父のお墓を購入するための費用をカードローンで借入した男性の体験談
武藤 英次

この記事の監修者

ファイナンシャルプランナー

武藤 英次さん

先祖の御霊を祀るためのお墓は、誰もが目にしたことがあるでしょう。

しかし、いざお墓を建てることになると、その費用は意外と高額となるので驚くかもしれません。

そんなお墓の費用を、急に負担しなくてはいけなくなった時にはどう対処したらいいのでしょうか?

お墓を建てる時の費用は、平均して200万円近いといわれています。

現在はさまざまなタイプのお墓があるので、墓地の都合にもよりますがタイプによってもかなりその価格は変わってくるのです。

そこまで高いとは思っていなかった人も、多いのではないでしょうか?

今回は、お墓の費用を支払うためにカードローンを利用した人の体験談を紹介します。

プロフィール

今回の体験者

  • 名前:野島 弘さん(仮名)
  • 性別:男性
  • 職業:会社員
  • 年齢:32歳
  • 居住地:奈良県五條市
  • 家族構成:独身
  • 年収:350万円
  • 借金合計額:50万円
  • 借入先の会社名:アイフル
  • 借入件数:消費者金融1件
  • 利用時期:2014年9月~2016年12月

アイフル

総合評価

  • 3.7点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年3.0%~18.0% 最大800万円 30日間
審査時間 融資時間 お試し審査
最短18分※ 最短18分※ -

おすすめポイント

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※申込の状況によっては希望にそえない場合があります。

兄弟2人でお墓を購入!しかし費用が・・・

地元を離れて会社員として働いていた私には、兄がいました。

兄は地元で両親と同居していて、老後の面倒は兄が見る代わりに何かあった時の資金はある程度分担する、ということで話し合っていたのですが、そんなことはまだまだ先のことと思っていた私は、独身なのをいいことにのんびりと優雅な生活を送っていました。

ところが、私が31歳のころに父が入院したという知らせが来ました。

実は父の病気は肺がんで、見つかった時にはもう進行しきっていたために手術もできず、結局翌年には亡くなってしまいました。

享年68歳です。

父はあまり遺産などはなく、実家の土地と家屋が主な財産だったので、私は土地家屋については権利を主張せず、父の貯金も大した金額ではないのですべて母に譲る、ということで合意しました。

父が亡くなった新盆の時に帰省すると、兄から相談を受けました。実は我が家にはお墓がなく、現在も父は骨壺のままお寺に預かってもらっている状態だそうです。

そこで、お墓を建てたいのだけれど一部の資金を負担してもらえないか、ということでした。

私はお墓にあまり興味がないので、自分の死後はそのお墓に入れてもらえることを条件として、お墓の代金の3分の1を負担することを約束しました。

お墓については、兄に一任しておきました。

この時点では、私はお墓というのがせいぜい50万円程度だろうと思っていたのです。

後日、兄から連絡を受けて驚きました。

なんとお墓の費用が総額で300万円となったそうで、私は100万円を負担しなくてはいけなくなったのです。

一瞬、本当にそれほど高いのかと疑いそうになりましたが、私たちの兄弟仲は良好で、兄は嘘をつくような人でもありません。

むしろ、私がこれで高すぎるから払いたくない、などといったら、すぐに納得してくれて自分でどうにか全額支払おうとするでしょう。

お墓の相場というのは世間一般的に150万円~300万円ほどとなっているようです。

今回のケースでは300万円ということで、一応相場金額内にギリギリ収まっているとは言えます。

お墓の相場を普段から意識するというのは、なかなか難しいことでもあるのは事実でしょう。

しかしインターネットを使えば、一瞬で相場を把握することは出来たはずです。

お金のことですから事前に相場を把握して、事前に相談しておくことも必要だったケースかもしれません。

回答者:武藤英次

お墓の負担額をカードローンで

お墓購入のためカードローンを申し込んだ

しかし、次男とはいえ私にもプライドがあります。

世話になった父母や、両親の面倒を進んで引き受けてくれた兄には感謝しているので、今更支払いを断ることはできません。その場では了承し、後から調べてみたところ、どうも近隣で空いていたのが少し高めの霊園しかなく、しかも兄の希望でやや高めの墓石が選ばれていたようなのです。

とはいえ、すべてを兄に任せたのは自分であり、兄も200万円を負担している以上は文句もいえません。

ここで問題となるのが、どうやって支払うかということです。

一応、私にも貯金はあるのですが、結婚の予定もなかった私は飲み歩きなどで散財することも多く、その時50万円くらいしか貯金がなかったのです。

これだけあれば十分だと思っていたのですが、実際にはその倍額がかかることとなりました。

残った50万円については、手っ取り早くカードローンで借りることにしました。

実は昔も少しだけ利用したことがあり、その当時の会社は現在無くなってしまいましたが、利用することにはそれほど抵抗を感じませんでした。

兄弟間でプライドを保つために高金利の借金を背負うという選択は、正直あまりおすすめできるものではありません。

今回のケースでは虎の子の貯金の50万円を使うだけではなく、反対に50万円もの借金を背負うことになってしまいます。

ちっぽけなプライドを守るよりも、正直に事情を話して分割払いの相談をしても良かったのではないでしょうか。

回答者:武藤英次

どのカードローンを利用するか

どのカードローンを利用するかというのは、ちょうど考えていた時にCMを見たことでアイフルに決めました。

よほど高額の借入をしない限りは、金利などに大差がないだろうと思っていたからです。

アイフルなら知っている場所にあったので、翌日には申し込みに行ってみました。

以前利用した会社では窓口しかなかったので、無人契約機の利用は初めてなのですが、必要なものなどを知るために一般的なことはあらかじめ調べてきました。

何やら書類に記入したり、端末を操作したりするということだったので、間違えることがないか不安ではありましたが、とりあえず必要とされていた身分証明書と名刺を持って、無人契約機に入りました。

大手消費者金融では、どこを選択しても金利に大差がないというのはそのとおりです。

50万円の借入であれば、年18.0%というのが2022年現在の消費者金融の標準となっています。

ただし今回のようなケースでは、即日融資までは必要ないでしょうから、より低金利の銀行カードローンやフリーローンなども検討しても良かったかもしれません。

回答者:武藤英次

無人契約機での申込は質問形式で

中に入ると、少しだけイメージしていたのとは違うところがありました。

通常、無人契約機では端末の操作や情報の入力な度は自分で行うと聞いていたのですが、アイフルの場合は契約するボックスの中にある受話器を取り、オペレーターの質問に答える形で申込情報が埋まっていくという方法でした。

返済日や利率など、いくつかわからないことがあったので質問すると、その場で答えてもらうことができたのでわかりやすかったです。

限度額については、多少減らされても大丈夫なように100万円で申し込んでみました。

そこからは、審査を待つ時間となりました。

およそ30分間、無人契約機の中で待っていたのですが、その結果として50万円までなら貸してもらえるということでした。

  • 申し込み方法について詳しく知りたい方はこちら

もちろんそれで問題はないので、50万円で契約し、帰ってからパソコンを開き、アイフルのホームページから銀行振込で50万円を借りました。

なぜかといえば、わざわざ50万円を持ち歩くのがいやだったからです。

日曜日だったので、実際に振り込まれるのは翌日となりました。

そして、振り込まれた50万円と貯金していた50万円は、まとめて兄の口座へと振り込みました。

これで、お墓代の支払いは終わりとなったので、後は借りた50万円をどうやって返済していくかを考えなくてはいけません。

とはいえ、あまり節約などは得意ではないので、なんとなく毎月の給料から5万円くらいを返済していき、足りなくなったらまた借りればいいと思っていました。

いざとなったら、ボーナスをもらった時にでもまとめて返せるだろうという甘い考えもあったと思います。

借入をすると、すぐに毎月の返済生活が始まることを忘れるわけには行きません。

上記のケースでは「なんとなく毎月5万円位返済」を考えていたようです。

しかし返済計画は「なんとなく」では、まったく不十分と言わざるを得ません。

節約などは得意ではないと言って、お金の管理を放棄していては、満足な返済計画が立てられるわけなどないのです。

回答者:武藤英次

減らない借金

支払いのため並べた時計と給料袋と計算機

そんな適当な考えで始めた返済ですが、これまで10年働いて50万円しか貯金できていないのに、同じような生活をして50万円の借金を返済できるわけもありません。

しかも、貯金とは違って年利18.0%くらいの金利もついているので、返済する総額はもっと多くなります。

給料をもらい、一時的に返済はするものの給料日前になるとお金が無くなるので、借りられる分をまた借りてしまいます。

その翌月には、先月は借りてしまったから多めに返しておこうと思っても、給料日前にはやはりまた借りられるだけ借りてしまうのです。

ボーナスをもらった時も、まとめて30万円を返済しておいたのですが、3カ月もするとまた限度額ギリギリになってしまいます。これでは一生借金が減らないと実感したのは、返済を始めて1年が経ったころでした。

1年間返済を続けたはずなのに、いまだに50万円の借金が残っていたのです

  • 返済について詳しく知りたい方はこちら
なんとなく5万円の返済が可能なのであれば、5万円ずつ貯金していくことも可能であるはずです。

単純計算では10年間で600万円もの貯金もできたことになりますね。

節約が得意でないのに、なぜ5万円も返済できると考えたのか理解に苦しみます。

やはり最初にきちんとした返済計画が立てられていなかったことが、後から返済に苦しむ原因となってしまったと言えるでしょう。

回答者:武藤英次

まずは生活の見直しから

今まで行っていた外食のカウンター

さすがにこのままの生活を続けていくのはダメだと思った私は、とりあえず生活を見直してみることにしました。

自分の生活の中で、特に使う金額が大きいのがお酒を飲むことで、次いで外食です。

今までは、週に4日は外でお酒を飲み、残りの3日は家で飲んでいました。

また、自炊などはしないのでほぼ毎食が外食となっていて、1食あたり1,000円以上になっているのです。

そこで、まずはお酒を飲みに行く日を週2日までに減らすことにしました。

これだけでも、月に3万円くらい違ってきます。

さらに、外食をする際はもう少し安いお店を選ぶようにして、家で飲むときもこれまではネットでの取り寄せなどをメインにしていたのを、もう少し安いつまみにすることにしました。

とにかく、自分が借金をしているということを自覚することから始めなくてはいけません。

お酒もワンランク下げ、ビールも発泡酒などに変えることにしました。

実のところ、味の違いなどはそれほど判らないので、別に安いものに変えたからといってそれが嫌というわけでもないのです。

ただ今までは、変える必要性がなかったというだけでした。

節約生活は、我慢が多すぎるとツラくなってしまい、どうしても長続きしにくいものですよね。

おすすめの節約は、我慢しないでも自動的に節約できるところに注目してみることです。

たとえば「白熱電球をLED電球に交換」「払いすぎの生命保険の見直し」「携帯をキャリアから格安SIMへ変更」などがそれにあたります。

これらは一度実行してしまえば、あとは何もせずに毎月の出費を節約可能です。

また生活の質も、ほとんど下がらないため我慢する必要もありません。

チリも積もればと言いますが「数万円の返済額」を捻出することも、決して不可能ではないでしょう。

回答者:武藤英次

返済から完済、貯金へと

父の墓参りに花を生けて

生活をこのように変えたところ、毎月4万円は確実に余裕ができるようになり、時には5万円以上の余裕が持てるようになりました。

それはすべて返済に回していき、ボーナスの時はスーツや家電製品など高額なものを買った余りを返済に回すようにして、1年ほどですべて完済することができました。

これで元の生活に戻せるとは思ったのですが、せっかくなので使ってしまった貯金も戻そうとその生活をさらに続けることにしました。

そうしたら、2年で100万円以上貯金することができたので、これからも続けていこうと思っています。

お墓については、お盆に帰省した際は必ず墓参りに行っています。

立派な墓石が建てられていて、自分もそれに少しは貢献したと思うと誇らしい気分になりました。

ただ、実家に帰るたびに母から、結婚はしないのかと言われるのが少し足を遠のける原因なのですが、それでも母が元気なうちは毎年顔を出せるようにしたいと思っています。

お墓を買うためにお金を借りるというのは、おそらく人生の中でも一度だけのことでしょう。

しかし、借金をしてから還すまでの道のりを考えると、もう私はお金を借りない方がいいだろうと思えます。

今度は何かあっても借金する必要がないように、しっかりとお金を貯めておきたいと思います。

当初は節約が苦手とのことでしたが、順調に借金を返済するうちに節約上手になってしまったようですね。

カードローン利用前よりも、貯金のペースがアップしたとのことで、まさに怪我の功名といったところかもしれません。

カードローンがお金について真剣に考えるきっかけになった点については、素晴らしいことと言えるでしょう。

回答者:武藤英次

これからカードローンを利用しようと考えている人へ

お金というのは、必要な時に必要なだけあるとは限りません。

中にはどうしても、お金が必要だけれど今はない、という状況になることもあるでしょう。

そんな時は、カードローンに頼るという選択肢も悪いものではないと思います。

カードローンを利用する場合、返済するために大切なのは利用目的と返済計画だと思います。

利用目的が一時的なものであれば返済しやすく、継続的に必要なものであれば返済は難しくなるでしょう。

また、最初から計画を立てて返済できれば完済するまでの道のりが楽になりますが、無計画に返済していてもなかなか返済しきれなくなるでしょう。

返済というのは、いわば山登りだと思います。

同じ山頂を目指すにしても、しっかりとした登山計画を立ててから山を登れば道中は楽になり、無計画のままで適当に山を登っていると途中で道に迷ったり、行き止まりになって引き返したりする羽目になるでしょう。

下手すると遭難するかもしれません。

完済という山頂を目指して、最短距離を登っていくにはやはり最初から計画してそれに従っていくことが大切です。

その計画から外れてしまうと、返済までの計画もくるってしまうでしょう。

今回は、カードローンを利用することでお墓代を支払うことができ、兄や母にもメンツを立てることができました。

今後も利用する機会があるかどうかはわかりませんが、もしもの時にも慌てずに済むようにしたいと思います。

最後には見事に完済した上に、貯蓄も順調ということで、申し分ない結果に終わったと言えるでしょう。

利用目的と返済計画が大切であるのは間違いなく、また「返済が山登り」という例えも秀逸に感じます。

ひとことだけ大切なポイントを補足するとすれば、「カードローンは毎月の生活費の赤字の穴埋めには向かない」ということです。借金で赤字体質を改善することはできません。

カードローンが役に立つのは、原則として「一時的にお金が必要になった場合のみ」ということを覚えておくようにしてください。

回答者:武藤英次