【カードローン体験談】キャバ嬢が語る!ホストに貢いで借金地獄に陥った私の実話
武藤 英次

この記事の監修者

ファイナンシャルプランナー

武藤 英次さん

カードローンを利用する背景は人それぞれですが、水商売の現場でも利用されることがあります。

華やかな夜の世界には独特の悩みがあり、その中で借入を選ばざるを得ない状況に陥る人も少なくありません。今回は、キャバクラで働く27歳の女性が、お気に入りのホストに貢ぎ続けた結果、120万円の借金を抱えた体験談をお届けします。返済に向き合った3年半の葛藤と、そこから得た教訓とは何だったのでしょうか?

この体験談を教えてくれた人

松本 唯さん(仮名・27歳・女性)

東京都中野区に暮らす27歳の個人事業主。未婚の一人暮らしで、当時の年収は600万円でした。

日中は会社員をしながら、夜はキャバクラに勤務。仕事仲間や常連客との華やかな時間の裏で、お気に入りのホストに多額の金額を貢いでしまいます。「一度手を出してしまったら止められなかった」と振り返る彼女。楽しさと焦りが交錯する当時の生活を語ります。

  • 職業:個人事業主
  • 居住地:東京都中野区
  • 家族構成:未婚
  • 年収:600万円(当時)
  • 借金合計額:120万円
  • 借入先の会社名:プロミス
  • 借入件数:消費者金融1件
  • 利用時期:2014年2月~2017年9月

※この記事は、ナビナビキャッシング編集部が実施したインタビューを基に作成しています。

担当ホストのバースデーイベントがカードローンのきっかけ

海外留学するために始めた夜の仕事。当時、新卒で働いた会社の給料が安かったことから、仕事終わりにキャバクラで働くように。

働き始めるとそれなりに指名を貰うようになったことで収入がだいぶ良くなりました。

とはいえ、海外留学したいという目標があったので、特別贅沢はせず、地道に貯金していました。

目標額まであと〇円…という感じで夜の仕事の収入を留学費用に充てる日々が続きましたが、ダブルワークは当時若かった私でも結構ハード。

メイクの度に鏡に映る自分の顔を見て、「疲れているなぁ。こんなに毎日頑張って昼も夜も働かなくたって、いずれ留学するのだから、わざわざ会社勤めをしなくても良いんじゃない?」などと次第に思うように…。

私は、途中で仕事を辞め、夜の仕事一本にしたのでした。

夜の仕事に専念するようになり、収入は上がりました。

でも、昼夜逆転生活が思ったよりキツかったのと、夜の仕事ならではのストレスが溜まるようになって、私は前よりも飲むようになってしまいました。

最初のうちは自宅で一人飲みをしていたのですが、ある日、キャバクラの同僚から「帰りにホストクラブに行かない?私の担当がいる店なんだけど」と誘われて、初めて仕事帰りにホストクラブに行ったのです。

初めてのホストクラブで

ホストクラブへ向かう

TVでしか観たことのないホストクラブの世界は、本当にきらびやかでした。

最初はちょっと怖いイメージもあったのですが、実際に行ってみるとそんなことはなく、皆もてなし上手。

話もうまく、初めてで固くなっていた私にも優しく接してくれ、いつしか仕事の疲れを感じなくなっていました。

嫌なお客さんに当たったり先輩から嫌味を言われたりして、精神的に参っていたのに、そんな気持ちもどこへやら。

しかも、初回ということもあって予想より安く済んだため、「友達と飲みに行くのと同じくらいの金額で楽しめるんだな」と思ってしまったんですね。

実際はそうじゃないんですが、その時はそう勘違いしてしまったんです。ストレス発散もできて、かっこいい男の子たちに囲まれて楽しめる。

毎日一人で家飲みするより、こっちの方が楽しいじゃん!と思った私は、ホストクラブに頻繁に行くようになってしまいました。

担当ホストにのめりこんでいく

初めて行ってからすぐ、担当ホストができました。

イケメンで優しく、楽しませ上手な彼にはまってしまった私は、シャンパンを入れるなどお願いされるままお金を使うようになってしまったのです。

とはいえ、向こうもそのあたりは上手で、私がいつもよりハイペースでお金を使っているのに気づくと、さりげなく止めたり、時間制限ありの飲み放題なのにタダで延長してくれたりと、至れり尽くせりでした。

最初に連れて行ってくれた子がその店の太客だったこともあったと思います。今思い返しても、結構良くしてもらったと思いますね(笑)。

そんなこんなでホストクラブに通うようになって半年が過ぎました。

私は担当にどっぷりはまり、彼の一番になりたいと、給料のみならず海外留学のためのお金を崩してお酒を下ろし、事あるごとに彼にプレゼントを贈るようになっていました。

あれだけ貯めたお金も無くなるのはあっという間。このままの給料では足りないと、私はキャバクラのシフトを増やし今までよりも長い時間働くようになりました。

彼の“エース”になるべく必死で彼にお金を使い、高額な飾りボトルを入れることもありましたね。

貯金ゼロになっても・・・

一度、私の誕生日に彼に頼み込んでデートしてもらったことがあったんです。

凄く嬉しかったんですが、その3カ月後、彼は「バースデーイベントがあるからよろしく」と伝えてきました。

この時、私は相変わらず貯金ゼロ。必死にシフトを増やして彼に貢いでいた真っ最中だったので、彼のお願いを聞きたくても限度があります。

思わず考え込んでしまった私に、「俺のエースは、一晩に50万も使ってくれるんだけど」と言う彼。

「前のバースデーイベントでは100万のシャンパンタワーを入れてくれた」とたたみかけるように言う彼の言葉を聞くうちに、見たこともないその相手に、私は負けたくないと思うようになってしまったのです。

そこで思わず、「わかった。楽しみにしててね!」と言ってしまいました。

同僚に背中を押されて

そうは言っても、私が用意できるお金は限られています。シフトも目一杯増やしているので、これ以上はどう考えても無理。

どうやってお金を用意すれば良いか悩んだ私は、同じようにホストクラブに通い詰めている同僚に相談しました。

すると同僚は「とりあえず、カードローンを使ってお金を作るしかないよ」と言うのです。

その同僚も担当ホストに相当な金額を貢いでいるようで、何度もカードローンを利用していると教えてくれました。

「申し込みは簡単だし借りればいいよ、ちゃんと返せば良いんだから!」という同僚に背中を押される形で、私はカードローンの申し込みをすることに決めたのです。

ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
監修者:
武藤 英次

キャバクラ勤めの方にとって、ホストクラブはいわば同業者のようなもの。

「もてなす側」が「もてなされる側」になるのは意外と新鮮な気持ちになるのかもしれません。

お金のためにもてなされるとはわかってはいても、イケメンホストに優しくされると、日頃のストレスが霧散してしまうので、ついのめり込んでしまうのでしょう。

ちょっと遊ぶ分には良いのですが、やはりホストクラブは使う金額が桁違いなのが怖いところですね。

家の近所の自動契約機で申込んだ

カードローンの申し込みは自動契約機で行いましたね。理由はすぐにカードを受け取れるから。

その場ですぐに借りようと思って自動契約機を選びました。

とはいえ、さすがに職場の近くではまずいと思い、自宅から一番近い自動契約機を探し、すっぴんにジャージ姿で申し込みに行きました。

車通りの多いところにありましたが、人通りは少なく、入る時も出る時も気になりませんでしたね。

店内はシンプルでこぎれいな作りでした。中には一台のコンビニATMのような機械が備え付けてあり、それが自動契約機でした。

自動契約機の前に椅子が置いてあったので、とりあえずそこに座り目の前の画面の受付開始ボタンを押したところ、そのまま画面に手順が表示されたので、その通りに進めていきました。

凄く簡単でしたね。ちなみに電話も用意されていて、分からないところがあった場合は電話で聞くことができるようになっていました。

最初、色々と複雑な手続きが必要なんじゃないかとちょっと不安に思っていたのですが、それは取り越し苦労でしたね。

身分証明書も案内通りの場所に置くと自動で読み取ってくれ、読み取った画像がそのまま画面に表示されるなど、かなりハイテクというか、進んでいるなぁと感心したのを覚えています。

また、自動契約機にはカメラが搭載されているようで、身分証の確認の時、本人確認ということで私の顔もチェックしていたようです。

その後、急に自動契約機から人の声が聞こえてきてびっくりしたのですが、どうやらオペレーターがカメラでこちらの様子を遠隔で確認していたみたいで、申込内容の確認をされました。

確認される内容は氏名、生年月日、住所、勤務先など一般的な内容で、聞かれたことに対し、その場で答えたことを覚えています。

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ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
監修者:
武藤 英次

自動契約機というと、なんだかATMのような機械が自動的に手続きしてくれるものという印象があるかもしれません。

しかし自動契約機の部屋は無人ですが、実際にはオンラインで審査センターにつながっています。

カメラで常時こちらの様子は見られていますし、オペレーターとの電話越しの会話もあります。

あまりに非常識な服装や言葉遣いは審査に不利になってしまう可能性があるので、注意が必要です。

在籍確認の時間や源氏名での呼び出しを、オペレーターに相談した

本名でなく源氏名での在籍確認

すんなりと契約手続きを進めることができましたが、私が一つ引っかかっていたのが在籍確認のこと。

夜の仕事なので、お店がやっている時間も私が仕事に出ている時間も、昼間の仕事とは違います。

そこで、私は在籍確認のことをオペレーターに聞きました。

自分が夜の仕事をしていること、現在のお店に長く勤めていること、そして、在籍確認をする場合は夜の時間帯で私の源氏名で呼び出して欲しいということを伝えたのです。

実はこれも同僚からのアドバイスで、「消費者金融を利用する水商売の人って多いから、結構柔軟に対応してくれるよ」とのことだったので、そうお願いしたのでした。

ダメって言われるかも…と不安はありましたが、あっさりと「かしこまりました」との返事があったので、拍子抜けしました。

この日も出勤日で夕方以降にお店に出る予定だったので、自分がいる時間帯を教え、その時間に電話して欲しいと伝えたのです。

この時はここでいったん手続きが終了しました。

この後在籍確認をするので、それで確認が取れたら、また無人契約機に行って手続きを進めて欲しいということでした。

私はそのまま家に帰り、夕方になってからお店に出勤したのでした。

お店にかかってくる在籍確認を店長に伝えて

出勤した時、私は店長に自分あての電話がかかってくるかもしれない、ということを伝えました。

会社員時代にカードローンを利用していたら、そんなことを上司に言えるはずもないのですが、業界が違うと全然違うんですよね。

同僚が言うとおり、水商売はカードローンを利用する従業員が珍しくないらしく、店長は驚く様子もなければ詮索することもなく、「わかった」とだけ言ってくれました。

私が接客中にどうやら電話があったみたいですが、出た人が対応してくれたようで、「電話が来ているよ」などとは言われませんでした。

その後、消費者金融の方から私の携帯に電話がかかってきて、在籍確認が取れて審査も無事通りました。

契約書の受け渡しとカードの発行をしたい、もし時間があれば、この後自動契約機へ行き手続きして欲しいということを言われました。

そのため、私は帰りにまた自動契約機のある店舗へ行き、手続きを進めたのです。

ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
監修者:
武藤 英次

在籍確認で本名が通じないとなると、審査通過が難しくなります。

しかしキャバクラ業界の慣習で、源氏名しか通じないというのは良くある話なのでしょう。

カードローン会社の担当者に相談することで、配慮してもらえる可能性があります。

ただし源氏名での在籍確認は100%約束されたものではありませんし、あくまでも例外的な取扱となります。

当たり前ではなく、お願いする気持ちで丁寧に説明するようにしましょう。

再び自動契約機で申し込みを進め、無事融資を受けることができた

自動契約機のある店舗へ行ったものの、どうしてよいか分からなかったので、とりあえず横に設置されている電話を取り、オペレーターに事情を話しました。

すると、そのまま契約手続きを進めてくれるとのことで、「契約内容の確認とカードの発行をしますので、そのままガイダンスに従ってください」と言われました。

そのまま画面の案内に従って手続きを進めると、契約内容がプリントアウトされて出てきました。

てっきり送られてくるものだと思っていたので、ちょっと驚きましたね。

2、3分ほどすると、今度はカードが自動契約機から出てきました。消費者金融のATMや銀行、コンビニのATMなどからカードで借入や返済ができるとのことでしたので、私はカードを受け取ると、早速その場で30万円を借入したのです。

本当はもっと借りたかったのですが、同僚から「50万円以上になると、収入証明が必要になるらしい」とアドバイスを受けたので、希望限度額を40万円にして申し込んだのです。

ただ、この時の融資限度額は30万円ということだったので、希望は通らなかったことになります。でも、借りられたのは有難かったですね。

こうして借りた30万円は、当初の予定どおり担当ホストの誕生日イベントの軍資金の一部になりました。

初めて消費者金融を利用した後も必死にシフトに入ってお金を稼ぎ、ようやく迎えた担当ホストの誕生日イベントで、私が用意したお金は飾りボトルとなって消えていきました。しかし、それでも私は満足でした。

ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
監修者:
武藤 英次

自動契約機は、ローンカードをその場で発行できるため、即日で融資を受けたい場合に有利です。

ただし申込~契約完了までは40分~1時間程度は必要で、その間は施錠された個室から出ることはできません。

狭い場所で監視されている感覚が苦手に感じる方は、インターネット申し込みの方がベターです。

なお厳密に言うと収入証明書が必要なのは50万円を「超える」場合です。50万円「以内」では提出義務はありません。

借りたお金は短期間で返済した

元々結構稼いでいたこともあって、返済自体は負担にはなりませんでした。

毎月1万円ちょっとの返済で済んでいたので、ホストクラブに通えなくなる、ということはありませんでしたね。

ただ、毎月ちょこちょこと返し続けることが途中から面倒になったので、収入が予想以上に上がった時に、まとめて返してしまいました。

この時はホストクラブに行っても高額な注文が入れられず、悔しい思いをしましたね。

結局、半年もかからずにあっという間に返してしまいましたが、それも、水商売で結構な金額を稼いでいたからこそできたのではないかと思います。

実は、この後も何度か借入をしています。毎回遅れることなくきちんと返していたので、限度額は徐々に上がっていきました。

他社でも借入しようと考えたこともありましたが、同僚がホストにはまりすぎて色々な消費者金融からキャッシングをし、とうとう店を辞めて風俗に転職したのを見て、思いとどまりました。

それと同時に、私もホストクラブ通いから足を洗いました。

同僚のこともきっかけの一つですが、それより決定的だったのは、あれほど入れ込んでいた担当ホストが何も言わずに店を辞めたことです。

相当貢いだのに、何も言わずにあっさりいなくなったのを見て、「私って何だったんだろう」と愕然としたんですよね。

「何だった」なんて、今思えばただの金づるなんですけどね(笑)。

彼が辞めたショックも完済できていたので乗り切れた

ホストクラブ通いをやめてもお店は続けている店内

彼がいきなりいなくなったことにショックを受けた私はそのまま店を辞めそうになりましたが、友人に励まされ、何とか思いとどまることができました。

ショックから完全に立ち直るにはしばらくかかりましたが、唯一の救いだったのは、この時すでに借金を返し終わっていたこと。

毎回短期間で返していたので、彼がいなくなった時には返済はもう終わっていたんです。

まだ返済が残っていたら、なかなか立ち直れなかったかもしれません。

ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
監修者:
武藤 英次

基本的にホストにとって、貢いでくれる客は「金づる」でしかありません。

中には情の深いホストもいるのかもしれませんが、現実はなかなか厳しいものです。

上記のケースでは、ホストが「蒸発」してしまったことで、目を覚ますきっかけとなりました。

また余裕があるときにまとめて返済をしていたのは非常に良い結果を引き寄せたと言えるでしょう。

お金の使いみちには少々問題がありましたが、返済面では優秀であったと評価できます。

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消費者金融の申し込みを考えている人へのアドバイス

私の場合、借入した理由が理由なので、アドバイスするのもおこがましいのですが…。

カードローンそのものは悪くないサービスだと思います。

ただ、私のような理由で利用するのは止めた方が良いです。

学費とか、スキルアップのための費用とか、そういう自分の身になることのために利用した方が良いと思います。

「自分に投資したいけど、お金がどうしても足りない」という時に、借入という手段を考えてみると良いかもしれません。

ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
監修者:
武藤 英次

ホストへ貢ぐためのお金は、ハマり始めると際限がありません。

金づるとして目をつけられると、誕生日やイベントにかこつけて無理な要求をされるのがオチです。

借金をしてまで貢ぎ続けるのは、冷静な立場からみれば異常にしか見えません。
しかし心のスキマに入り込まれると冷静な判断が難しくなります。

本当に必要なお金なのかを厳しくチェックする強い心を持ちましょう。

くれぐれも借金で人生を狂わせることのないように、気をつけたいものですね。

著者情報

ナビナビキャッシング編集部
日々の生活のなかで生まれる「まよい」に対して、ひとりひとりが良い選択をするために、キャッシングやカードローン、消費者金融など、お金を借りることに関する様々な情報を提供します。数あるサービスの中から、あなたに合った大手銀行や消費者金融のカードローンを選ぶお手伝いをします。

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