

「生活費が足りない」
「夢を追うための活動資金が必要」
役者や芸人など、芸能関係の仕事をしている人には、収入の不安定さから消費者金融やカードローンの借入を考える人も少なくありません。今回の体験談は、役者として挑戦を続けながら、大手消費者金融カードローンの「レイク」を利用した前田涼太さん(仮名)です。借入に至った背景、返済までの道のり、そして不安を乗り越えた今だからこそ語れるリアルな経験を紹介します。
前田 涼太さん(仮名・29歳・男性)
東京都東大和市在住の29歳。役者として活動。独身で、年収は約230万円。
役者としての収入が不安定なため、コールセンターやラーメン店でのアルバイトを掛け持ちし、生計を立てています。夢を追い求める中での経済的な苦労と、その解決策としてのカードローンの利用についての体験談です。
- 職業:役者・アルバイト(コールセンター・ラーメン店)
- 居住地:東京都東大和市
- 家族構成:独身
- 年収:230万円
- 借金合計額:30万円
- 借入先の会社名:レイク
- 借入件数:消費者金融1件
- 利用時期:2011年8月~2017年11月
※この記事は、ナビナビキャッシング編集部が実施したインタビューを基に作成しています。
役者になる道は険しかった
役者になろうと決めて地元を出たのは、専門学校を中退して半年後のことでした。
とにかく、東京に出れば何とかなるだろうと思い、学生時代と上京直前までバイトを続け、上京のためにかかる費用をコツコツと貯めた結果、200万円ちょっと貯めることができました。
専門学校を中退し、役者になるために上京するという僕に、親は大反対。
それを押し切り、とりあえずは東京の学校に通っている友人を頼って上京したのでした。
東京に出て、早速始めたのが、飲食店でのバイトです。
友人宅にお世話になっていたものの、いつまでも甘えるわけにはいかなかったので、上京して1カ月ちょっとで東京郊外の家賃の安いアパートに引っ越し。
バイトをしながら生計を立て、映画やCM、芸能事務所のオーディションを受ける日々が続きました。
「東京に出てしまえば、何とかなる」と考えていた僕ですが、現実はそう甘くなかった。
オーディションに落ち続け、なかなかチャンスが巡ってこなかったのです。
そうこうしているうちに4カ月が過ぎ、とある劇団のオーディションに合格しました。
劇団に入れたのは良かったのですが、公演がある時やその前後は、どうしてもそちらに時間が取られます。
最初のうちはバイトのシフトにきちんと入れていたのですが、やがて、スケジュールが立てづらくなってしまい、バイト先に迷惑をかけるように。
居づらくなった僕はそこを辞め、ビルの清掃のバイトをしたり、パン工場のバイトをしたりと、仕事を転々とするようになりました。
でも、いずれも長続きしなかった。
どうしても劇団の活動のスケジュールに振り回されてしまうため、長期的に続けられるバイトがなかったのです。
それでも、貯金があるうちは、まだ何とかなっていました。
バイト代が減っても、貯金を切り崩して生活することができましたから。
でも、こんな状態が続けば、当然、貯金も減っていきます。
このままではまずいと思い、それまで以上に食費を削ったり、交通費を浮かせたりと、節約生活に励みました。
劇団の先輩に時々ご馳走になったりしながら、なんとか食いつないでいるような状態でしたね。
公演に必要な衣装を買うために、カードローンを利用することに
まとまった時間をバイトに使えない僕は、空いている時間に単発のバイトを入れ、日銭を稼ぎました。
そんな中、たまたま受けたオーディションに合格し、端役ではありますが、映画に出演しました。
役名もなく、ギャラも雀の涙ほどでしかなかったのですが、初めて役者としての仕事が貰えたのです。
ただ、バイトをする時間はますます減り、生活は苦しくなる一方でした。
ある時、劇団の公演をすることになりました。
それにあたり、僕は衣装を用意しなければならなかったのですが、古着すらも買う余裕がありません。
この時、貯金もすでに無くなっていました。
しかし、反対を押し切って出てきた手前、両親にお金を貸して欲しいと頼むこともできません。
悩んだ僕は、「お金を借りるしかない」と考えたのでした。
お金を借りるとは言っても、この時、僕がバイトで稼いでいた金額は、月収13、4万といったところ。
以前はもっと少ない時期もありましたが、同じ劇団の先輩に「シフトの融通がきくから」とコールセンターのバイトを紹介され、2カ月ほど前から新しいバイトを始めていたのです。
月収は少ないものの、当時住んでいたアパートは3万円と格安だったため、無駄遣いをせず節約に励めば、なんとか生活はできました。
でも、生活費以外に使えるお金なんてありません。
こんな状態の僕にお金は借りられるのだろうか、借りられるとしても、ヤミ金みたいなところしかないんじゃないかと、不安になりました。
そんな時、たまたま大手消費者金融から、フリーターでもお金を借りられたというネット記事を発見。
もしかしたら、僕でも借りられるかもしれない…。そう思って、大手消費者金融の公式サイトから申し込んでみたんです。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
日雇いの単発バイトや短期アルバイトの場合、いくら月収が多かったとしてもカードローンの審査に通るのは難しくなります。
今回の体験者は、コールセンターのバイトを始めてから2カ月ということで、審査通過の可能性はあるケースでしょう。
パートやアルバイト、派遣社員でお勤めの方も、安定した収入のある方であれば、お申込み可能です。無職の方は、お申込みできません。
※引用元:【レイク公式】はじめての不安にお答え | カードローン・キャッシングのレイク

武藤 英次
理想的には半年程度の勤務期間があったほうが審査に有利ですが、勤務期間が短いから即審査NGとなるわけではありません。
大手消費者金融のカードローンを、インターネットから申し込んだ
公式サイトからの申し込みは何を入力するんだろうとちょっと不安でしたが、思ったよりも普通のことでした。
自分の氏名や生年月日などの情報の他、結婚しているかどうかや、仕事先の情報や月収、家賃なんかも入力しました。
入力後、すぐに仮審査の結果が表示されました。
もっと時間がかかると思っていたので、あまりの早さに驚きましたね。
結果は、10万円まで借りられる、ということでした。
その後、契約をしなければならない、ということで、来店するかインターネットで契約するのか選ぶ画面が出ましたが、契約機が設置してある場所が遠かったので、僕はそのままインターネットで契約することに。
インターネットでの契約も、画面の案内に沿って行うので簡単でした。
借入額を入力するところがあったのですが、限度額をフルで借りるのが怖かったので、とりあえずは半分の5万円にして申込みました。
これが良かったようで、初回は、5万円までの借入なら180日間無利息の期間がある、ということが書いてありました。
また、返済日や、消費者金融のカードの暗証番号などを入力する画面もありました。
平日であれば、銀行振込で融資してくれるということでしたので、そうすることに。最後に入力した内容が表示され、内容に問題がなければ申込完了ということでしたので、内容をチェックしてそのまま画面に沿って申込を完了しました。
これで終わりかな?と思ったのですが、実はまだ続きがあり、身分証などを提出しなければなりません。
僕は借入額が少なかったせいか、収入を証明する書類の提出は、この時、特に求められなかったので、そのまま運転免許証をスマホのカメラで撮影して、メールで送りました。
その後、30分くらいしてから、消費者金融からメールが届きました。
内容は「契約ありがとうございます」というものだったと思います。
後で知ったのですが、その間、僕のバイト先のコールセンターに電話が行っていたらしいです。
翌日バイトに行った時に、先輩から、「○○さんっていう人から電話が来たけど、知り合い?」と聞かれました。
在籍確認をするために、職場に電話連絡が行く、ということは事前に調べた時に書いてあったので知っていたのですが、「本当にすぐに電話をするんだ!」とびっくりしました。
だから、すぐに契約できたんだな、と妙に納得したのを覚えています。
こうして申し込んだ5万円の融資は、その日のうちに、申込の時に登録した銀行口座に振り込まれていました。
多分、午前中に申し込んだので、審査時間を含めても、その日のうちに融資を受けることができたんじゃないかと思います。
僕は無事にこの5万円で、衣装を買うことができました。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
大手消費者金融カードローンの「SMBCモビット」や「レイク」などでは、比較的確度の高いスピード審査結果表示を利用可能です。
ひととおりの申込情報を入力する必要はありますが、数秒~10秒程度で審査結果がわかるのはありがたく感じる方も多いでしょう。
ちなみに数項目を入力するだけの「3秒診断」といった超簡易版の診断を用意している会社もあります。
残念ながらこちらは確度が低く、正直ほとんど参考にはならないので注意が必要です。
返済はコンビニの提携ATM|余裕のある時に多めに返すなど、工夫して返済した
無事に5万円を借りた後、最初の給料日から返済が始まりました。
僕の場合は月3,000円を20回で返せば良かったのですが、180日間無利息なら、できるだけその間に多く返してしまいたいと思い、コールセンターのバイト以外に単発のアルバイトを2、3回入れて、初回に1万円を返しました。
そうやって、3回くらいは1万円ずつ返したと思います。
ちなみに、返済は主にコンビニの提携ATMを使って返していました。
地味に良かったのが、返済手数料がタダということ。※
劇団の同期が、僕と同じように他社で借入をしたのですが、ATMによっては手数料が取られるとぼやいていました。
たかだか百円、二百円程度の話なのかもしれませんが、回数を重ねると結構な金額になってしまいますよね。
なんせ、劇団の役者はお金がない人間が多いので、たかだか数百円の出費でも痛いことがあります。
でも、僕が利用した消費者金融は手数料が無料だったので、そこが良かったですね。
その後、また別のオーディションに受かったり、舞台の公演や準備をしたりするうちに、シフトが減ってしまったので、そこからは毎月3,000円ずつ返すことに。
でも、すべての返済が終わるまでに、1年もかからなかったと思います。
最後は利息のみの返済で、数百円だけだったことが強く印象に残っています。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
レイクは5万円までなら180日間無利息という、ユニークなサービスを提供しています。
5万円までの少額借入なら半年近くも利息&手数料0円で借入できてしまいます。
数カ月以内で完済できる見込みであれば、消費者金融の無利息期間サービスを利用したほうが、低金利の銀行カードローンよりもトータルでは支払利息を少なく抑えることができます。
※Web以外の無人店舗や電話で申込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。
その後も、何度かカードローンを利用
こうやって初めてカードローンを利用したのですが、思ったよりも簡単に借りられるのと、毎月の負担額が少なくて済むので、その後も5、6回お世話になっています。
でも、なんせ売れない役者なので、同年代の会社員の人のように、年収400万、500万稼ぐということが僕にはまだできていません。
役者一本で食べることができないので、まだバイトをしています。
なので、借入額もできるだけ少額にしていますね。
これまで借りたお金を何に使ったかというと、やはり衣装代と、舞台で必要なかつらです。
あとは住んでいるアパートの更新費用に使ったこともあります。
借りたのは5万円以内が多いのですが、一度だけ、7万円借りたことがありました。
これは、出費が重なってしまったからです。
舞台で殺陣を使ったアクションをやらなくてはならず、そのレッスン代の他、舞台に必要なかつらを買う必要があったので、その費用に使いました。
ちなみに、最初の借入は銀行振込でしたが、その後は専用のカードを使って、コンビニの提携ATMで借りています。
専用のカードは、はじめて申込んだ時に、1週間も経たずに送られてきたと記憶しています。
銀行の名前が入った封筒で送られてきたので、最初、「なんだろう?」と思いました。
でも、実家暮らしの人なんかは、銀行の封筒に入れられて送られてきた方が、安心ですよね。
僕は実際に利用してどんなものか知っているので、「全然怖いものじゃないよ!」と言えますが、消費者金融に対して、昔のあまりよくないイメージを持っている人もいるでしょうから。
一応、10万円まで借りられるのですが、なんせ稼ぎが同年代の中ではかなり少ない方なので、10万円をフルで借りるまでに至っていません。
とはいえ、以前よりは少しだけ稼げていますので、借りても負担にならずに返せるとは思います。
実は、コールセンターのバイトの時給が上がったのと、ラーメン店でのバイトもするようになったんです。
知り合いからの紹介で、最初は短期間だけ入ったバイト先だったのですが、オーナーが同郷で。
僕のことを心配してくれて、シフトに融通をきかせてくれているので、そちらのバイトもしながら、役者を続けています。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
カードローンは、原則として使いみちが自由で、しかも好きなタイミングでいつでも借入&返済ができるのが大きな魅力となっています。
限度額の範囲内であれば何度でもすぐに借入できるので、いざという時のピンチに備えるのには最適な商品です。
ただし気軽に借入できるために、つい必要のない金額まで借りてしまいがちなのには注意が必要でしょう。
使いすぎが心配な方は、お財布ではなく引き出しの中にローンカードをしまっておくなどの工夫をすると良いかもしれませんね。
カードローンの利用を考えている人に伝えたいこと
夢を叶えるために、僕のように下積みをしている人はたくさんいると思うんです。
生活のことを考えたら、バイトは定期的にシフトに入れた方が良いですし、バイト先にとってもその方が良いでしょう。
でも、役者とかお笑い芸人って、それがなかなか難しい。
自分の芸を磨くために、投資しなければいけないこともあるけれど、ギリギリの生活を続けているせいで、そのためのお金が無い人も多いと思います。
そういう時、選択肢の一つとして、カードローンを考えてみるのは有りだと個人的には思います。
自分への先行投資をしなければならない時に、お金が無くてチャンスを逃すのはもったいないです。
もちろん、「カードローンは怖い」とか、「消費者金融は取り立てが怖い」とか、そう思う人もいると思います。
でも、僕は消費者金融で何度かカードローンを利用していますが、怖い経験をしたことはなく対応も良かったです。
僕と同じように消費者金融から借りている劇団の同期は、支払いが遅れそうな時に相談したら、きちんと対応してくれたと言っていました。
ですので、どうしてもお金が必要な時は、カードローンを考えてみるのも良いと思います。
もちろん、生活に支障が出ない範囲で返済できる金額を借りないといけませんけどね。
ファイナンシャルプランナーのアドバイス

武藤 英次
カードローンは上手に利用できるなら、これほど便利で頼れる存在は他にありません。
カードローンを使いこなす鉄則は「必要最低限の金額を借り、可能な限り最短期間で完済する」ことです。
これを守ることで返済トラブルになる心配はほとんどなくなり、支払利息も最小限に抑えられるようになります。
上記の例では最大でも10万円に満たない金額の借入で、しかも余裕がある時には多めの返済で早期完済を心がけています。
なかなか素晴らしいカードローン活用法だったと言えるのではないでしょうか。
著者情報
ナビナビキャッシング編集部
日々の生活のなかで生まれる「まよい」に対して、ひとりひとりが良い選択をするために、キャッシングやカードローン、消費者金融など、お金を借りることに関する様々な情報を提供します。数あるサービスの中から、あなたに合った大手銀行や消費者金融のカードローンを選ぶお手伝いをします。