消費者金融で一度でも借りるとやばい?借りても終わらない理由をわかりやすく解説
田尻 宏子

この記事の監修者

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

田尻 宏子さん

消費者金融と聞くと、法外な利息をふっかけられたり、スーツ姿のサングラスをかけた屈強な男が取り立てに来たりと、とにかく「怖い」「借りたらやばい」というイメージを持つ人もいるかもしれません。

一昔前であればこうしたこともありえたでしょうが、法整備がされた現在では、計画的に借入できる人であれば「消費者金融でお金を借りてもやばい」ことにはならないと言えます。

ただし、利用の仕方によっては大変なことになる可能性もあるので要注意。

デメリットを含め、消費者金融で一度でもお金を借りるとどうなるかを解説します。

田尻宏子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

監修者 田尻宏子の一言コメント!

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お金を借りる方法として消費者金融のカードローンを考えている人は多いでしょう。 しかし、気になるのが、「利用したらやばいことが待っているのでは?」ということです。 法を守って経営している消費者金融の場合、心配することは何もありませんが、不安は払しょくしておきたいものです。 この記事では消費者金融を利用するとどうなるのか、についてご紹介します。この機会に心配事をなくしておきましょう。

「消費者金融で一度でも借りるとやばい」は間違い

「消費者金融で一度でもお金を借りると終わる」というイメージがあるかもしれませんが、絶対にそうだと言い切るのは間違いです。

2006年以降、貸金業法により、金利の引き下げや年収の3分の1までしか借り入れができない総量規制が設けられました。

そのため、計画的に借入できる人であれば「消費者金融でお金を借りてもやばい」ことにはならないと言えます

たしかに、法律が整備される以前は、高額な金利で過剰な貸し付けを行い、返済が苦しくなってドラマや漫画のような末路を辿る・・・という人も存在しました。

総量規制が設けられたことで、利用の仕方によってはやばい状況にもなりえるとうことですが、消費者金融からお金を借りた時点でやばいということはありません。

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一度借りただけで、ドラマや漫画のように威圧的な取り立て屋さんが来て怯える日々を過ごす、といった展開にはなりません。

問題は「消費者金融からお金を借りること」ではなく、返済計画が立てられていなかったり、何度も借り入れるうちに返済が滞ってしまったりすることです。

借り入れ前に現実的な返済計画を立てていれば、やばい状況になることはまずないでしょう。

消費者金融は法律の下で適切な管理がされている

現在、消費者金融を営む業者は、貸金業登録という国の許可を得て融資を行っています。

(目的)
第一条 この法律は、貸金業が我が国の経済社会において果たす役割にかんがみ、貸金業を営む者について登録制度を実施し、その事業に対し必要な規制を行うとともに、貸金業者の組織する団体を認可する制度を設け、その適正な活動を促進するほか、指定信用情報機関の制度を設けることにより、貸金業を営む者の業務の適正な運営の確保及び資金需要者等の利益の保護を図るとともに、国民経済の適切な運営に資することを目的とする。※引用:デジタル庁(貸金業法)

つまり、消費者金融は法の下で適切な管理をされており、借りる側に過剰な不利益が被らないように運営の規制が設けられているということです。

また、同法律の第11条に「第三条第一項の登録を受けない者は、貸金業を営んではならない。」とあり、貸金業への登録がない場合は違法な闇金業者と言えます。

正規事業者の場合は「貸金業登録番号」が付与されており、ホームページに公開されていることがほとんどです。

ただし、架空の貸金業登録番号を公開している場合もあるので、正規事業者かどうかを見極めるためには必ず金融庁のホームページで登録番号を検索・確認するようにしましょう。

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貸金業登録を行っている正規の消費者金融は法律を守って融資を行なっています。ただし、なかには違法な業者もあるので、借入前に金融庁のホームページで貸金業登録番号を確認しておきましょう。

消費者金融を利用している人の割合

貸金業法対象情報の推移

※引用:JICC各種統計データ 2018年度統計データ

信用情報機関であるJICCが公表している2019年時点のデータによると、残高がある(=利用している)登録者は1,000万人を超えています。

2019年時点の日本の総人口は1億2,616万7千人なので、約8%の人が利用している計算になります。

つまり、約13人に1人が利用していることになるので、消費者金融は意外と身近なものであることがわかるでしょう。

ちなみに消費者金融を利用している人のなかには、複数社から借入している人もいます。

借入件数毎の登録推移(登録人数)

※引用:JICC各種統計データ 2018年度統計データ

上記のデータからもわかるとおり、1社からの借入件数が圧倒的ですが、2社から借り入れている人は230万人前後、3社から借り入れている人は90万人前後、さらに5社から借り入れている人も10万人前後います。

複数社からの借入になるとその割合がグッと減少しますが、それでも約55人に1人の割合で2社から借りていることを考えると決して少ない数ではないでしょう。

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2019年のデータではありますが、12人に1人が消費者金融を利用しているとは意外な事実ではないでしょうか。もし消費者金融からの借入でやばいことになるのであれば、多くの人がやばい事態に直面していることに・・・。このことからも消費者金融からお金を借りてもやばいことにはならないのがおわかりいただけるでしょう。

消費者金融で一度でも借りるとどうなる?

消費者金融からお金を借りると、消費者金融の利用履歴が残る点に注意が必要です。

利用履歴とは、個人が金融取引を行ったときに「信用情報機関に記録される履歴」のことです。

この記録は利用状況によって、次のように保持期間が異なります(JICC)。

利用状況 概要 保持期間
申込状況

申込内容や本人を識別するための情報

※例:氏名、生年月日、電話番号、金融商品名など

照会日から6か月
契約内容・返済状況 申込後、正式に契約した情報や返済状況の情報 完済から5年間
自己破産・個人再生 裁判所の認可を受けて、借金を大幅に減額してもらう、または免責された情報 契約継続中及び契約終了後5年以内

正式にはブラックリストというリストは存在しませんが、信用情報のうち「事故情報」が掲載されているリストを一般的にブラックリストと呼びます。

長期に渡って延滞したり、自己破産や個人再生といった金融事故を起こすと、ブラックリストに載ってしまうので注意してください。

事故情報の明確な定義がないことや各金融機関によって事故情報の捉え方が異なるため、一概には言えませんが、次のような場合は事故情報として処理されることが多いでしょう。

  • 2か月~3か月以上の延滞
  • 弁護士・司法書士による債務整理
  • 保証会社による代位弁済
  • 破産・個人再生

将来的に後悔する可能性も否めないので、無理なく返済できる額を借り入れるようにしましょう。

消費者金融で借りた後に住宅ローンやカードローンなどのローンは組めないの?

利用履歴に登録される申込状況の情報は半年で抹消されますが、この間に複数社から借入をしたり、短期間に借入を繰り返したりすると、審査に通る可能性が低くなります。

また、契約後に2か月~3か月返済が滞納した場合や自己破産・個人再生した場合は「金融事故」として履歴が残ります。いわゆるブラックリスト入りするため、これらの履歴が残ってしまうと、新たにキャッシングやカードローンの利用ができなくなるので注意が必要です。

たとえば家や車のローンを組みたい場合に借入ができない、もしくは借入先の選択肢が狭まる可能性が高くなります。

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消費者金融から借入しても、遅延なく返済していればブラックリスト入りする心配はありません。ブラックリスト入りしないためには毎月しっかり返済していくことが大切なので、借入前には「絶対に返せる額」を計算して返済計画を立てることをおすすめします。

消費者金融を利用するデメリット

消費者金融でお金を借りても滅多にやばいことにはなりませんが、次のようなデメリットもあるので注意が必要です。

  • ローンの審査に影響する場合がある
  • 他のカードローンに比べて金利が高め
  • 滞納すると遅延損害金が発生する
  • 便利がゆえに返済計画が甘くなりがち
  • 在籍確認で会社にバレる場合もある

これらのデメリットを考慮すると、「返済できるあてのない人」や「これから家や車などで大きなローンを組みたい人」、「会社にバレるのが怖い人」などは消費者金融の利用には向かないと言えるでしょう。

ローンの審査に影響する場合がある

「消費者金融でお金を借りると他のローン審査に影響が出る」という噂は、半分正解で半分間違い。期限を遅らせることなく返済できていれば大丈夫ですが、次のような場合はローン審査に影響が出る可能性が高くなります。

  • 返済遅延・滞納したことがある
  • 3社以上からローンを借りている
  • 年収の3分の1以上を借入している

消費者金融を利用すると、次のような信用情報機関に情報が登録されます。ローンを提供している会社は、契約者の返済能力に問題ないかどうかを見極めるために情報の照会を行い、その情報を元に審査を行います。

信用情報機関 CIC JICC JBA
加盟企業 三井住友カード株式会社
株式会社アプラス、
三菱UFJ銀行 など
CICの加盟企業一覧
アイフル株式会社、
アコム株式会社、
株式会社イオン銀行 など
JICCの加盟企業一覧
みずほ銀行、
りそな銀行、
東京スター銀行 など
KSCの加盟企業一覧
情報開示できる項目 ・クレジット情報
・申込情報
・利用記録参考情報
・本人特定の情報
・契約内容
・返済状況
・取引実績
・申込情報

・契約内容
・返済状況
・官報情報
・申告情報

登録期間 ~5年 ~5年 ~10年
開示費用 ・郵送、インターネット:1,000円
・窓口:500円
1,000円 ・インターネット:1,000円
・郵送:1,124円~1,200円

一度でも消費者金融を利用したことがあり、新たにローンが通るか不安な場合は、信用情報機関に情報開示してみることをおすすめします。

各機関の加盟企業の一覧から取引したことがある消費者金融と、新たにローン契約したい会社を探し、情報開示することでローン審査に影響が出そうかどうかを確認できます。

また、消費者金融で借りたお金の返済が終わったところで、契約は継続されるので注意が必要です。

「借入していなければ問題ないのでは?」と思われるかもしれませんが、「契約=限度額を借入している」状態としてみなされるため、返済終了後は消費者金融との契約を解除しておかないと他のローン審査に影響が及ぶ恐れがあります。

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遅延や滞納など、「返済能力に問題あり」と判断された場合、残念ながら他のローン審査は落ちやすくなります。反対に問題なく返済できている場合は、他のローン審査においても「問題ない」と判断される可能性が高いでしょう。ローンが通るかどうか不安な場合は、事前に信用情報機関で情報開示するのがおすすめです。

他カードローンに比べて金利が高め

消費者金融では、銀行や信販などと異なり無担保・無保証で借入ができます。

通常であれば、契約者の返済能力が滞った場合、保証人や担保での回収を図りますが、消費者金融ではこれができません。

貸したお金が返ってこない、貸倒れリスクを下げるためにも、消費者金融では金利が高めに設定されているのです。

カードローンの種類 金利の相場
消費者金融カードローン 年18.0%
銀行系カードローン 年4.5%~18.0%
信販系カードローン 年15.0%~18.0%

年利18.0%と聞くとかなり金利が高いように見えますが、たとえば10万円を借りて翌月に返済する場合にかかる金利は、「10万円×金利18.0%÷12か月=1,500円」です。

当然ながら金利が安いほうが利息も安くなりますが、銀行系・信販系カードローンも場合によっては金利が年18.0%になることもあります。

ただし、ほとんどの場合、銀行系・信販系のカードローンのほうが、消費者金融よりも低い金利で借入ができるでしょう。

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無担保・無保証で借入ができる消費者金融は、貸倒れを想定して金利が高めに設定されています。ただし、場合によっては銀行系・信販系のカードローンでも消費者金融と同じくらいの金利になることを覚えておきましょう。

滞納すると遅延損害金が発生する

返済期限を1日でも過ぎてしまった場合、「遅延損害金」というペナルティが発生します。利息とは別物で同時に発生しないため、遅延損害金と利息との二重苦になる心配はありませんが、遅延損害金は利息よりも高い利率が設定されていることがほとんどです。

たとえばレイクでは金利が年4.5%~18.0%なのに対して、遅延損害金は年率20.0%です。

遅延してしまうと本来よりも返済額が大きくなるので、返済が間に合いそうにない場合はすぐに消費者金融に連絡しましょう。

ほとんどの消費者金融では返済意思があることや返済目処がわかれば無碍にされることもありません。

場合によっては返済期日の延長を提案してくれることもあるので、まずは相談してみることをおすすめします。

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年率が高い遅延損害金は避けたいところですが、どうしても返済が滞る場合は、それがわかった時点で消費者金融に相談してみましょう。返済意思があり、返済の目処が立っている場合は、期限の延長など何かしらの救済措置を提案してくれる可能性があります。

便利がゆえに返済計画が甘くなりがち

消費者金融は、即日借入ができることから、お金を借りたい人にはとても便利なサービスです。

「お金を借りる」ハードルが低い特性から、返済計画を立てずに借りてしまうことが考えられます。

また、当初は恐る恐るしていた借金も、慣れてしまえば怖くなくなります。こうなると借金を借金で返すことになり、雪だるま式に借金は増えていきます。

最悪の場合、自己破産するまで追い込まれることもあるでしょう。

たとえば、無計画にお金を使ってしまう人や、消費者金融を便利なATMと思い込んでしまう人などは要注意。借金を重ねて最終的に自ら自分を追い込むことになるので、家計の見直しはもちろん、消費者金融でお金を借りる際はあくまで「借金」であることを強く意識しましょう。

FP
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消費者金融を利用するときは、あくまで「借金」であることを念頭に、借りる前には現実的な返済計画を立て、借りたら計画に沿って速やかに返済を行いましょう。

在籍確認で会社にバレる場合もある

消費者金融に限らずローンを提供している会社は、契約者の返済能力を確認するために申込み時に記載した会社で働いているかどうかの事実確認を行います。

これを在籍確認と言い、電話での確認が一般的です。在籍確認は消費者金融名ではなく、個人名でかけてくるので電話でバレる可能性はそれほど高くないでしょう。

しかし、個人から電話がかかることがめったにない会社の場合は、疑念を持たれることも考えられます。

ただし、消費者金融のなかには書類など電話以外の方法で在籍確認を行ってくれる業者もあります。万が一の事態を避けたい場合は、こうした方法を用意している消費者金融を選ぶと良いでしょう。

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電話での在籍確認でバレる可能性は否めませんが、消費者金融によってはそもそも電話での在籍確認なしで契約してくれるところもあります。また、カードレスに対応している業者を選べば自宅への郵送物もないため、家族にバレる心配も減らせます。

田尻宏子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

監修者 田尻宏子の一言コメント!

コメント

インターネットから簡単に申し込め、審査にかかる時間の早い消費者金融は非常に便利です。しかし、その便利さが注意点ともなります。 気軽に借りられるために、預金代わりに使ってしまう、返済のことまで考えずに借りてしまう、ということに陥りがちです。 利用する際は、きちんと完済できるか、無理のない範囲での利用かを必ず考えてください。 どうしても期日までに返済できない場合は早めに利用する会社に相談しましょう。ちなみに、返済が滞ると、「延滞遅延金」が発生します。

消費者金融を利用するメリット

デメリットばかりが目立ちますが、消費者金融でお金を借りるメリットもあります。

  • 即日中にお金を借りられる
  • 申告不要で何度も借りやすい

消費者金融のなかには即日融資が可能な業者もあります。

特に今日・明日でお金が必要な人にとっては、その利便性はありがたいでしょう。

また、限度額内であれば何度でも申請なしで借入ができるので、短期間で複数回お金が必要な人にとっては面倒な手間なく借入ができる点はメリットと言えるでしょう。

即日中にお金を借りられる

銀行系のカードローンでは申込み内容が契約条件を満たしているかどうかを判断する仮審査ののち、在籍確認や信用情報の開示などの本審査を行います。

申込みの翌日から審査が開始されることがほとんどなので、早くても2日、遅い場合は10日ほどかかるのが一般的です。

その点、消費者金融では即日融資が可能な業者がたくさんあります。なかには審査時間15秒、申し込みから最短30分で借りられる業者も存在。

ケガや病気、冠婚葬祭など、急遽お金が必要な場面で心強い存在になってくれるでしょう。

ただし、消費者金融のなかには即日対応していない業者もあります。また、申込手続きをした時間によっては、即日対応が難しい場合もある点には注意が必要です。

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消費者金融によっては最短15秒で審査が完了し、申込みから最短30分でお金を借りられます。そのため、貯金がないけどすぐにお金が必要・・・といった場面で頼りになる存在と言えます。

プロミス

総合評価

  • 4.0点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年4.5%~17.8% 最大500万円 30日間
審査時間 融資時間 お試し審査
最短3分※ 最短3分※

おすすめポイント

  • 金利が年17.8%でほかの消費者金融より低め!
  • 初回借入れの翌日から30日間は利息0円!
  • カードレスで借入も返済もできる!

※審査時間・融資時間:申込みの時間帯、利用する銀行、曜日、または本人確認書類の提出状況によって、当日中の融資ができない場合があります。
※無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※18歳・19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申し込めません。

申告不要で何度も借りやすい

消費者金融の場合、限度額内であれば業者に申告せずとも何度も借入が可能です。

また、スマホやパソコンがあれば、どこでも借入できるので、必要な場面で手軽にお金を調達できます。

そのため、たとえば冠婚葬祭が続いたり、複数回試験がある資格試験のための資金が必要だったりする場合に便利でしょう。

面倒な手続きがない反面、借金が癖づくことも懸念されますが、返済計画に沿って返済するのはもちろん、「消費者金融を利用するのは本当に必要なタイミング、かつ必要最低限の金額」のみに留めておけば、やばい事態にはなる可能性は低いでしょう。

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結婚式など、急な出費が重なるときは重なるものです。そうしたときに申告という手続きなしに手軽に借りられる消費者金融はとても便利な存在でしょう。ただし、簡単だからと言って借入が癖にならないように「これは借金である」ことを忘れないようにしておきましょう。

【結論】消費者金融で借りてもリスクがない人とは

これまで説明した特徴を踏まえて、消費者金融でお金を借りてもリスクがない、または少ない人は次のとおりです。

  • 毎月安定した収入がある人
  • 計画に沿って確実に返済できる人
  • スポットでお金が必要な人
  • 「消費者金融は借金」である意識を強く持てる人

要は借りてもすぐに返済できる人であれば、消費者金融を利用してもリスクはほぼありません。

問題なのは、毎月の生活費の足しにしたり、お小遣いを引き出す感覚で消費者金融を利用したりするケースです。

消費者金融は長く利用すればするほど、金利が重くのしかかります。

いつの間にか金利を返すだけで精一杯になり、元本がまったく減らない借金地獄に陥るので、利用する際は短期間で計画的に返済できる目処が立っている場合にのみにしましょう。

FP
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消費者金融で借入する場合は、あくまで「借金」であることを強く意識しておく必要があります。そのうえで、借金地獄にならないためにも、短期間で計画的に返済できるかどうかを借入前に考えるようにしましょう。

おすすめ消費者金融3選

適正に利用すれば消費者金融カードローンは怖いものではありませんが、なかでもおすすめの消費者金融は次のとおりです。

  • プロミス
  • SMBCモビット
  • レイク

各社の特徴について、次章から詳しく説明していきます。

『プロミス』は業界最多の利用者数

2022年3月に創立60周年を迎えたプロミスは業界最多の利用者数を誇るカードローン会社です。

カードローン会社ではありますが、専用アプリから借入や返済ができるアプリローン®を展開。カード不要でスマホから24時間365日、いつでもキャッシングできます。

また、初回利用の場合は条件を満たせば、30日間無利息で借入も可能。18歳~74歳と年齢制限はありますが雇用形態に制限は設けられておらず、契約社員やアルバイト、パートでも安定した収入がある人であれば誰でも利用できます。

  • 申込時点で年齢が18歳~74歳であること※1
  • 学生や主婦も借入可能だが、安定した収入があることが条件
  • 条件を満たせば30日間無利息で借入可能※2

※1.申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須です。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申し込めません。収入が年金のみの場合は申し込めません。
※2.30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。

金利 年4.5%~17.8%
審査時間 最短3分※
融資スピード 最短3分※

※申込みの時間帯や利用する銀行によって、当日中の融資ができない場合があります。

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無利息期間 30日間

※30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。

学生の利用

※安定した収入がある場合に限る。高校生は不可

※2024年3月時点

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業界最多の利用者数を誇るプロミス。多くの人から選ばれている消費者金融です。また、カードを作らなくて良いのも大きなメリット。家族や同居人にバレる心配なく借入ができます。

プロミス

総合評価

  • 4.0点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年4.5%~17.8% 最大500万円 30日間
審査時間 融資時間 お試し審査
最短3分※ 最短3分※

おすすめポイント

  • 金利が年17.8%でほかの消費者金融より低め!
  • 初回借入れの翌日から30日間は利息0円!
  • カードレスで借入も返済もできる!

※審査時間・融資時間:申込みの時間帯、利用する銀行、曜日、または本人確認書類の提出状況によって、当日中の融資ができない場合があります。
※無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
※18歳・19歳の申込みについて:申込時の年齢が19歳以下の場合は、収入証明書類の提出が必須となります。高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)は申し込めません。

『SMBCモビット』は会社バレずに借りられる

モビットTOP

※引用:SMBCモビット

消費者金融カードローンを選ぶポイントの一つに「無利息期間」が挙げられますが、SMBCモビットでは大手5社のうち唯一、無利息期間を設けていません

しかし、それでも多くの人に選ばれている理由は、WEB完結で申し込めば、原則電話ではなく書類で在籍確認を行ってくれるからです。会社にバレたくない人にとってはありがたいサービスでしょう。

また、WEB完結ではローンカードや郵送物もなし。家族にバレる心配もありません。

無利息期間がない代わりに、会員専用ページの「Myモビ」からは、手数料無料でインターネット返済も可能。

三井住友銀行のATMを利用する場合も手数料がかかりません。無利息期間でも手数料がかかると、利息分はすぐに相殺されるのでこの点は嬉しいポイントです。

さらにSMBCグループなのでバックボーンがしっかりしていますし、HDI格付けベンチマークの「クオリティ」格付けにおいて、最高評価の三つ星を獲得するなど、ユーザーへの対応が外的機関にも評価されています。

  • WEB完結で申し込めば、書類での在籍確認が可能
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※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

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※安定した収入がある場合に限る。高校生は不可

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SMBCモビットではWEB完結で申し込めば書類での在籍確認が可能。会社にバレる可能性を低くできます。また、会員専用ページ「Myモビ」、または三井住友銀行のATMからであれば手数料がかからないため、返済に余計な費用がかかりません。

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  • 3.5点
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『レイク』は最大180日間利息がかからない

SBI新生銀行グループのレイクでは、はじめての人限定で次のような選べる無利息があります。

無利息期間 借入対象額 申込方法 開始日 返済中の追加借入可能額
60日 全額 Web 契約日の翌日 限度額まで
180日 借入額のうち5万円 ・Web
・自動契約機
・電話
契約日の翌日 5万円まで

※2024年3月時点
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。

借入限度額は最大500万円まで。たとえば100万円の限度額で60日の無利息期間を選択した場合、期間内に100万円までは借入と返済を繰り返しても利息は発生しません。

一方、180日間の場合は、5万円までであれば利息がかかりません。そのため、少額を融資してもらいたい場合におすすめです。ただし、これらのサービスは併用できない点に注意が必要です。

  • 借入額5万円までなら180日間無利息
  • 無利息期間が60日間の場合は、借入額全額に利息がかからない
  • 無利息期間サービスの併用は不可

※Web以外の無人店舗や電話で申し込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1万円~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。

金利 年4.5%~18.0%
審査時間 申込み後、最短15秒※
融資スピード Webなら最短25分融資も可能※

※21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了(審査・必要書類の確認含む)で、当日中に振込みが可能です。一部金融機関および、メンテナンス時間等を除きます。

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無利息期間 最大180日間※
学生の利用

※安定した収入がある場合に限る

※2024年3月時点
※Web以外の無人店舗や電話で申込むと、借入額全額30日間無利息または借入額5万円まで180日間無利息のどちらかになります。60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれ契約額1~200万円まで。30日間無利息、60日間無利息(Webでの申込み限定)、180日間無利息それぞれの併用はできません。無利息開始日は初回契約日の翌日からとなります。無利息期間経過後は通常金利適用。貸付利率は契約額および利用残高に応じて異なります。

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無利息の期間が選べるのが、レイクの最大の特徴です。他社では30日間がほとんどなので、倍以上の無利息期間があるとお得に感じられますね。無利息期間サービスの併用はできないので、融資を受けたい額に応じて選択すると良いでしょう。

田尻宏子

2級ファイナンシャル・プランニング技能士

監修者 田尻宏子の一言コメント!

コメント

消費者金融でお金を借りても、危険なことにはなりません。いざという時のお金の調達方法として選択肢に入れておきましょう。 とはいえ、借りたお金を返さないと信用情報に傷が付き、他のローンの借入に支障がある場合があります。また、申込の履歴、利用状況は一定期間、信用情報に登録されているため、他のローン申込時には確認されることは避けられません。 消費者金融を利用する際は、返済できない金額までは利用しないことを心がけてください。

まとめ

消費者金融は利用の仕方次第でやばいことになりますが、借入前に返済計画を立て、計画的に返済できれば問題なく利用できます。

一方で無計画に借入・返済を繰り返していると利息が重くのしかかり、最終的に返済できなくなる場合もあります。

信用情報の「事故情報」に掲載されるような金融事故を起こした場合は、他のローンの借入に影響が出るなど、支障をきたすことになるので要注意。

「ご利用は計画的に」を心がけて、必要な場合に、最低限必要な金額のみを借りるようにしましょう。