ファクタリングはメリットの多い資金調達方法ですが当然デメリットもあります。
ここでは、上記3つのファクタリングのデメリットについて説明します。
デメリット1:手数料が他の融資方法よりも圧倒的に高い
ファクタリングのデメリットの1つ目は、手数料が多くかかることです。ファクタリングは、銀行融資やカードローンのような利息はかかりません。
しかしファクタリングを利用する際に手数料がかかります。また手数料は、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの場合で異なってきます。
一般的な手数料の相場は2社間ファクタリングの場合10.0%~30.0%、3社間ファクタリングの場合で2.0%~20.0%です。
これは金利(年率)に換算すればおよそ年60%~500%という、桁違いの超高金利に相当します。
※売掛金の1カ月入金早期化と仮定した場合
ファクタリングの手数料相場や項目について詳しく知りたい方は下記のページを参考にしてください。
デメリット2:債権譲渡登記や3社間ファクタリングなら利用したことが知られる
ファクタリングのデメリットの2つ目は、債権譲渡登記や3社間ファクタリングでファクタリングの利用実績を知られる可能性があることです。
メリットのところでも軽く触れましたが、2社間ファクタリングであれば知られる可能性が限りなく低いですが、それでも0%ではありません。
また、3社間ファクタリングであれば100%の確率でファクタリングの利用が取引先に知られることになります。
ファクタリングの利用を知られるということは信用度にかなり影響するのでデメリットと言えるでしょう。
デメリット3:売掛金の買取ができるかは取引先の信用情報に依存する
ファクタリングのデメリットの3つ目は、売掛金の買取ができるかは取引先の信用情報に依存することです。
銀行融資やカードローンの場合、自社の信用状況によって借り入れができるか否かが決まります。
しかしファクタリングの場合、3社間ファクタリングの利用可否は、売掛金を発行している取引先の信用状況によって大きく左右されます。
取引先の信用状況が悪ければ自社の信用状況がいくら良くてもファクタリングを利用することはできません。
そうはいっても、ファクタリングを利用する会社の多くは、自社の信用状況が悪い場合ことが多いです。
自社の信用状況が悪くなければ、即日の資金需要がない場合以外にファクタリングを利用するケースは少ないと思います。
ファクタリングのリスク2点
- ファクタリングのリスク2点
- 悪質なファクタリング業者に当たる可能性がある
- デフォルトリスク(債務不履行)がある
この章では、ファクタリングの2つのリスクを説明します。
リスク1:デフォルトリスク(債務不履行)がある
ファクタリングのリスクの1つ目はデフォルトリスクを負うかどうかです。デフォルトリスクとは債務不履行リスクのことで、売掛金を発行した会社が倒産してしまうことによって起こります。
ノンリコースファクタリングであれば、ファクタリングを利用する会社にとってリスクはありません。
売掛金を発行した会社が倒産して売掛金の回収ができなくてもファクタリングを利用した会社が返済する義務はないからです。
しかしリコースファクタリングの場合は、ファクタリングを利用する会社にとって大きなリスクになります。
何故ならリコースファクタリングの場合は、取引先企業がデフォルトしてしまった場合、ファクタリングを利用した会社は、ファクタリング業者に売掛金の満額を返済しなければいけないからです。
デフォルトまで行かなくても、売掛金を受け取った後に、販売した商品の返品や不具合が起きて売掛金が減少してしまう可能性があります。
この場合もリコースファクタリングの場合は、減少した分、ファクタリングを利用した会社が負担する必要があります。
リコースファクタリングの場合、デフォルトや売掛金の額面が減ってしまうこととはファクタリングを利用する会社にとって大きなリスクになります。
契約しようとしているファクタリングがノンリコースファクタリングかリコースファクタリングであるかを確認することは非常に重要なことです。
もしリコースファクタリングの場合は、売掛先の経営状況が芳しくない場合、ファクタリング利用会社は大きな責務を負うことになります。
また今は経営状況に問題がなくても今後経営状況が悪くなることは十分に考えられます。ファクタリングの契約をする際は極力ノンリコースファクタリングを選択したほうが安心といえるでしょう。
リスク2:悪質業者に騙される可能性がある
ファクタリングのリスクの2つ目は悪質業者に騙される可能性があることです。近年、ファクタリング業者を名乗る無許可貸金業者が増えています。このような業者の多くはいわゆる闇金です。
このような悪質業者は、債権を担保に法外な金利でお金を貸し付けて絞れるだけ絞って債権を奪い取るといった事例があるようです。
インターネットで調べていてよく見るような会社は大丈夫な場合が多いですが、それでも心配な方もいらっしゃると思います。
この後の章では当社が独自に調査してこの会社であれば大丈夫!という会社をご紹介します。
ファクタリングをするべきかの判断基準
ファクタリングが気になっているということは資金繰りに難航しているということだと思います。
そんな方の中でも
- 信用情報がブラックの人
- 融資した時の信用情報への影響が気になる人
- 保証人や担保がない人
上記の3つに当てはまる方はファクタリングを利用しても良いと考えられます。
メリットでもお伝えしたとおり、ファクタリングは自社の信用状況が悪くても利用することが可能で、銀行融資やカードローンのように財務状況に影響を与えません。
また、銀行融資のように保証人や担保も必要なく、信用状況がよい売掛金さえあれば利用できます。
その他にどうしても即日資金が必要な方もファクタリングの利用を検討してもよいと思います。
優良ファクタリング会社を比較!編集部おすすめ4社

ファクタリングのメリット・デメリットはわかったけど、安心して利用できるファクタリング会社がどこかわからない…
編集部が行った調査の結果、おすすめの優良ファクタリング会社は次の4社です。
編集部おすすめファクタリング会社4選 | ||
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※個人向け給与ファクタリングではありません
※遅延債権は申し込めません
これらの4社について、おすすめポイントやメリット・デメリットをさらに詳しくご紹介します。
【貸金業登録業者】アクト・ウィル株式会社
- アクト・ウィルのメリット
- 中小企業のサポートが得意なローン会社
- 貸金業登録業者で安心して利用できる!
- ファクタリングを含む8種類のビジネスローンを取り扱い
- アクト・ウィルのデメリット
- 最高取扱額が最高500万円まで
- 返済方法は一括のみ
- 保証人が必要な場合がある
アクト・ウィル株式会社は、法人事業資金融資に強みを持つ貸金業者です。
他のファクタリング会社と比較すると、ファクタリングにかかる手数料は(実質年率)10.0%~20.0%と、低めに設定されているのが魅力といえます。
また、次の8種類の金融サービスを提供しているので、ファクタリングにとどまらず総合的な金融支援を期待できます。
- ファクタリング融資
- 信用保証融資
- 不動産担保融資
- 商業手形割引
- 有価証券担保融資
- 車担保融資
- 商業手形担保融資
- 売掛債権担保融資
長期的なお付き合いになる可能性がある方は、アクト・ウィルにご相談されてみるのがおすすめです。
アクト・ウィル
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- 比較的低金利で融資可能!
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ファクタリングのおすすめ会社について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
今回は、ファクタリングのメリット、デメリットについて説明をしました。ファクタリングは銀行融資に比べると馴染みのない資金調達方法かもしれません。
しかしファクタリングを利用することによって劇的に資金繰りが回復することも十分考えられます。もちろんファクタリングにもデメリットはあります。
しかし世の中、デメリットのないサービスはありません。重要なのは、サービスのデメリットをしっかり理解したうえで利用することです。
ファクタリングにはデメリットはあります。しかし多くのメリットがあることも事実です。デメリットを理解したうえでファクタリングの利用を検討してみることをおすすめします。
今回の記事でファクタリングのメリット、デメリットについてご理解頂ければ幸いです。
是非今回の記事を参考にファクタリングを貴社の資金調達の新たな選択肢に組み入れてはいかがでしょうか?