個人事業主におすすめのクレジットカード7選!選び方のポイントを解説

「個人事業主におすすめのクレジットカードってあるの?」
「個人事業主のクレジットカードの選び方を知りたい」
「個人事業主でも審査に通るのかな…」

本記事では、クレジットカードの契約を新規で検討している個人事業主に向けて、上記のような悩みを解決していきます。

記事前半では「個人事業主におすすめのクレジットカード7選」について、後半では「個人事業主がクレジットカードを選ぶときのポイント」を解説するので、ぜひ参考にしてください。

個人事業主におすすめのクレジットカード7選

個人事業主におすすめのクレジットカード7選

個人事業主におすすめのクレジットカードについて、特徴を下表にまとめました。

クレジットカード名 年会費 ポイント還元率 利用限度額 主なビジネス特典
三井住友カード ビジネスオーナーズ 無料 0.5%~1.5% 500万円 ・主要な会計ソフトと連携できる
・三井住友カードのビジネスサポート
・Visaのビジネスオファー
・Mastercardのビジネス・アシスト
NTTファイナンスBizカード 無料 1.0% 80万円
(入会から6カ月経過後に上限200万円までの引き上げ申請ができる)
・「Visaビジネスオファー」では、ホテル宿泊、などが優待価格で利用可能
・全国の出光興産系列のサービスステーションでは、ガソリンの給油などが2円から最大40円/ℓ引き
・「ベネフィット・ステーション」では各種福利厚生サービスを優待価格で提供
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード 無料 0.5%~2.0% 一律の上限額なし ・レンタルサーバーサービス「エックスサーバー」の初期設定費用が無料
・会計・給与のクラウドサービス「かんたんクラウド(MJS)」は2カ月間無料で利用可能
・「ビジネス・アドバンテージ」では、事務用品やレンタカーの優待価格利用
・パーソナルトレーニングジム「24/7Workout」の入会金が無料
freee Mastercard 無料 なし ・ショッピング枠:300万円
・キャッシング枠:50万円
・「Adobe Creative Cloudコンプリートプラン(個人版)」は初年度に限り15%OFF
・オフィス検索サイト「officee」に掲載の物件に限り、officeeの利用者は仲介手数料が無料
・「Kagg.jp」では、新品オフィス家具を優待価格で購入可能
・「キャスタービズ」を初めて利用する場合、初月の利用料金が10%OFF(ただし、3カ月以上の継続利用が条件)
Airカード 5,500円 1.5% 100万円 ・「弥生会計 オンライン」と「やよいの青色申告 オンライン」は、初年度に限り無料
・クラウド会計ソフトfreeeの「法人ベーシックプラン」と「個人スタンダードプラン」は、初年度の年会費が15%引き
・トヨタ/レクサスの新車に乗ることができるクルマのサブスクサービスが利用可能
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード 6,600円 0.3%〜1.0% 一律の上限なし ・「週刊ダイヤモンド」年間購読優待
・「PRESIDENT」年間購読料46%オフ
・電話代行サービス「e秘書」月額基本業務料を12%オフ
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレスカード 5,500円
(初年度のみ無料)
0.75% 300万円 ・プラチナ会員専用コンシェルジュ・サービス
・「セゾンプレミアムセレクション」に無料登録できる
・国内一流ホテルでのアーリーチェックインや朝食サービスといった特典

それぞれのカードについて詳しく見ていきましょう。

三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カードビジネスオーナーズ

※画像出典:三井住友カード ビジネスオーナーズ

三井住友カード ビジネスオーナーズは、永年無料のビジネスカードです。

カード作成時には登録謄本や決算書は不要で、運転免許証などの本人確認書類だけで申し込み可能なので、開業直後の個人事業主やフリーランスでも利用できます。

また申し込みから最短3営業日で発行され、約1週間後には手元に届くため、急いでビジネスカードを取得したい人に適しています。

さらに所定の審査が必要ですが、最大で500万円までの高いクレジットカードの利用限度額を得られるのも魅力的です。

このカードには、「三井住友カード ビジネスサポート」に加えて、Visaの「Visaビジネスオファー」とMastercardの「Mastercard ビジネス・アシスト 」という2種類のビジネス特典が付帯しています。年会費無料ながら、充実したサービス内容を提供している1枚です。

年会費 無料
ポイント還元率 0.5%~1.5%
利用限度額 500万円
支払い方法 ・1回払い
・リボ払い
・分割払い
・2回払い
・ボーナス一括払い
締め日 毎月15日、もしくは月末
支払い日 ・翌月10日(15日締めの場合)
・翌月26日(月末締めの場合)
付帯する保険 海外:最高2,000万円
ビジネス特典 ・主要な会計ソフトと連携できる
・三井住友カードのビジネスサポート
・Visaのビジネスオファー
・Mastercardのビジネス・アシスト

NTTファイナンスBizカード

NTTファイナンスBizカード

※画像出典:NTTファイナンスBizカード

NTTファイナンスBizカードは、年会費無料でビジネスに特化した特典を中心に利用できるビジネスカードです。還元率も1.0%とほかのクレジットカードと比べても高水準です。

NTTファイナンスBizカードの特徴はWeb明細編集機能が搭載されており、経理処理の単位に合わせて明細を10枚のPDFに分割する点となります。

また国内外での出張におすすめのビジネスカードです。最大2,000万円の国内外旅行傷害保険が付帯されているため、万が一の場合でも補償があり安心です。

国内旅行傷害保険の利用には当該カードで旅行代金を支払う必要があります。

とはいえ、出張の場合は経費精算としてカードを使用することが一般的であり、大きなデメリットとはなりません。

かゆいところに手が届く豊富な特典

さらにショッピング保険にも対応しており、出張先で購入した備品の破損などがあった場合は最大100万円まで補償対象です 。

Amazon Businessを利用することで、備品等のビジネスツールを割引価格で購入できるため、個人事業主や法人にとってもメリットがあります。たとえば、ガソリンスタンドでNTTファイナンスBizカードを利用すると、1リットルあたり2円から最大40円まで給油を割引されます。出張や打ち合わせで車を利用する人にとって交通費の節約につながるでしょう。

カード登録すると利用できる会員専用サービス「ベネフィット・ステーション」では、優待価格でさまざまなエンタメやサービスを利用可能です。たとえば、専用ポイントモール「倍増TOWN」経由でネットショッピングすると、最大26倍のポイントアップが可能でお得に買い物ができます。

年会費 無料
ポイント還元率 1.0%
利用限度額 80万円
(入会から6カ月経過後に上限200万円までの引き上げ申請ができる)
支払い方法 ・1回払い
・2回払い
・リボ払い
・分割払い(3回以上)
・ボーナス一括払い
締め日 毎月月末
支払い日 翌月25日
付帯する保険 ・海外:最高2,000万円
・国内:最高2,000万円
ビジネス特典 ・「Visaビジネスオファー」では、ホテル宿泊、などが優待価格で利用可能
・全国の出光興産系列のサービスステーションでは、ガソリンの給油などが2円から最大40円/ℓ引き
・「ベネフィット・ステーション」では各種福利厚生サービスを優待価格で提供

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

※画像出典:セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、最短3営業日で発行可能な法人カード。急なクレジットカードの必要がある場合の人におすすめです。

2022年1月26日から年会費永年無料に変更され、ますます使いやすいビジネスカードになりました。

セゾン法人カードのポイントプログラムである「永久不滅ポイント」には利用期限がなく、じっくりとポイントを貯められます。貯めたポイントを利用して旅行に行けるようになるでしょう。

通常の還元率は0.5%と低めです。ですが、「Money Forwardクラウド」や「Amazon Web Service」などビジネスシーンで利用されることの多いサイトではポイントが4倍となり、2.0%の還元率が得られます。

ポイント4倍対象サイト

  • AWS(Amazon Web Service)
  • cybozu
  • Xserver
  • CrowdWorks
  • SAKURA internet
  • Money Forwardクラウド
  • モノタロウ
  • お名前.com
  • かんたんクラウド
  • Yahoo! JAPAN(ビジネスサービスのみ)
年会費 無料
ポイント還元率 0.5%~2.0%
利用限度額 一律の上限額なし
支払い方法 ・1回払い
・ボーナス一括払い
※セゾンカード加盟店では以下も可能
・2回払い
・ボーナス2回払い
・ショッピングリボ払い
締め日 毎月10日
支払い日 翌月4日
付帯する保険 なし
ビジネス特典 ・レンタルサーバーサービス「エックスサーバー」の初期設定費用が無料
・会計・給与のクラウドサービス「かんたんクラウド(MJS)」は2カ月間無料で利用可能
・「ビジネス・アドバンテージ」では、事務用品やレンタカーの優待価格利用
・パーソナルトレーニングジム「24/7Workout」の入会金が無料

freee Mastercard

フリーマスターカード

※画像出典:freee Mastercard

freee Mastercardは、会計ソフトの「freee」とカード会社が共同開発した法人向けの年会費無料カードです。

入会診断は1秒でわかり、簡単なWeb申し込みを行えば最短4営業日で手元に届くため、急いで事業用カードを取得したい人に最適です。

ただし、ほかのクレジットカード違い、ポイント制度が存在しません。そのため、事業経費が少ない、またはポイントの必要がないと考える個人事業主にとっては使いやすいカードといえます。

なおfreeeのビジネスカードはほかにも複数種類存在し、年会費無料なのはfreee Mastercardだけです。

年会費 無料
ポイント還元率 なし
利用限度額 ・ショッピング枠:300万円
・キャッシング枠:50万円
支払い方法 ・1回払い
・2回払い
・分割払い
・ショッピングリボ払い
締め日 毎月5日
支払い日 当月27日または翌月3日
付帯する保険 なし
ビジネス特典 ・「Adobe Creative Cloudコンプリートプラン(個人版)」は初年度に限り15%OFF
・オフィス検索サイト「officee」に掲載の物件に限り、officeeの利用者は仲介手数料が無料
・「Kagg.jp」では、新品オフィス家具を優待価格で購入可能
・「キャスタービズ」を初めて利用する場合、初月の利用料金が10%OFF(ただし、3カ月以上の継続利用が条件)

Airカード

Airカード

※画像出典:Airカード

Airカードは、JCBとリクルートが提携して2021年1月に発行した新しいカードです。最大の特徴は、業界トップクラスを誇る1.5%の高い還元率でしょう。

Airカードを利用して貯まるリクルートポイントは、dポイントやPontaポイントとも交換できるため、ポイントの使い勝手がよい点もメリットです。

また、リクルートが提供している各種サービスを利用することで、還元率がアップします。たとえば、備品の購入などに利用できる「ポンパレモール」では最大3.0%以上の還元があり、旅行などの手配が可能な「じゃらん」では2.0%のポイントが上乗せされます。

ただし、公共料金などの支払いでは還元率は0.5%になってしまうので注意しましょう。

年会費 5,500円
ポイント還元率 1.5%
利用限度額 100万円
支払い方法 1回払い
2回払い
締め日 毎月15日
支払い日 翌月10日
付帯する保険 なし
ビジネス特典 ・「弥生会計 オンライン」と「やよいの青色申告 オンライン」は、初年度に限り無料
・クラウド会計ソフトfreeeの「法人ベーシックプラン」と「個人スタンダードプラン」は、初年度の年会費が15%引き
・トヨタ/レクサスの新車に乗れるクルマのサブスクサービスが利用可能

アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード

アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード

※画像出典:アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード

アメリカン・エキスプレス・ビジネスカードは、国内外29空港の空港ラウンジが無料で利用できる特典や、海外への出国・帰国時に手荷物が無料で配送されるサービスがあります。

また最大5,000万円(利用付帯)の国内・海外旅行傷害保険など、出張が多い人におすすめです。特に空港ラウンジの利用や手荷物無料配送サービスは、プライベートの旅行でも活用できます。

個人事業主は本人確認書類だけで申し込めます。

年会費は初年度のみ無料です。自営業の事業用カードの年会費は経費計上が可能です。個人用としてはなかなか手が出しにくいクレジットカードかもしれませんが、事業用として作成してみるのもひとつの選択肢でしょう。

年会費 6,600円
ポイント還元率 0.3%〜1.0%
利用限度額 一律の上限なし
支払い方法 1回払い
締め日・支払い日 3日締め・当月21日払い
7日締め・当月26日払い
19日締め・翌月10日払い
付帯する保険 海外旅行:最大5,000万円
国内旅行:最大5,000万円
ショッピング:最大500万円
ビジネス特典 ・「週刊ダイヤモンド」年間購読優待
・「PRESIDENT」年間購読料46%オフ
・電話代行サービス「e秘書」月額基本業務料を12%オフ

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

※画像出典:セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード

セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カードは、セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カードのなかで最高クラスのカードです。

旅行やレストラン予約の手配を代行してくれる「コンシェルジュ・サービス」や、老舗料亭の紹介など、多彩なサービスを提供する「セゾンプレミアムセレクション」があります。さらに、話題のビジネス書をわずか10分で読める要約サイト「flier(フライヤー)」の読み放題プラン(ゴールドプラン)が30日間無料で利用可能です。それだけでなく、月額利用料金が15%引きになる特典も用意されています。

年会費は5,500円かかります。「SAISON MILE CLUB」に登録することで、JALマイルの還元率が最大1.125%です。ポイント移行の手続きは不要で、自動的にマイルに移行できる点も特徴です。出張が多い人や旅行好きな個人事業主には使い勝手の良いクレジットカードといえるでしょう。

年会費 5,500円
(初年度のみ無料)
ポイント還元率 0.75%
利用限度額 300万円
支払い方法

・1回払い

・リボ払い

締め日 個別に設定
支払い日 個別に設定
付帯する保険 海外:最高5,000万円
国内:最高5,000万円
ビジネス特典 ・プラチナ会員専用コンシェルジュ・サービス
・「セゾンプレミアムセレクション」に無料登録できる
・国内一流ホテルでのアーリーチェックインや朝食サービスといった特典

個人事業主がクレジットカードを選ぶときのポイント

個人事業主がクレジットカードを選ぶときのポイント

個人事業主がビジネス用クレジットカードを選ぶ時に確認したいポイントは以下の3点です。

ビジネス用クレジットカードを選ぶときのポイント

  • 年会費の有無
  • 利用限度額:利用枠やキャッシュフロー
  • ビジネス優待特典

会社員に比べて個人事業主は収入の波があります。そのため、年会費やショッピング・キャッシング枠といったお金の面には特に気をつけて、クレジットカードを選ぶようにしましょう。

コスト:年会費の有無

年会費が無料のビジネスカードは少ないがコストを極力抑えたいという人は、まず「年会費」を確認しましょう。

ビジネスカードの年会費は無料のカードから6,600円までと、幅広い年会費が用意されています。

年会費無料のカードは下表となります。ぜひ参考にしてみてください。

クレジットカード名 年会費
三井住友カード ビジネスオーナーズ 無料
NTTファイナンスBizカード 無料
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード 無料
freee Mastercard 無料

ポイント活用:ポイント還元率を確認

ポイント還元率は、「何円につきどれだけのポイントが付与されるか」という情報だけでなく、「1ポイントが何円相当の価値を持つか」も含めてチェックすることが必要です。

ビジネスカードのポイントの還元率の相場は0.5%です。たとえば、1,000円の利用につき5円相当のポイントが貯まるカードの還元率は0.5%となります。

また、ポイントの用途もチェックしておくことが重要です。ポイントを何に利用できるかは、カードによって異なります。カードの利用代金に充てられるカードもあれば、商品券や航空会社のマイルに交換できるカードや特定の景品との交換に使えるカードもあります。

ポイント還元率の高いカードは下表となります。ぜひ参考にしてみてください。

クレジットカード名 ポイント還元率
NTTファイナンスBizカード 1.0%
Airカード 1.5%

利用限度額:利用枠やキャッシュフローを確認

ビジネスのためにクレジットカードを利用する場合は、限度額が低いカードだと使い物にならない可能性があります。法人との契約となると一度に50万円の支払いもめずらしくないためです。

限度額の目安としては、500万円あれば十分でしょう。

また利用額によっては分割払いができるなどの柔軟性があるほうが便利です。下表に限度額と返済の柔軟性についてまとめました。

クレジットカード名 限度額 返済の柔軟性
三井住友カード ビジネスオーナーズ 500万円 ・1回払い
・リボ払い
・分割払い
・2回払い
・ボーナス一括払い
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード 一律の条件なし ・1回払い
・リボ払い
Airカード 100万円 ・1回払い
・2回払い

特に「三井住友カード ビジネスオーナーズ 」では豊富な返済方法があるため、月の売上に波がある個人事業主でも安心して利用できます。

一方で、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードのように一律の上限設定がないビジネスカードも存在します。もし高額な支出が予想される場合は、事前に相談して上限額を上げてもらえることもありますので、検討してみてください。

ビジネスに役立つ特典を重視:ビジネス優待特典を確認

クレジットカードには、カードごとにさまざまな機能や優待が付帯しています。

代表的なカードの優待の例は以下のとおりです。

クレジットカードの優待の例

  • 国内旅行傷害保険
  • 海外旅行傷害保険
  • 各種サービスの割引
  • 空港ラウンジ利用権
  • ショッピング補償保険
  • コンシェルジュデスク

上記以外にも、たとえば一部のカードはWeb明細を編集して勘定科目を入力でき、会計ソフトと連携して自動仕訳もできます。

ビジネス特典が豊富なカードは下表となります。ぜひ参考にしてみてください。

クレジットカード名 ビジネス特典
三井住友カード ビジネスオーナーズ ・主要な会計ソフトと連携できる
・三井住友カードのビジネスサポート
・Visaのビジネスオファー
・Mastercard ビジネス・アシスト
アメリカン・エキスプレス・ビジネスカード ・「週刊ダイヤモンド」年間購読優待
・「PRESIDENT」年間購読料46%オフ
・電話代行サービス「e秘書」月額基本業務料を12%オフ
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード ・プラチナ会員専用コンシェルジュ・サービス
・「セゾンプレミアムセレクション」に無料登録できる
・国内一流ホテルでのアーリーチェックインや朝食サービスといった特典

個人事業主がビジネス用クレジットカードを持つメリット

個人事業主がビジネス用クレジットカードを持つメリット

この章では、個人事業主やフリーランスがビジネス用クレジットカードを持つメリットを3つ紹介します。

個人事業主やフリーランスがクレジットカードを持つメリット

  • 必要経費の決済でポイントが貯められる
  • 法人カードはビジネスに役立つ特典が多い
  • 会計ソフトなどと連携できる

個人事業主がクレジットカードを活用することで、さらに時間を短縮することやスムーズに仕事ができるようになります。順番に見ていきましょう。

必要経費の決済でポイントが貯められる

通常のクレジットカードと同様に、法人カードの支払いでもポイントが貯まる点は大きなメリットです。

個人事業主の場合、事業用の支出である備品の購入や事務用品費、接待交際費などを合計すると高額になるでしょう。しかし支払いに法人カードを使用すれば、経費の決済でより多くのポイントを貯められます。貯まったポイントはカードの支払いに充てられるため、経費削減につながります。

さらに、クレジットカードで貯まったポイントはプライベートでも利用可能です。会計処理も複雑ではないので、法人カードのポイントを経費削減とともにプライベートでも有効活用しましょう。

法人カードはビジネスに役立つ特典が多い

個人事業主向けのクレジットカードには、ビジネスに特化した多彩な付帯サービスが用意されています。個人カードと比較して、法人カードならではの特典としては下記が挙げられます。

  • 経費精算ソフトの優待
  • 法人向け航空料金の利用可能
  • スポーツクラブの割引利用や健康診断の受診
  • コワーキングスペースやビジネスラウンジの無料または割引利用 など

ビジネスシーンでは必要不可欠な経費精算ソフトや、法人向け航空運賃への優待が代表的な特典として挙げられます。

なかには健康診断などのサービスにも割引適用されるものがあります。個人事業主に特化したビジネスカードを利用して、企業に所属していないからこそカードの特典にサポートしてもらいましょう。

会計ソフトなどと連携できる

クレジットカードで支払いを行うと、すべての取引履歴が残ります。そのため、経費精算処理における利用明細書の受け取り忘れや紛失といった、ミスやトラブルを防ぐのに役立つでしょう。

利用履歴は会員サイトなどからも容易に確認できるため、自社の支出内容や勘定科目の確認も手軽に行えます。国税庁も確定申告について、下記のようにクレジットカードの利用明細を推奨しています。

確定申告の際にはクレジットカードの利用店発行の領収書ではなく、クレジットカードの利用明細書を利用しましょう。

引用元:国税庁 「カード会社からの請求明細書」

個人事業主で従業員がいる場合にも、同一の支払口座である追加カードを従業員に支給することで、領収書の提出や立て替え経費の精算などの手間を省くことが可能です。

さらに、ビジネスカードと連携している会計ソフトと結びつけることで、自動的に利用明細が登録されるため、経理業務の効率化にも貢献します。

個人事業主がビジネス用クレジットカードを持つデメリット

個人事業主がビジネス用クレジットカードを持つデメリット

一方で、個人事業主がビジネス用クレジットカードを持つことにはデメリットもあります。

個人事業主がビジネス用クレジットカードを持つデメリット

    • クレジットカードの年会費がかかる
  • ポイント還元率が個人カードより低い傾向がある

事前に注意点を知ることで、クレジットカードを選ぶ際の指標としましょう。

クレジットカードの年会費がかかる

個人事業主向けのクレジットカードのデメリットとして挙げられるのは、年会費がかかる点です。

法人向けのカードは、個人用のカードよりも年会費が高めに設定されていることが多いです。そのため、カードをあまり頻繁に使用しない人にとっては負担になります。

ただし、年会費は事業の経費として計上できる点はメリットといえるでしょう。

さらに、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード」のように年会費が初年度無料になる特典を提供しているカードもあります。このような特典を活用すれば、初年度は大幅な節約ができます。

ポイント還元率が個人カードより低い傾向がある

クレジットカードの重要な特徴であるポイント還元については、一般的に法人カードの還元率は0.5%と低めに設定されています。

しかし、数少ない法人カードのなかには、還元率が1.0%のNTTファイナンスBizカードや1.5%のAirカードなども存在しており、個人用カードにも劣らないポイント還元率です。

「経費の支払いで、できるだけ多くのポイントを獲得したい」という個人事業主は、これらの2つの法人カードを選択するか、個人用カードのなかから還元率の高いクレジットカードがおすすめです。

個人事業主のクレジットカードに関してよくある質問

個人事業主のクレジットカードに関してよくある質問

この章では、個人事業主のクレジットカードに関してよくある質問について回答します。
事前に疑問を解消して、クレジットカードを安心して利用できる準備をしましょう。

個人事業主は審査に落ちやすいって本当?

収入が安定していない個人事業主でも、法人カードの審査に通る可能性は十分にあります。法人カードの審査が対象となるのが「個人(本人)」か「会社」かによって分かれているためです。

本人のクレジットヒストリーに問題がなければ、審査に通る可能性が高く、たとえ会社を辞めた直後であっても起業してすぐであっても関係ありません。なおクレジットヒストリーとは、クレジットカードの使い方や返済の記録のことです。過去にどのくらいクレジットカードを持ち、どうやって使ったかが記録されています。

法人カードの審査対象が「個人」の場合、ローン状況や滞納歴などがなければ審査に通る可能性が高くなります。

一方、「会社」の場合は、個人のクレジットヒストリーに問題がなくても、開業直後や赤字が続いているなど経営状態が悪いと審査に落ちる可能性があります。

審査対象と審査内容に関しては、カードの申し込み画面の「入会対象者」や「申込対象者」などの記載を参照してください。

クレジットヒストリーを傷つけないためには、ローンや公共料金の支払いを滞りなく行い、クレジットカードの多重申し込みを避けることが有効です。

クレジットカードの年会費は経費に計上できる?

個人事業主向けのクレジットカードを作成する際、そのカードにかかる年会費は経費計上が可能です。たとえば、年会費が5万円の法人プラチナカードを取得した場合、その金額5万円をすべて経費として計上できます。

さらに年会費を全額経費にできるという利点から、事業用に分ける法人クレジットカードなら、ゴールドやプラチナランクのカードも手に入れやすくなります。「プラチナカードを利用したいけれど、年会費が高くて…」と悩んでいる個人事業主にとっては、法人向けクレジットカードの利用をおすすめします。

まとめ

本記事では、個人事業主におすすめのクレジットカードや選ぶときのポイントについて解説しました。

個人事業主用のクレジットカードは、通常のクレジットカードにはない便利な機能や特典があり、事業に役立ちます。会計業務を効率化できるだけでなく、事業費の支払いでポイントを貯めて出費を節約できるでしょう。また、出費が引き落とし日に一本化されるため、資金の流れが明確になります。

自身の事業スタイルに合ったカードを選んで、よりお得かつ便利にクレジットカードをフル活用していきましょう。