「急な出費にどう対応すればいいのだろう…」
例えば、一生に一度の成人式。振り袖を着たいという夢があっても、その費用に驚き、どう準備を進めるべきか迷うこともあるでしょう。この記事では、振り袖を着るためにカードローンを利用したある女性の体験談を通じて、借入に対する不安や返済の実際の一例を紹介します。
三島 雪菜さん(仮名・20歳・女性)
栃木県宇都宮市に暮らし、一人暮らしをしながらアルバイト収入で大学生活を過ごしていました。
年収90万円の中、学費や生活費のやりくりに精一杯の日々。成人式を迎えるにあたり、振り袖を着るのが夢だったものの、その費用の高さに直面し、アルバイト収入だけではまかないきれず、借入を決意しました。返済のプレッシャーや金銭面の不安と向き合った日々を振り返ります。
※この記事は、ナビナビキャッシング編集部が実施したインタビューを基に作成しています。
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成人式にと送られた仕送りで
20歳を迎えた私は、成人式に出席することになりました。
でも、実家は他県ですが実は高校から離れているので、地元にはあまり仲のいい人がいません。
それに比べて、大学の友人は地元出身の人が多いので、わざわざ地元に帰って成人式に出席するくらいなら、こちらの成人式に混じってしまいたいと思っていました。
大学の入学時に住民票をこちらに移していたので、こちらの成人式に出るのは問題ありません。
ただ、地元の両親からはせっかくの成人式なんだから振り袖を着て、その写真を送って欲しいと言われていました。
友人たちも成人式では振り袖を着るつもりでいるし、私も一度くらい着てみたいと思っていたのでそこに問題はありませんでした。
そして、友人との話し合いで成人式が終わってから、旅行に行こうという話をしていました。
ただ、私はあまり金銭的な余裕が無かったのでどうしようかと思っていたのですが、そんな時に両親から送られてきた仕送りがいつもより35万円も多かったのです。
もちろん、両親にその理由を確認してみました。
「なんか35万円入っていたけど、どうしたの?」と聞くと、「成人式だから貸衣装代もかかるでしょう?余ったらお祝いとして使っていいから」と言われました。
正直、貸衣装代なんていくらかかるのか分からないのですが、成人式用の貸衣装の広告には5万円からと書いてありました。
となると、最大で35万円、悪くても20万円はお祝いとして使うことができると思い、それを旅行代金にすることにしたのです。
友人たちにはあらためて、旅行に参加することを告げて旅行代金の10万円を支払いました。
残ったお金は、旅行先でのお小遣いになって豪勢な旅行になるでしょう。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス
成人式の振り袖姿は、とても華やかで見ている側も明るい気持ちにさせてもらえるものですね。
しかし見た目の華やかさの裏では、かなり高額の衣装レンタルや写真撮影費用などがかかっていることを忘れてしまいがちなのかもしれません。
実際には最低でも十数万円、高ければ30万円オーバーということもあるようですが、今回のケースではどうなってしまうのか心配になってしまいますね。
旅行の計画も一安心から衝撃の貸衣装代
旅行の心配も片付いたので、今度は成人式の貸衣装を予約することにしました。
友人が予約している所にはまだ空きがあるということだったので、そこにお願いしようと思って訪ねてみたところ、衝撃の事実が分かりました。
振り袖のレンタルで5万円というのはかなりの安物で、少しいい物であれば15万円から20万円くらいになるということ、そして着付け費用や小物レンタル、髪型のセット料金などはまた別にかかるので、総額は通常30万円くらいかかるのだそうです。
紹介されたところは最低でも30万円のプランからとなる、やや高級な所でした。
しかし、それより安いところは既に予約がいっぱいで、それに母は以前の習い事の関係で着物の良し悪しにうるさいところがあるので、あまり安物をレンタルするわけにもいきません。
しかし、手元にあるのはすでに25万円だけです。
今更旅行をキャンセルしようにも、キャンセル料がかかる段階なのでそれも出来かねます。
それに、せっかくなので旅行にはいきたいと思い、ほかの方法で費用を調達しようと思いました。
初めてのカードローン
消費税もかかるので、最低でも7万円ほど用意する必要があるのですが、生活費から出そうにも、生活費はそれほど余裕があるわけではないのでいきなり7万円も支払えるわけがありません。
困ってしまった私が目にしたのが、カードローンの看板でした。
カードローンなら、毎月1万円ずつ返していけばなんとかなるでしょう。
それくらいならどうにか支払えると思った私は、目の前にあったアコムの自動契約機に入ってみました。
中には誰もいなくて、モニターが付いた機械だけがありました。
とにかく、申し込みができるか確認してみようと思い、申し込み用紙に記入していきました。
利用規約によると、20歳以上で定期的な収入があれば良いと書いてあったので、アルバイトをしていた私は大丈夫なようでした。
※申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須です。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申し込めません。
アルバイトの収入は毎月6万円から7万円ほどで、年間90万円ほどになります。
一応、年収の3分の1までは借りることができるようですが、とりあえず今のピンチをしのげれば良いと思っている私は希望額を10万円にして申し込みました。
利用目的については悩んだものの、一応一番近いように思えた旅行費用としておきました。
免許証も持っているので、身分証明書も問題はありません。
アルバイト先には在籍確認の電話をするようですが、個人名で電話するそうなので問題ないでしょう。
こうして、申し込みが終わって30分程審査の待ち時間がありましたが、無事に10万円を借りることができるようになりました。
借りるのは成人式当日でも良いかと思ったのですが、本当に借りられるか不安だったためその場で7万円借りて帰ることにしました。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス
カードローンの限度額を必要最小限に絞るのは
「使いすぎを防ぐ」
「審査に通りやすくなる」
という2つの意味で有効と言えます。
ただしいったん限度額が確定してしまうと、すぐに増額するのは難しいので注意が必要です。
ある程度は先の出費を予測して、十分な金額を見積もることも大切となってきます。
旅行での新たな問題
成人式を迎え、振り袖の着付けから髪のセットまでやってもらい、無事に成人式を終えることができました。
あとは返済していくだけだと思ったのですが、そこで思い出したのが旅行についてです。
最初に旅行のお小遣いにしようと思った分も着付け代金になってしまったので、このままでは旅行もお小遣いなしになってしまいます。
それではあまりに寂しいので、結局さらに3万円を借りることになり、借金の合計は10万円になってしまいました。
一応確認してみると、毎月1万円ずつ返済していくと1年弱で返済できるようです。
この3万円と、生活費から2万円を持ち、旅行に行く事になりました。
初めての海外旅行となるので、色々と刺激的な旅行で楽しめたのですが、結局5万円ではお小遣いも足りず、どうしても欲しいバッグがあったので余裕があった友人からさらに2万円を借りてしまいました。
この2万円については、帰国してからすぐに返済しましたが、生活費がどうしても足りなくなってしまいました。
とりあえずアコムには1万円を返済したのですが、それ以降の生活が立ちいかなくなると考えた私は、再びカードローンを頼ることにしました。
といっても、契約して間もないアコムにもっと貸して欲しいと言っても無理だろうと思ったので、また違うカードローンを利用する事にしたのです。
今度はプロミスに申し込んで、アコムと同じような手順でやはり10万円まで借りることができるようになったのです。
大手消費者金融からお金を借りる方法
返済金額と期間を計算し、焦る
今度は特に大金が必要というわけではないので、とりあえず生活費として3万円を借りました。
これでしばらくは大丈夫でしょう。
ところが、まだ使えるお金があるということを意識すると、節約する気が無くなってしまうのが私の性格でした。
まず、普段の生活では返済のために節約しようと考えていたのですが、無駄遣いとまではいかなくても節約する気持ちにもなれず、毎月の返済は最低の返済額であるアコムに4,000円、プロミスに2,000円しかしないままでした。
そして、春になると洋服が欲しくなり、プロミスからはさらに4万円を借りてしまいます。
春物の洋服を買ってからふと冷静になった私は、返済について計算してみました。
まず、借金の総額は17万円になっています。
そして、2社に毎月4,000円ずつ返済した場合、返済が終わるのは2年後の3月頃になる計算なので、卒業するころにやっと返済が終わることになります。
そのことに気付くと、顔から血の気が引きました。
気軽に借りたお金が、返すとなるとこんなに大変だということに今更気が付いたのです。
返済のためにアルバイトの回数を増やそうにも、1,2年の時にそれほど真面目に単位を取得していなかった私は3年生になってもまだ多くの授業を受けなくてはいけません。
それでも、卒業までには返済してしまわなければ大変なことになると思ったので、これからはとにかく返済に力を入れることにしました。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス
今回のケースでの最大の問題点は「行き当たりばったりの計画性のなさ」ということに尽きるでしょう。
「成人式の衣装代のリサーチ不足」「旅行先での小遣いの見積もりの甘さ」「洋服の衝動買い」など、いずれもお金に対する計画性のなさが災いしてしまっています。
また借金を「使うことのできるお金」として捉えているのも非常にマズイ姿勢です。
借りる前に返済計画を立てられないのであれば「お金を借りる資格がない」と考えるべきと言えます。
真面目に返済を続けるも、再び借りることに
それから先は、真面目に単位を取得するからと言って遊びの誘いも断ることが増え、アルバイトも真面目に働きました。
生活も節約するようにして、外食を減らして自炊することが増えたので、料理が得意になったのは嬉しい一面でした。
化粧品も、これまで使っていたものよりもランクを下げて、とにかく借金を早く返済することを目指していきました。
その結果、毎月2万円は返済に回すことができるようになり、1年もたたないうちに完済することができました。
ほっとしたのもつかの間、今度は就職活動に本腰を入れなくてはいけないので、それまで返済の事ばかりを考えて貯金が無かった私は、リクルートスーツを買うためにまたお金を借りることになりました。
まだアルバイトを続けていたため、その分は3カ月で返済を終えることができました。
大学を卒業するために必要な単位も取得できたのですが、就職先はなかなか決まりませんでした。
それについて考えてみたのですが、私の希望していた就職先は金融系だったので、もしかするとカードローンの利用経験があると金融系の就職には不利になるのかもしれません。
実際にそういう話もあったので、いっその事金融系を諦めて違う就職先を探そうと思い、一般的な企業の事務系を中心に就職活動を進めていくことにしました。
そうすると、ほどなく就職先を見つけることができたのです。
やはり、カードローンの履歴が不利になったのでしょう。
希望していた職種とは違ったのが残念でしたが、とにかく就職先が決まってホッとしました。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス
正直なところ自分自身の金銭管理も難しい方に思われるので、金融関係は適職ではなかったようにも感じます。
柔軟に方向転換して、無事就職できたのは幸いでした。
ただし真面目にアルバイトをして、支出も節約して早期完済を実現させたのは見事と言えます。
再度の借入についても一時的な借入なので、カードローンの利用法としては適しており、特に問題はなかったでしょう。
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これからカードローンを利用しようと思っている人へ
人生の大きな節目となる成人式は、色々とお金がかかることがあります。
特に、振り袖をレンタルする際には1日だけなのに意外と高額なレンタル料がかかるので、驚くこともあるでしょう。
また、友人と記念に旅行などをする場合も、やはりお金がかかるので、お祝いなどはそれらの支払いが終わってから自由に使うようにした方が良いでしょう。
カードローンの利用は、20歳を超えていればアルバイトであっても利用できるのですが、就職活動などでは業種によってその利用履歴を見られて、不利になることがあるようです。
特に、金融系への就職を考えている人は、カードローンを利用しない方がいいでしょう。
本当に確認しているのかは分からないのですが、そういわれている以上不利な条件を増やさないことも重要です。
カードローンは気軽に借りることができますが、その返済は意外と大変なものです。
お金を借りる時は、きちんと返済のことまで考えて、自分の返済能力を超えない範囲で借りるようにしましょう。
そうしなければ、後で自分が苦労することになるでしょう。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス
金融系の就職で、金融利用者が就職できないというのは皮肉なものですね。
就職が難しい理由としては、消費者金融利用履歴がある場合「お金の管理にリスクがある」と見られてしまうことが挙げられます。
金融機関を第一志望と考えている方は、カードローンの利用を避けた方が良いというのは間違いなさそうです。
著者情報
ナビナビキャッシング編集部
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