急に転勤が決まったが、まとまったお金を用意できない…
もしかしたらこんなピンチがあなたにも訪れるかもしれません。
「必要なのにお金が用意できない、どうやってお金を調達すればいいんだろう…」
こんな不安を抱えたらどうしたらいいんでしょうか?
今回は、そんなピンチを銀行カードローンで切り抜けた男性にインタビューしました。
プロフィール
今回の体験者
- 名前:宮本 雄太さん(仮名)
- 性別:男性
- 職業:会社員
- 年齢:26歳
- 居住地:愛知県名古屋市
- 家族構成:独身(当時)
- 年収:500万円
- 借金合計額:60万円
- 借入先の会社名:みずほ銀行
- 借入件数:1件
- 利用時期:2017年6月~2018年
カードローン利用のきっかけは?
宮本さんがカードローンを利用することになった理由とは何でしょうか。
また、利用した当時のお話も詳しく聞いていきましょう。
そもそもカードローンを利用するきっかけとなったことは何ですか?
転職による引っ越し費用が必要となったからです。
まとまったお金を用意することが難しかったので利用しようと思いました。
宮本さんは、カードローン以外の借り先は考えなかったんですか?
親や友達の力を借りようかなとも考えました。
しかし、借りたお金を分割で返したかったということもあり、言い出せず…。
ぱっとお金を借りられるとなると、思いつくのはカードローンでしたね。
家族や友達にお金を貸してほしいとは言いにくいですよね。
また、宮本さんに関しては持っていたクレジットカードにキャッシングの機能が付いていなかったので、カードローンを利用する選択をしたようです。
では、選んだ借り先とそこに決めた理由を教えてください。
選んだのはみずほ銀行です。
日ごろから利用しているということもあって親しみがあったから選びましたね。
利用している銀行だと確かに親しみや安心感がありますよね。
銀行口座と同じところがいいという方も多いでしょう。
あとは、金利が消費者金融に比べてやや低いというのも魅力的だったようです。
審査はどんなものだった?
審査はどんなものなのか、その時どういう気持ちだったのか、実際利用した人にしかわからないことについても聞いてみました。
次は審査についてお聞きします。
まず、いつ申請しましたか?
2017年の4月にみずほ銀行で申請しました。
申請はどのような感じでしたか?
申請するときは、生活費の補填として申請しました。
選択式になっていて、4つほどの選択肢から選ぶ形でしたが、電話で詳しく聞かれることもなかったです。
申請の段階ではそこまで言及されないんですね。
では、その時の気持ちはどうでしたか?
当時の気持ちとしては、切羽詰まっていましたね。
借りられなかったらどうしよう、と不安でいっぱいでした。
審査に落ちたらどうしよう、と不安になる気持ちはローンの利用を考えたことがある人ならわかるでしょう。
一般的には銀行カードローンのほうが審査も厳しいと言われています。
今回の場合のように、最初に受けたカードローンが銀行系で、その審査に落ちてしまったら、消費者金融を検討する手もありますね。
申請した希望額はいくらでしたか?
20万円です。
はじめから希望していた通りの金額で審査が通りました。
審査に落ちることなく、希望金額を借りられることになって一安心ですね。
無事に審査に通り、カードローンを利用した後、継続の意思はありましたか?
最初はありませんでした。
限度額だった20万円だけ借りて終わるつもりでした。
宮本さんは6月、7月と増額をして借入をしていたようです。
当初の予定通り、1度の借入だけで終われたらよかったですね…。
一時期、仮想通貨をやっていたそうですが、カードローンで借りたお金でやっていなかったのは良かったポイントだと思います。
返済って苦しいもの…?
無事審査に通り、希望額を借りることができた宮本さん。
しかし、お金を借りた後には、必ず返済があることを忘れてはいけません。
返済は難しく、苦しいイメージがありますが、実際はどうだったのでしょうか?
では、月々の返済について教えてください。
月々1万円ずつ、口座からの引き落としで返済していました。
返済額が少額ずつだったので、生活は苦しくはなかったです。
みずほ銀行の場合、返済方法は口座引き落としがデフォルト設定だったようです。
苦にならない返済金額を心がけるのは良いことですね。
完済するためにはどのような工夫をされましたか?
ボーナスで完済を目指していました。
浪費家だったため月々の返済はギリギリで、大きな収入が入ったときに頑張って返済しようとしましたね。
毎月無理をして完済を目指すのではなく、大きな収入があったときにまとめて返済するのもひとつの手と言えるでしょう。
利用の仕方を見直す
みずほ銀行カードローン以外のカードローンは気になりましたか?
単刀直入に言うと、気になりました。
しかし、自分にとってみずほ銀行は便利で金利も少し低めだということもあり、乗り換えはしませんでした。
選択肢が多くあるからこそ他も気になりますよね。
ほかのカードローンについても調べた結果、宮本さんはどのカードローンも金利が高かったので、少し金利が低めの銀行カードローンを選択したようです。
増額を希望しましたか?
浪費家だったこともあり、ついしてしまいましたね。
6月からカードローンを利用し始めて、7月、9月と立て続けに増額を申請。
9月に100万円の枠で申請したところ、審査落ちをして目が覚めました。
恐ろしい負のループにはまっていたようです。
審査落ちしたことによって目が覚めて本当に良かったですね。
やめたきっかけは何ですか?
きっかけは当時、結婚を前提に付き合っていた現在の奥さんの一言でした。
「利息がかさむぐらいなら返し切ってしまいなさい」とお金を貸してくれたんです。
返済が厳しくなっていき、カードローンの利用を隠しきれなくなってカミングアウトをしたそうです。
カミングアウトしても見放さなかった奥様に感謝ですね。
借りたからこそわかる!みずほ銀行カードローンのメリット・デメリット
みずほ銀行カードローンを利用して良かった点を教えてください
3点あります。
1つ目がATMから引き出しができる点、2つ目が銀行口座のアプリでカードローンの枠を確認できる点、3つ目はカードレスで利用できる点です。これらの手軽さが魅力的でした。
では逆に、みずほ銀行カードローンを利用して不便だったことを教えてください。
まず、金利を含めていくら返せばいいかわかりにくい点です。
もう1つは解約がネットからできないということです。
不明確かつ、解約のためには銀行に足を運ばなけらばならないのは不便だと感じました。
どこでもメリット、デメリットはありますね。
それを踏まえたうえで、自分に合ったところを探すことが重要そうです。
もし、またカードローンを利用するのであればどこで借りますか?
その理由も教えてください。
変わらずみずほ銀行ですね。
理由としては審査が面倒だからです。
どこでも金利は大きく変わらないので、またいちから審査を受けるよりも、すでにつながっているみずほ銀行を利用すると思います。
カードローンを利用したからこそ思ったことは?
実際にカードローンを利用したからこそ感じた部分についてお聞きしました。
カードローンを利用する前と、利用してからのイメージはどう変わったか教えてください。
利用する前は現金で借金をすることに違和感を感じていました。
しかし、利用してみるとだんだん違和感は薄れ、自分の収入の一部のように感じるようになりました。
カードローンを利用する前は、ローンというと住宅や車の購入など、目的を持った大きな買い物のときに利用するイメージを持っていたそうです。
しかし、いざ実際に利用してみると、カードローンは手軽で便利であるため感覚がマヒしてしまい、使って大丈夫なボーダーラインがわからなくなってしまったよう。
ご自身では「カードローンで借りたお金が、お給料にプラスされたもののように感じてしまったのが失敗だった」と振り返っていました。
カードローンを利用するうえで、不安に感じたことはありましたか?
返済できるかだけが不安でした。
借りることは簡単ですが、それを返すのは難しいと感じていたからです。
もし周りの人がお金に困っていたらカードローンを勧めますか?
勧めますね。
お金がなくてやりたいことを我慢するくらいなら、ローンを利用するのひとつの手だと思います。
勧めるとしたら銀行、消費者金融問わず全体的に勧めるそうです。
人によって合うものが何かは個人の感覚によって違ってくる、と考えているからということでした。
こんなことも聞いてみた!Q&A
- カードローンの賢い使い方は?
多重債務はやめることです。
限度額いっぱいでお金を借りられなくなって多重債務をすることはやめた方がいいことだと思います。
もし複数の業者から借りているのであれば、まとめましょう。
- お金を借りることに歯止めがかからない人はどうすればいいと思いますか?
今の自分の状況を書き出してみて可視化することがいいと思います。
僕もやっていたのですが、客観的に見てお金の使い方や置かれている状況が悪いことを実感できるのでおすすめです。
- カードローンは利用しない方がいいものだと思いますか?
個人的にはそうではないと思います。
僕自身がある程度安定した職に就いているからそう思うのかもしれませんが。
将来的に給料が上がり返済できるとわかっているのなら、将来の自分からお金を借りる感覚でカードローンを利用することも1つの手だと思います。
- カードローンは怖いものだと思いますか?
そんなことはありません。
自制できれば返済に苦しまないですし、怖くないと思います。
ただ金利は高いので、注意するべきポイントだと思いますけどね。
まとめ
突発的にお金が必要になったときには、心強い味方のカードローン。
しかし、使い方を間違ってはいけません。
自分の収入や、生活に合った利用の仕方を心がけることが重要です。
自制ができればカードローンは怖いものではなく、ピンチから救ってくれる味方となってくれるでしょう。