消費者金融のなかには、審査通過率を公表しているものもあります。審査通過率が高いことは、申込者のうち契約に至る割合が高いことを意味しており、審査通過率の低いサービスと比べて、審査に通過する可能性が高いといえます。
そのため、「審査に通るか不安」「どうしてもすぐにカードローンを利用したい」という方は、審査通過率の高い消費者金融を利用することがおすすめです。
本記事では、審査通過率の高い消費者金融を紹介します。審査で見られるポイントや通りやすくするコツも紹介するため、消費者金融の利用を検討している方はぜひ参考にしてください。
絶対審査に通る・審査が甘い消費者金融カードローンはない!
カードローンを扱っている金融機関は、利用者が返済不能になると大きな損失を受けることから、利用者の返済能力を確認するために審査を行います。金融機関自身の貸し倒れリスクを招くことになるため、審査が緩い、甘い、絶対通るといったカードローンはありません。各金融機関は一定の基準を基に、厳正な審査を行っています。
仮に「審査が甘い」「審査なし!」「無職OK」などと謳っている業者があったら、闇金やソフト闇金といった違法業者である可能性が高いため注意しましょう。
ただし消費者金融によっては、年収が低い人や専業主婦・アルバイトでも借り入れできる場合があります。そのため、自身に合うカードローンを選び、審査に通りやすくなるポイントを押さえることで、審査通過率を高めることは可能です。
審査に通りやすい消費者金融カードローンの選び方
どうしてもすぐにお金が必要で、審査に通りやすい消費者金融カードローンを探している方もいるでしょう。そのような方には、審査通過率の高いカードローンがおすすめです。
基本的に、初めて消費者金融を利用する場合は、利便性の高い大手消費者金融の利用をおすすめします。しかし、中小消費者金融は独自の審査基準を設けていることから、審査の通りやすさを重視する場合には、中小消費者金融カードローンも選択肢に入れてみるとよいでしょう。
審査通過率の高い消費者金融カードローンを選ぶ
申し込む際は、審査通過率を確認しておきましょう。
大手消費者金融は決算情報を通じて、審査通過率を定期的に発表しています。審査通過率とは新規申込者のうち、審査に通過した人の割合を示す数字です。したがって審査通過率が高ければ、申込者のうち審査に通過した割合が高かったことになります。
ただし大手消費者金融はスコアリング形式を採用しているため、審査通過率が高いのは、偶然、評価基準を満たした申込者が多かっただけの可能性もあります。つまり、「審査通過率が高い=審査が緩い、通りやすい」というものではありません。
審査通過率は、あくまでも目安の一つとして考えましょう。
中小消費者金融を選ぶのもひとつの手
大手消費者金融は、借入方法や返済方法が豊富に用意されており、利便性が非常に高いのが特徴です。そのため、基本的には大手消費者金融の利用をおすすめします。ただし、審査の通過しやすさを重視する場合には、中小消費者金融を選ぶことも選択肢に入ってきます。
大手消費者金融は申込件数が多いため、過去のデータから申込者の信用力を機械的に数値化し、返済能力を判断するスコアリングという手法を採用しています。スコアリングの評価基準は各社異なりますが、一定の点数に満たなければ審査に通過できません。
一方、中小消費者金融は審査担当者と面談や電話でのやり取りが行われる場合が多く、個人の事情を考慮した柔軟な審査が期待できます。審査が甘いわけではないですが、大手消費者金融の審査に落ちた人でも、中小消費者金融の審査に通過する可能性があるのです。
大手と中小消費者金融には異なるメリット・デメリットがあるため、それぞれの特徴を理解した上で、自分に合ったカードローンを選びましょう。
カードローンの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
大手消費者金融 |
|
|
中小消費者金融 |
|
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【審査の通過率以外】消費者金融カードローン選びで確認すべきポイント
自分に合った消費者金融を選ぶためには、審査の通過率だけでなく、ほかにもいくつか確認しておくべきポイントがあります。後悔しないための消費者金融カード選びのポイントについても理解しておきましょう。
上限金利
消費者金融のカードローンによって、上限金利は異なります。初めて消費者金融を利用する際には、上限金利の適用されることが多いため、カードローンを選ぶ際には上限金利も重要なポイントです。
上限金利の重要性を理解するために、上限金利が年18.0%のアイフルと年17.8%のプロミスの返済金額を比較してみましょう。30万円を上限金利で借りて、24回で返済する場合の毎月の返済金額を計算すると、以下のようになります。
15,000円 / 月
14,948円 / 月
30万円を24回で返済するという同じ条件でも、上限金利の違いにより、毎月の返済金額と総支払額に差が生じます。この例での総支払額は、アイフルで359,185円、プロミスで358,746円であり、借入金額が高額になるほど、この差額はさらに拡大します。
このように、同じ金額を同じ期間借りる場合でも、上限金利の違いによって毎月の返済金額や総支払額に差が生じるため、カードローンを選ぶ際には上限金利にも注目することが大切です。
なお、上記の計算では、アイフルやプロミスで用意されている無利息期間は考慮していません。
融資スピード
消費者金融のカードローンによって、融資スピードは異なります。なかには最短3分で借りられるカードローンもありますが、借入までに数日程度かかるものもあるのです。
選んだ消費者金融のカードローンによっては、お金が必要なタイミングまでに融資を受けられないこともあります。そのため、お金が必要な時期に間に合うように、融資スピードを考慮してカードローンを選ぶことが大切です。
たとえば、当日中にお金が必要な場合は、即日融資が可能なカードローンを選びましょう。一方、1週間後に必要という場合には多少の猶予があるため、融資スピードよりも金利や利便性など、ほかの重要なポイントを優先してサービスを選ぶことがおすすめです。
つまり、お金が必要になるタイミングを見極め、それに合わせて融資スピードやほかの条件を総合的に判断することが、自分に最適なカードローンを見つけるコツだといえます。
利便性の高さ
消費者金融カードローンを選ぶ際には、サービスの利便性も重要な要素のひとつです。利便性の高さは、主に以下のような点で判断できます。
- 申込方法は豊富か
- 土日祝日に申し込めるか
- 借入・返済方法は豊富に用意されているか
- サポート体制は整っているか
- スマホアプリで手続きを行えるか
カードローンのなかには、スマホアプリで借入・返済手続きを行えたり、返済日を管理できたりするものもあります。ストレスなくカードローンを利用するために、借入・返済方法やサポート体制、スマートフォンアプリの有無などを事前に確認することがおすすめです。
在籍確認の方法
在籍確認は、申込者が申告した勤務先で実際に働いているかどうかを確認する審査プロセスです。貸し倒れリスクを軽減することが目的であり、どの消費者金融でも必ず実施されています。
在籍確認の方法には、大きく分けて電話確認と書類提出の2つがあります。電話で在籍確認を行う場合でも、担当者は個人名で勤務先に電話をかけてくるケースが多いため、職場の人に気づかれにくくなっています。しかし、電話対応している姿を見られて疑われる可能性もあるため、周囲の人にバレるリスクを最小限に抑えたい場合は、書類提出によって在籍確認を行っているカードローンを選びましょう。
消費者金融によって採用している在籍確認の方法は異なりますが、大手は書類提出、中小は電話確認を採用している傾向にあります。たとえば、アイフルやアコム、レイクなどの大手消費者金融は原則、書類提出によって在籍確認を実施しています。
無利息期間
無利息期間とは、利息が発生せずに借入できる期間のことです。借入期間と無利息期間の長さによっては、金利が高くても無利息期間が設定されているカードローンのほうが、金利が低くても無利息期間のないカードローンよりも利息の総額を抑えられるケースがあります。
大手消費者金融の多くは、無利息期間を提供しています。なかでも、レイクは無利息期間の長さが特徴のひとつです。30日、60日、180日という3種類の無利息期間が用意されており、申込方法や契約額などによって適用される無利息期間が異なります。
無利息期間が長ければ、その分だけ利息の支払いを抑えることが可能です。カードローンを選ぶ際は、自分の借入予定期間を考慮し、無利息期間の有無や長さも比較検討しましょう。
審査に通りやすい大手消費者金融カードローンランキング
大手消費者金融の審査通過率や金利、借入限度額などは以下の通りです。ここで紹介している審査通過率は、2024年8月時点のものになります。
アコム | プロミス | アイフル | レイク | |
---|---|---|---|---|
審査通過率 | 37.6%(※1) | 35.5%(※2) | 33.3%(※3) | 26.6%(※4) |
金利 | 年3.0%~年18.0% | 年4.5%~年17.8% | 年3.0%~年18.0% | 年4.5%~年18.0% |
借入限度額 | 最大800万円 | 最大500万円 | 最大800万円 | 最大500万円 |
審査時間 | 最短20分 | 最短3分 | 最短18分 | 最短15秒 |
融資までの時間 | 最短20分 | 最短3分 | 最短18分 | 最短25分 |
無利息期間 | 初めて利用する場合、契約日の翌日から30日間無利息 | 初めて利用する場合、初回借入日の翌日から30日間無利息 | 初めて利用する方を対象に、契約日の翌日から30日間無利息 | 初回契約かつ契約額が500万円まで:契約日の翌日から30日間無利息 初回契約かつWebから申し込み、契約額が200万円まで:契約日の翌日から60日間無利息 初回契約かつ契約額が200万円まで:契約日の翌日から180日間は、5万円まで無利息 |
※1. アコム株式会社|マンスリーレポート 2024年4月~8月
※2. SMBCコンシューマーファイナンス株式会社|月次データ 2025年3月期8月
※3. アイフル株式会社|月次データ 2024年4月~2024年7月
※4. SBI新生銀行|2024年3月期 第1四半期データブック
以下、大手消費者金融の商品の概要や特徴を、審査通過率が高い順番に紹介していきます。
審査通過率の高い消費者金融は審査が甘い、通りやすいというわけではありませんが、商品選びの参考にしてください。
アコム:審査通過率37.6%
アコムは、アコム株式会社が提供している消費者金融カードローンです。2025年3月期のマンスリーレポートによると、2024年8月の審査通過率は37.6%でした。
アコムでは、申し込みから借り入れ・返済までWebで完結するスマホアプリを用意しています。
スマホアプリからの申し込みなら原則郵送物がなく、来店も不要です。審査は最短20分※で終了し、大手コンビニや銀行ATMと提携しているため、全国どこでも借り入れ・返済が可能です。
また楽天銀行口座なら0時10分から23時49分の間に振込依頼をすることで、最短10秒で口座にお金が振り込まれます。
審査時間 | 最短20分※ |
---|---|
利用限度額 | 最大800万円 |
借入金利 | 年3.0%~18.0% |
無利息期間 | 30日間 |
土日の対応 | 〇 |
電話連絡 | 原則、勤務先へ在籍確認の電話なし |
郵送物受け取り | 原則なし |
Web完結 | 〇 |
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
アコムのおすすめポイント
- 審査通過率が高め
- 申し込みから借り入れ・返済までWeb完結が可能
- 楽天銀行なら最短10秒でお金が振り込まれる
おすすめポイント
- 最短20分で審査回答!来店不要!※
- 24時間365日いつでも借入&返済できる!
- はじめての人なら最大30日間、金利0円!
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミス:審査通過率35.5%
プロミスは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が提供している消費者金融カードローンです。2025年3月期の月次データによると、2024年8月の審査通過率は35.5%でした。
プロミスは大手消費者金融のなかでは、上限金利が年17.8%とやや低めに設定されています。Web完結ですぐに借り入れが可能で、融資スピードは最短3分※とトップクラスの水準です。
※申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
インターネット、口座振替、スマホATM、提携コンビニATM・銀行の提携ATMなど多くの借り入れ・返済方法があり、使い勝手のよいサービスといえるでしょう。
また、プロミスの無利息期間は初回借入日の翌日から30日間のため、自身に合ったタイミングで活用開始できます。
※30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
審査時間 | 最短3分※ |
---|---|
利用限度額 | 最大500万円 ※新規契約時の融資上限:本審査により決定となります。 |
借入金利 | 年4.5%~17.8% |
無利息期間 | 30日間 |
土日の対応 | 〇 |
電話連絡 | 原則電話での在籍確認はなし ※審査の結果によっては電話による在籍確認が必要となる場合がありますが、申込者の同意を得ずに実施することはありません。 |
郵送物受け取り | なしにすることもできる |
Web完結 | 〇 |
プロミスのおすすめポイント
- 最短3分※1で融資可能
- ほかの大手消費者金融に比べて上限金利が低い
- 無利息期間が初回借入日の翌日から30日※2
※1.申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。
※2.30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とweb明細利用の登録が必要となります。
おすすめポイント
- 金利が年17.8%でほかの消費者金融より低め!
- 初回借入れの翌日から30日間は利息0円!
- カードレスで借入も返済もできる!
※審査時間・融資時間:申込みの時間帯、利用する銀行、曜日、または本人確認書類の提出状況によって、当日中の融資ができない場合があります。
※無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※18歳・19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申し込めません。
アイフル:審査通過率33.3%
アイフルは、アイフル株式会社が提供している消費者金融カードローンです。2025年3月期の月次データによると、2024年7月の審査通過率は33.3%でした。
アイフルは最短18分※で融資が可能です。申し込みから返済までWeb完結、かつ郵送物なしで利用できます。
※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
銀行振込、スマホアプリ、アイフル専用ATM、コンビニや銀行の提携ATMなど多くの借り入れ・返済方法があるため、自身に都合のよい方法を選べます。
また大手コンビニや銀行など全国7万台の提携ATMが利用できるため、利用環境に困ることはほとんどないでしょう。
審査時間 | 最短18分※ ※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。 |
---|---|
利用限度額 | 最大800万円 |
借入金利 | 年3.0%~18.0% |
無利息期間 | 30日間 |
土日の対応 | 〇 |
電話連絡 | 原則電話での在籍確認はなし |
郵送物受け取り | なしにすることもできる |
Web完結 | 〇 |
アイフルのおすすめポイント
- 最短18分※で融資を受けられる借入方法・返済方法の種類が豊富にある
- 全国どこでも利用できる
※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
おすすめポイント
- 初めてなら最大30日間無利息!
- 会話ロボット「ぽっぽくん」に24時間相談OK!
- 「1秒診断」で融資可能か簡易チェック可能!
※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。
レイク:審査通過率26.6%
レイクは、新生フィナンシャル株式会社が提供している消費者金融カードローンです。四半期データブック2023年6月末によると、2023年6月の審査通過率は26.6%でした。
レイク最大の特徴は「借入額全額の利息が30日間(Web申込の場合は60日間)0円」と「借入額5万円まで180日間利息0円」の無利息期間から選べる点です。どちらの無利息期間を選んでよいかわからないときは、希望借入額や返済回数から、おすすめの無利息期間がすぐに確認できるシミュレーションを活用してみましょう。
※Web以外の無人店舗や電話で申し込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1万円~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。
また深夜、休日問わず手数料無料で希望する金融機関にお金が振り込まれます。そのほか、スマホATMや提携ATMからも借り入れが可能で、返済方法も多く用意されているため便利です。
審査時間 | 申込み後、最短15秒※ |
---|---|
利用限度額 | 最大500万円 |
借入金利 | 年4.5%~18.0% |
無利息期間※ | 最長30日間/最長180日間/Web限定で最長60日間 |
土日の対応 | 〇 |
電話連絡 | 原則電話での在籍確認はなし ※審査の結果により電話での確認が必要となる場合がありますが、その際にはプライバシーに十分配慮して実施されます。 |
郵送物受け取り | なしにすることもできる |
Web完結 | 〇 |
※Web以外の無人店舗や電話で申込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。
レイクのおすすめポイント
- 複数の無利息期間を用意している※
- 手数料無料ですぐにお金が振り込まれる
※Web以外の無人店舗や電話で申し込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1万円~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。
おすすめポイント
- はじめてなら無利息が選べる!
- 申込み後、最短15秒※で審査結果を表示!
- Webからの申込みで、最短25分融資も可能!※
※審査時間・融資時間:21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込みが可能です。審査結果を確認できる時間は、8時10分〜21時50分(毎月第3日曜日は、8時10分〜19時)です。時間外や申し込み内容によっては、電話またはメールで審査結果が通知される場合があります。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。
※無利息期間サービス:Web以外の無人店舗や電話で申込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1万円~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。
大手の審査に落ちても通る?独自の審査基準がある中小消費者金融カードローン
先述した通り、中小消費者金融は柔軟に審査を行う傾向にあり、大手消費者金融の審査に落ちた人でも審査に通過する可能性があります。ここでは、おすすめの中小消費者金融カードローンを3つ紹介します。
LINEポケットマネー | au PAYスマートローン | いつも | |
---|---|---|---|
金利 | 年3.0%~年18.0% | 年2.9%~年18.0% | 年4.8%~年20.0% |
借入限度額 | 最大300万円 | 最大100万円 | 最大500万円 |
審査時間 | 最短10分 | 最短30分 | 最短30分 |
融資までの時間 | 最短即日 | 最短即日 | 最短30分 |
無利息期間 | - | - | 初めての契約かつ60万円以上契約した場合、60日間無利息 |
なお、中小の消費者金融会社の多くは、審査通過率を公表しておりません。
LINEポケットマネー:LINEスコアが高いと有利になる
LINEポケットマネーは、LINEスコアの点数を加味した結果が審査に反映されます。したがってLINEスコアの内容次第では、審査に必要なスコアが上がる可能性があります。なおLINEスコアとは、無料通話アプリLINEが提供している、複数の質問から本人の信用を可視化するサービスのことです。
初めて利用する人は、新規契約日から30日間に発生した利息が後日LINE Pay残高でキャッシュバックされます。毎月の返済はLINE Pay残高や、指定の銀行口座から自動で返済され、100円から手数料無料でいつでも繰上げ返済が可能です。
審査時間 | 最短10分 |
---|---|
利用限度額 | 最大300万円 |
借入金利 | 年3.0%~年18.0% |
無利息期間 | 30日間 |
土日の対応 | 〇 |
電話連絡 | あり |
郵送物受け取り | あり |
Web完結 | ✕ |
公式サイト | LINEポケットマネー |
LINEポケットマネーのおすすめポイント
- 審査にLINEスコアの点数が反映される
- 実質30日間の無利息期間がある
- 繰上げ返済が100円から手数料無料でいつでもできる
au PAYスマートローン:学生やバイトも対象になる
au PAY スマートローンはWeb完結で利用可能です。原則、郵送物はなく、審査も最短30分で終了します。さらにau IDに登録している人であれば、契約者情報が自動的に反映されるため、簡単に手続き完了です。
au PAY残高にチャージすることも可能で、au PAYプリペイドカードやau PAYで決済すれば、利用額200円ごとに1Pontaポイントが貯まります。またセブン銀行ATMならカードなしで借り入れ・返済が可能です。
審査時間 | 最短30分 |
---|---|
利用限度額 | 100万円 |
借入金利 | 年2.9%~年18.0% |
無利息期間 | なし |
土日の対応 | 〇 |
電話連絡 | 電話での在籍確認を行う場合がある |
郵送物受け取り | 原則なし |
Web完結 | 〇 |
au PAY スマートローンのおすすめポイント
- 郵送物なし、Web完結で利用できる
- au PAYプリペイドカードやau PAYで決済すればPontaポイントが貯まる
- セブン銀行ATMならカードなしで借り入れ・返済ができる
いつも:柔軟な審査基準を設けている
いつもはWeb経由であれば来店の必要がなく、24時間365日いつでも申し込みが可能です。審査は最短45分で終了し、原則郵送物はありません。審査は個人の事情をヒアリングし、前向きな姿勢を大切にしながら柔軟に行われます。
初めて利用する人であれば、最長60日の無利息期間が利用可能。利用限度額の範囲であれば何度でも借り入れ可能で、銀行口座やネットバンキングにお金が振り込まれます。
審査時間 | 最短30分 |
---|---|
利用限度額 | 最大500万円 |
借入金利 | 年4.8%~18.0% |
無利息期間 | 60日間 |
土日の対応 | 〇 |
電話連絡 | 原則なし |
郵送物受け取り | なし |
Web完結 | 〇 |
いつものおすすめポイント
- 無利息期間が最長60日間ある
- 最短30分で審査が完了する
- 個人の事情に合わせた柔軟な審査をしてもらえる
消費者金融カードローンの審査で確認されるポイント
消費者金融のカードローンの審査に通過しやすくするためには、審査で確認されるポイントを把握しておくことが重要です。審査では、主に以下の点が確認されます。
- 返済能力
- 借入件数
- 借入額
消費者金融会社は、信用情報機関に登録されている申込者の属性情報や、カードローンやクレジットカードの利用履歴などを参考にして、返済能力を審査します。
また、他社からの借入件数や借入額についても申告を求められます。借入件数が多かったり、借入額が高かったりすると、返済の滞るリスクが高いと判断され、審査に通過しにくくなる傾向にあるのです。
消費者金融カードローンの審査に通りやすくするためのポイント
消費者金融のカードローンに通りやすくするためのポイントを紹介します。
審査に通りやすくするためのポイント
- 勤続年数は長い状態で申し込むほうがいい
- 他社で借りている場合は完済しておく
- 信用情報に傷がないか確認する
- 申告内容は正確に提出する
- 妥当な希望借入額で申し込む
消費者金融を含めた金融機関は、カードローンの審査で主に申込者の返済能力を重視します。返済能力を見るポイントとしては、本人の勤続年数や年収、職業といった属性、現在の他社借入状況、返済状況および過去の金融事故歴などがあげられます。
勤続年数は長い状態で申し込む
金融機関はカードローンの申込者の返済能力を確認する際、安定した収入があるかどうかを重視します。勤続年数が長い人は、大きな収入変動がない可能性が高いため、安定した収入があると判断してもらえる傾向があります。
たとえば、勤続年数1年で年収2,000万円の人と勤続年数10年で年収250万円の人を比較した場合、傾向として審査に通りやすいのは後者です。勤続年数がどれくらいあれば「長い」と判断されるのか明確な基準はありませんが、一般的な最低ラインは1年とされています。
年収を上げようと転職しても、転職直後では審査に不利に働く可能性があるため、借り入れを検討しているときは転職前に申し込むとよいでしょう。
他社で借りている場合は完済しておく
すでに他社からの借り入れが多い人は、融資を受ける際に金融機関から、返済能力について疑念を持たれる可能性があります。新規で借り入れを検討している人は、他社での借入は事前に完済してから申し込みましょう。
消費者金融会社は、他社からの借入件数が何件以上あると審査に通過しにくくなるのかという具体的な数値を公表していません。しかし、一般的に、3社以上から借入があると審査に落ちやすくなると言われています。そのため、消費者金融の審査に通りやすくするためには、他社からの借入件数を2件以内に抑えることがおすすめです。
信用情報に傷がないか確認する
信用情報に傷がある状態のことを「ブラックリストに載る」と表現されることもありますが、これは過去に長期延滞や債務整理をしたために、その記録が信用情報機関に登録されている状態を指します。
ブラックリストに載った状態でカードローンの審査に通過する可能性は極めて低いでしょう。カードローンの審査に落ちると、その記録も信用情報機関に登録されてしまうため、ブラックリストに載っている期間中は、申し込みも控えたほうがいいかもしれません。
1,000円程度の手数料はかかりますが、自身がブラックリストに載っているかどうかは、CICやJICC、KSCといった信用情報機関で確認できます。
ブラックリストに載った場合は、完済してからおおよそ5年で新たな借り入れのできる可能性があります。ただし明確に5年と決まっているわけではないため、都度確認が必要です。
申告内容は正確に提出する
カードローンを申し込むときの申込内容は正確に記載、あるいは入力して提出しましょう。申告内容に誤りがあると、審査の過程で電話による事実確認の必要性が生じたり、虚偽の申告をしたとみなされ審査落ちの原因になったりする可能性があります。
消費者金融会社では、電話による在籍確認や提出書類の確認によって、申告内容の正確性を確認しています。申込時に嘘をついていたとしても、ほとんどの場合、その事実が発覚すると考えておいたほうがよいでしょう。
また、仮に虚偽の申告をして契約できたとしても、後日それがバレた場合には、強制解約や一括返済が求められます。悪質な場合には、詐欺として罪に問われる可能性もあるため、正確な情報を提出することが何よりも大切です。
妥当な希望借入額で申し込む
希望借入額が多いと金融機関は貸し倒れリスクが増えるため、審査の厳しくなる傾向があります。借入希望額を申告する際は、過度に大きくせず、本当に必要な希望借入額で申し込みましょう。
まとめ
さまざまな消費者金融がありますが、特定の消費者金融の審査が緩い・通りやすいということはありません。ただし審査でチェックするポイントはある程度どの消費者金融も共通しているため、事前に対策をたてて審査に通過する確率を高くすることは可能です。
初めて消費者金融を利用しようとしている人、新たな借り入れを検討している人は消費者金融の審査の仕組みを理解して、少しでも審査に通過する確率が高まるように本記事の内容を活用してください。
本記事で紹介する審査の通りやすい業者(審査通過率)について
本記事では、審査通過率という客観的なデータにもとづいて、審査に通過しやすいと考えられる消費者金融カードローンを紹介しました。
審査通過率は各社の公表データを参照しており、直近の数値を掲載しています。ただし、審査通過率が高いからといって、審査が甘いわけではありません。あくまでも一つの目安として捉えてください。
なお、本記事で審査通過率の参照としたデータは、以下の通りです。
アコム | マンスリーレポート |
---|---|
プロミス | 月次データ |
アイフル | 月次データ |
レイク | 決算関連資料 |
上記のデータでは、審査通過率が新規貸付率や成約率といった項目で掲載されています。