「20歳におすすめのクレジットカードはある?」
「クレジットカードってそもそも何歳から利用できるの?」
「クレジットカードを選ぶうえでのポイントを知りたい!」
本記事では、クレジットカードをこれから持ちたいと考えている20歳の人に向けて、上記のような悩みを解決していきます。
前半では20歳のおすすめクレジットカードについて、また後半では「クレジットカードを選ぶポイント」を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
【比較表】20歳におすすめのクレジットカード
20歳におすすめのクレジットカード2選の特徴を下表にまとめました。
クレジットカード | 申し込み条件 | 年会費 | ポイント基本還元率 |
---|---|---|---|
楽天カード ※出典:楽天カード |
18歳以上 (高校生を除く) |
無料 | 1.0% |
学生専用ライフカード ※出典:ライフカード |
18歳以上25歳以下の学生 (高校生を除く) |
無料 | 0.5% |
※2023年10月時点
クレジットカードは20歳の大学生でも作れる
18歳の誕生日を迎えると、自分名義でクレジットカードを申し込むことができるようになります。
多くのカード会社では、高校生を除く18歳以上から申し込みを受け付けており、18歳以上の大学生ならばクレジットカードの取得が可能です。
20歳からクレジットカードを作るメリット
この章では、20歳からクレジットカードを作るメリットについて紹介します。主なメリットは以下の5つです。
- クレジットヒストリーの蓄積ができる
- 海外旅行時の利便性が高い
- ポイントの活用で節約できる
- 20代向けのお得なカードを選べる
- 審査に比較的通りやすい
20歳を迎えてクレジットカードを持つメリットは多くあります。順番に見ていきましょう。
クレジットヒストリーの蓄積ができる
クレジットカードヒストリーとは、クレジットカードの使い方や返済の記録のことです。過去にどのくらいクレジットカードを持ち、どうやって使ったかが記録されています。
20歳がクレジットカードを持つ最大のメリットは、クレジットカードヒストリーの蓄積ができることです。若いうちからクレジットカードの履歴を積みあげることで、クレジットカード会社から信用を得やすくなります。
将来、ゴールドカードの審査が通りやすくなるだけでなく、住宅ローンの審査も通りやすくなります。
海外旅行時の利便性が高い
20歳でクレジットカードを持つ理由の1つには、海外旅行の際に利便性が高いこともあげられます。
クレジットカードには海外旅行の傷害保険がついているので、保険の手続きをする必要がなく、そのまま旅行できます。
また、現金を持ち歩かずに外出してショッピングなどができるのもメリットです。海外留学を予定している人や海外旅行を楽しみたい人は、クレジットカードを持つのがおすすめでしょう。
ポイントの活用で節約できる
クレジットカードを使うと、各カード会社が設定したポイントが還元されます。
もらったポイントは、商品に交換したり、多様なサービスの支払いなどに利用したりできます。ポイントを貯めて生活費などに充当すれば、節約にもなるでしょう。
20代向けのお得なカードを選べる
クレジットカードそれぞれには、独自の特典やサービスが付いています。
特定の店舗やECサイトでポイント還元率が高いカードや、入会してから一定期間は2~3倍のポイントがもらえるカードなど、特典内容はさまざまです。自分の希望に合った特典がつくカードを比較して探してみましょう。
楽天市場でショッピングする際に楽天カードで決済すると、楽天市場や全国の店舗で使える楽天ポイントが「+1.0%※」多く貯まります。楽天経済圏でよく買い物する人におすすめです。
※特典内容は2023年7月現在での情報
審査に比較的通りやすい
20代の人はクレジットカードの審査に通りやすい傾向にあります。将来性があり、今後も活発にお金を使ってくれる見込みがあるからです。20代はまだ高年収の人は少ないかもしれませんが、将来的には就職や収入が増えるかもしれません。
そのため20代の人は審査に通りやすく、若いうちからカードを使って信頼を築くと、ゴールドカードなどへランクアップする際の審査もスムーズに通過する可能性が高まります。
20歳からのクレジットカードを選ぶ際のポイント
クレジットカードを選ぶ際には、着目すべきポイントがいくつかあります。主に以下の5つです。
- 年会費が無料または格安か
- 海外旅行保険が付帯するか
- ポイント還元率が高いか
- 電子マネーに対応しているか
- 大学生なら学生向けカードもおすすめ
クレジットカードを比較検討する際に役立ててください。
年会費が無料または格安か
20歳の学生の場合、年会費無料のクレジットカードをおすすめします。年会費無料のクレジットカードにも、海外旅行保険が付帯している、ポイント還元率が高い、といったものが多数あります。
一方、年会費がかかるクレジットカードはステータスが高くなりますが、20歳の学生にとっては負担になるでしょう。
年会費がかかるクレジットカードは社会人になってから自分でお金を稼げるようになった後に、作成することをおすすめします。
まずは年会費無料のクレジットカードの作成を検討してみましょう。
海外旅行保険が付帯するか
海外旅行を考えている学生は、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードを選びましょう。海外では日本の保険が適用されないため、病気やケガで病院に行くと高額な医療費がかかるためです。
しかし、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードであれば、海外滞在中に病院で診察を受けることになっても安心です。保険の範囲内であれば医療費はカバーされるため、万が一の事態にも対応できます。
保険会社が提供する海外旅行保険もありますが、加入には数千円の費用がかかります。一方、クレジットカードの海外旅行保険は保険料を支払わずに加入できるため、海外に行く機会がある人にとっては便利な制度となっています。
ポイント還元率が高いか
ポイント還元率とは、クレジットカードの利用額に応じて獲得できるポイントの割合を指します。ポイント還元率の相場は0.5%です。月5万円の利用で還元される金額について、下表を見てみましょう。
還元率 | 1カ月 | 1年間 |
---|---|---|
0.5% | 250円 | 3,000円 |
1.0% | 500円 | 6,000円 |
ポイント還元率は高いほどお得であり、一般的には1.0%以上だと高還元とされています。カードごとにポイント還元率がアップする店舗やサービスが異なるので、申し込み前に確認することが大切です。
ポイント還元率は「塵も積もれば山となる」です。下表のように利用期間が長いほど貯まるポイントが多くなり、お得に買い物ができます。
還元率 | 1カ月 | 1年間 |
---|---|---|
0.5% | 250円 | 3,000円 |
1.0% | 500円 | 6,000円 |
電子マネーに対応しているか
多くのクレジットカードは、電子マネーやQRコード決済に紐づけて利用可能です。
近年では、電子マネーやスマホ決済に対応した店舗も増え、需要が高まっています。Apple PayやGoogle Payをはじめとした電子マネーを使用できるお店なら、スマートフォン1つで財布を出すことなく決済できるので便利です。
大学生なら学生向けカードもおすすめ
学生向けカードの審査では、年収を重要視せず、アルバイトをしていなくても発行できます。
一般的なクレジットカードの審査では年収が重視されることが一般的ですが、学生向けカードは収入額を条件に含んでいません。過去に携帯料金の遅延や滞納がない場合、収入がなくても支払い能力があると判断されるからです。
逆に一般カードやゴールドカードでは年収が重要視され、学生の申し込み自体を受け付けていないことがあります。
そのため、アルバイトをしていない場合は、学生専用カードがおすすめです。
20歳から作れるおすすめのクレジットカード2選
ここでは、【比較表】20歳におすすめのクレジットカードで紹介したカードについて、それぞれ詳しく解説します。
- 楽天カード
- 学生専用ライフカード
自分の希望や条件と照らし合わせつつ、確認してみましょう。
楽天カード
※画像出典:楽天カード
- 13年連続で顧客満足度No.1
- 楽天市場でポイントアップ
- 貯まったポイントはそのまま使用可能
楽天カードは、14年連続で顧客満足度が第1位となり、幅広い世代に人気のあるクレジットカードです。
年会費無料であり、高いポイント還元率が魅力で、貯まったポイントをそのまま使えるという利便性が人気の理由です。日常利用でもポイントが貯まり、楽天市場ではさらにポイントがアップしてお得になります。
使いやすいデザインで、初めてクレジットカードを利用する人にもおすすめです。
申し込み条件 | 18歳以上(高校生を除く) |
---|---|
年会費 | 無料 |
貯まるポイント | 楽天ポイント |
基本還元率 | 1.0% |
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害:最高2,000万円 傷害治療費用:最高200万円/1事故 疾病治療費用:最高200万円/1事故 賠償責任:最高3,000万円/1事故 救援者費用:年間200万円 |
支払い対応 | 楽天Edy Apple Pay Google Pay |
公式サイト | 公式サイトを確認する |
※2023年10月時点
学生専用ライフカード
※画像出典:ライフカード
- 海外でのショッピング利用で3%キャッシュバック
- 携帯料金の支払いでAmazonギフト券の当たる抽選に参加
- 海外旅行保険が自動付帯
学生専用ライフカードは、高校生を除く18歳以上で25歳以下の学生専用のクレジットカードです。
大学・大学院・短期大学・専門学校に在学中の人が申し込み可能です。
海外でのショッピング利用時には3%のキャッシュバックや、最高2,000万円の海外旅行傷害保険が自動付帯されるなど、学生専用の特典も利用できます。
このカードは学生から持てるので、興味のある方はぜひ申し込んでみましょう。
申し込み条件 | 18歳以上25歳以下の学生(高校生を除く) |
---|---|
年会費 | 無料 |
貯まるポイント | LIFEサンクスポイント |
基本還元率 | 0.5% |
海外旅行保険 | 旅行傷害保険:最高2,000万円 傷害治療補償:最高200万円 疾病治療補償:最高200万円 救援者費用等:最高200万円 賠償責任補償:最高2,000万円 携行品損害補償:最高20万円(免責金額1事故3,000円) |
支払い対応 | Apple Pay Google Pay |
公式サイト | 公式サイトを確認する |
※2023年10月時点
20歳からのクレジットカードの作り方
この章ではクレジットカードの作り方を下記の5ステップで順番に解説します。
- 必要なものを準備する
- 申し込み方法を選ぶ
- フォームに必要事項を記入する
- 審査結果を待つ
- クレジットカードを受け取る
1.必要なものを準備する
クレジットカードを作るのに必要なものは下記3点です。
- 本人確認書類
- 引き落としの口座
- 学生証
順番に解説します。
-
本人確認書類
クレジットカードの申し込みには、本人確認書類が必要です。運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど、写真付きの証明書を用意するとスムーズです。もし写真付きの証明書がない場合は、健康保険証や発行から6カ月以内の住民票のコピーでも申請できます。ただし、現住所が確認できる書類も添えて提出が必要です。 -
引き落としの口座
クレジットカードの利用代金を引き落とすための銀行口座を準備します。引き落とし日に残高不足になると返済にトラブルを招くため、給与など一定額のお金が定期的に入る口座を振替口座に指定することをおすすめします。新たに口座を作る必要はありません。 -
学生証
学生の場合は、学生証も用意しておきましょう。カード会社やカードの種類によっては審査の際に求められることがあります。学生証を提出することで申し込みがスムーズに進められます。
2.申し込み方法を選ぶ
クレジットカードの申し込みには、
- 店頭
- 書類郵送
- インターネット経由
の3つの方法があり、特におすすめなのはインターネット経由での申し込みです。
インターネットでの申し込みなら、店頭に行く手間もなく、24時間好きなときに簡単に申し込めます。また、必要な情報をスクリーンショットで残しておけるので、後で申し込み内容を確認したいときにも便利です。
一方、書類郵送での申し込みは、必要書類を取り寄せたり送ったりする手間や時間がかかり、面倒な場合もあります。発行までに1週間~3週間ほどかかるため、すぐにクレジットカードを手に入れたい人には不向きです。
3.フォームに必要事項を記入する
各クレジットカード会社の公式サイトにアクセスし、申し込みページに進んだら、必要な情報を入力します。氏名や生年月日、年収などをはじめ、具体的な欄ごとに何を記入するか詳細な説明も記載されている場合が多いので、安心してください。
4.審査結果を待つ
申し込みが完了すると、クレジットカード会社の審査が始まります。審査にかかる時間は会社によって異なりますが、通常3日~1週間程度を目安に待ちましょう。
申し込み内容に不備がある場合、クレジットカード会社から電話やメールで確認があるかもしれません。その場合は修正が必要となり、審査にかかる時間がさらに延びる可能性があります。申し込みの際は、不備がないように注意し、虚偽の情報を書かないようにしましょう。正確な情報を提供することが審査のスムーズな進行に繋がります。
5.クレジットカードを受け取る
審査に合格したら、ついにクレジットカードが手に入ります。郵送で受け取ったカードはすぐに利用できますが、まずはカードの名前に誤りがないか必ず確認することを忘れずに行いましょう。
名前の確認が終了したら、カード裏面にサインを入れてください。
20歳からクレジットカードを作る際の注意点
クレジットカードを作る際は、以下4つの注意点に気をつけましょう。
- 一度に複数枚は作らない
- リボ払いは選択しない
- 締め日や支払日を確認する
- 利用明細を定期的に確認する
あらかじめ注意点を把握して、スムーズにクレジットカードを発行できるように準備しておきましょう。
一度に複数枚は作らない
一度に複数枚のクレジットカードを発行しないでください。管理が難しくなり、月に何円支払えばいいかわからなくなる可能性があるためです。
クレジットカードは翌月に必ず支払わなければなりません。月に予定しているクレジットカード利用額の2カ月分以上の貯金ができるようになってから、新しいクレジットカードを発行するようにしましょう。
その際、すべてのカードの暗証番号を同じにすることは避けてください。もし財布を落とすなどして自分のカードを複数盗まれてしまった場合、1枚のカードだけではなく、すべてのカードで不正使用されてしまうリスクがあるためです。
リボ払いは選択しない
支払額を抑える方法として、「リボ払い」という方法がありますが、できるだけ避けることをおすすめします。
リボ払いを利用すると、「いくら買い物をしても、月々の支払いは20,000円」というように、支払額を一定に保てます。
仕組みだけ見ると、「月々の支払い負担が軽減されるので便利かも?」と思われるかもしれませんが、実際には年間約15%の手数料が追加されるため、トータルで支払う金額は増えてしまいます。
締め日や支払日を確認する
クレジットカードには「締め日」と「支払日」という2つの重要な概念があります。この2つをしっかり理解して、支払い期限を守れるよう心掛けましょう。
「締め日」はクレジットカードの利用額をまとめる日です。1カ月間の利用額は締め日を境に締め切られ、集計されます。一方、「支払日」は文字通り確定した利用額を支払う日です。
締め日で集計された利用額が、支払日に指定銀行口座から引き落とされます。
カード会社やクレジットカードの種類によって、締め日や支払い日に設定される日は異なる場合があります。たとえば、「毎月15日締め、翌月10日支払い」、「毎月末日締め、翌月27日支払い」などです。申し込みをする前に、締め日と支払い日が給料日より後に設定されているか、後から変更することはできるのか、など確認しておきましょう。
もし支払日になっても引き落とし分のお金が口座に入っていなかった場合、クレジットカードの利用履歴に傷がつき、将来的にカード審査や住宅ローン審査などで不利になる可能性があるので注意しましょう。
利用明細を定期的に確認する
利用明細とは、クレジットカード会社からカード所有者に対して提供される、ある一定期間内(通常1カ月分)における利用履歴と請求金額が記載された文書のことです。
定期的に郵送やアプリ内で見られるクレジットカードの利用明細を確認しましょう。もし不正な請求や金額の誤りがあれば、即座にクレジットカード会社に連絡してください。
特に、サブスクリプションや定額制のプランを解約したにもかかわらず、支払いが引き続き行われている場合は注意が必要です。長期プランを退会した後もしっかりと確認することを忘れないようにしましょう。
まとめ
本記事では、20歳におすすめのクレジットカードや選ぶときのポイント、注意点などについて解説しました。
20歳になると、親権者の同意なしでクレジットカードを作れます。クレジットカードを使えると便利な場面は日常の中でも多いため、少なくとも1枚のカードを持つことがおすすめで す。
またクレジットカードを持つことで、ポイント利用や海外旅行保険の付帯など、さまざまなお得な特典を受けられます。各カードの特徴を比較し、自分にとって最適な1枚を見つけてみましょう。