『知って得する!海外旅行でのクレジットカードの使い方』では、クレジットカードに付帯する旅行保険について書きましたが、今回は通常の海外旅行保険について説明します。
海外旅行保険は、旅行中のアクシデントに備える保険です。
具体的には、死亡のほか、病気やケガなどの治療費を補償します。
また、それ以外にも、携行品の損害なども補償できます。
海外での医療費は日本に比べてとても高いことが多く、軽いケガや風邪で数万円かかります。
もし、手術や入院ということになると、すぐに払うことができない医療費がかかる場合もあります。
具体的には、ジェイアイ損害火災保険のトラブルデータによると、次のような高額な医療費が必要になった例があります。
国名 | 事故状況 | 支払保険金(円) |
---|---|---|
カナダ | 意識が朦朧として立つことができず救急車で搬送。脳幹梗塞・肺炎と診断され42日間入院・手術。家族が駆けつける。医師・看護師が付き添いチャーター機で医療搬送。 | 7,081万円 |
ギリシャ | クルーズ中に咳が止まらなくなったため下船し受診。肺炎と診断され28日間入院。家族が駆けつける。 | 3,056万円 |
ハワイ | 胃の違和感・息苦しさを訴え受診。胆嚢炎・膵炎・腎不全と診断され21日間入院。家族が駆けつける。医師が付き添い医療搬送。 | 2,438万円 |
(ジェイアイ損害火災保険「2013 年度 海外旅行保険事故データ」より)
海外旅行保険は、旅行代理店、インターネット、空港の自動販売機などが加入窓打ちとなります。
そのなかで、インターネットからの申込は保険料が割安なのでオススメです。
ところで、国内旅行の場合は旅行保険は必要でしょうか?
国内旅行の場合、事故にあっても健康保険が使えますので、特に必要ではないでしょう。
ただし、持っているクレジットカードに国内旅行保険が付帯している場合や、自動車保険の特約でカバーできる場合もありますので、旅行前に確認しておくのもよいでしょう。