新井 智美

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カードローンには、消費者金融系カードローンと銀行系カードローンがあり、それぞれで特徴が異なります。今回は銀行系カードローンに焦点をあて、消費者金融系カードローンとの違いやおすすめの銀行系カードローンを紹介するとともに、銀行系カードローンを選ぶ際のポイントや利用するにあたっての注意点、さらに銀行系カードローンの審査にとおるためのポイントについて解説します。

銀行系と消費者金融系カードローンの違い

費者金融系カードローンの違い

銀行系カードローンと消費者金融系カードローンの大きな違いは、関係する法律です。銀行系カードローンは銀行法に基づいて提供されますが、消費者金融系カードローンは貸金業法の対象です。

また、銀行系カードローンと消費者金融系カードローンには、以下のようなメリットおよびデメリットがあります。

メリット デメリット
銀行系カードローン ・金利が低めに設定されている
・キャッシュカード一体型のカードローンがあるなど利便性がよい
・融資実行までに時間がかかる
・審査が厳しい傾向にある
消費者金融系カードローン ・即日融資が可能
・無利息期間がある
・金利が高めに設定されている
・総量規制の適用を受ける

おすすめの銀行系カードローン9社比較

銀行系カードローン12社比較

ここではこれから銀行系のカードローンを利用しようと思っている人に向け、9社の銀行系カードローンを紹介します。それぞれに特徴がありますので、自分に合うカードローンを選ぶ際の参考にしてください。

銀行系カードローン比較
カードローン名 種類 適用金利 上限金利 無利息期間 金利優待
サービスの
有無
借入限度額 融資までの
スピード
web
完結
りそな銀行カードローン 大手銀行 年1.99%~13.5%(変動金利)※ 1 年13.5% × 10万円~800万円 最短翌営業日
イオン銀行カードローン 大手銀行 年3.8%~13.8% 13.8% × × 最大800万円 -
みずほ銀行カードローン 大手銀行 年2.0%~14.0%※ 2 年14.0%※ 2 30日間 最大800万円 -
楽天銀行スーパーローン ネット銀行 年1.9%~14.5% 年14.5% × × 最大800万円 最短翌日
横浜銀行カードローン 地方銀行 年1.5%~14.6% 年14.6% × × 10万円~1,000万円 最短で翌日
オリックス銀行カードローン 大手銀行 年1.7%~14.8% 年14.8% × × 最高800万円 -
セブン銀行カードローン ネット銀行 年12.0%~15.0%(変動金利) 15.0% × × 10万円~300万円 最短翌日
auじぶん銀行カードローン ネット銀行 年1.38%~17.4%※ 3 年17.4%※ 3 × 最大800万円 最短即日
PayPay銀行カードローン ネット銀行 年1.59%~18.0% 18.0% 30日間 × 1,000万円 -

※2023年8月時点
※1.住宅ローンを利用している場合、金利は年1.49%~13.0%となります。
※2.住宅ローンの利用で、みずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。
※3.表示金利は、「au限定割 誰でもコース」です。通常金利(1.48%~17.5%)、au限定割 誰でもコース(1.38%~17.4%)、au限定割 借り換えコース(0.98%~12.5%)

りそな銀行カードローン

りそな銀行カードローン

※画像出典:りそな銀行カードローン

りそな銀行カードローンは、申込みから契約までをアプリもしくはWebで完結できます。アプリが使いやすい点が特徴で、ATMの借リ入れや借入残高の確認、さらには繰り上げ返済までアプリで行えます。

利用限度額 10万円~800万円
審査にかかる時間 1週間
来店不要 対応
金利優遇サービス あり
金利 年1.99%~13.5%(変動金利)※

※住宅ローンを利用している場合、金利は年1.49%~13.0%となります。

無利息期間サービス なし
土日の借入 可能
お試し審査 あり
おすすめポイント
  • りそな銀行で住宅ローンを利用している場合、年0.5%の金利優遇が受けられる
  • 平均残高が10万円以上で「りそなクラブポイントが貯まる」
  • キャッシュカードがそのままカードローン用のカードとして使える

イオン銀行カードローン

イオン銀行カードローン

※画像出典:イオン銀行カードローン

ネット銀行のイオン銀行が提供するカードローンです。ローンカードが送られてくるのは、審査完了後5日程度となっており、申し込んでからカードが届くまでは1週間以上かかると思っておいたほうがよいでしょう。Web完結が用意されており、さらにイオン銀行の普通預金口座を持っていればさまざまな特典を受けられます。

利用限度額 最大800万円
審査にかかる時間 -
来店不要 対応
金利優遇サービス なし
金利 年3.8%~13.8%
無利息期間サービス なし
土日の借入 可能
お試し審査 あり
おすすめポイント
  • イオン銀行の口座を持っていると、審査後にすぐに借り入れができる
  • - 振込融資可能(イオン銀行口座保有者のみ)
  • イオン銀行の普通預金口座を口座振替に利用している場合、自動的に融資が受けられる

みずほ銀行カードローン

みずほ銀行カードローン

※画像出典:みずほ銀行カードローン

みずほ銀行の口座がなくても申し込みできますが、カードローンを利用するには「みずほダイレクトカード」の申し込みがあわせて必要です。審査時間は申し込み方法によって異なり、インターネットで申し込んだ場合は翌営業日以降、店頭や郵送、電話で申し込んだ場合は翌々営業日以降に回答があります。急いで借りたい人はインターネットで申し込むようにしましょう。

利用限度額 最大800万円
審査にかかる時間 -
来店不要 対応
金利優遇サービス あり
金利 年2.0%~14.0%※

※住宅ローンの利用で、みずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

無利息期間サービス なし
土日の借入 対応
お試し審査 あり
おすすめポイント
  • みずほマイレージクラブの条件を満たすと、コンビニ(イーネット)ATM手数料が月3回まで無料になる
  • みずほ銀行で住宅ローンを契約中の場合、金利が年1.5%~13.5%に引き下げられる
  • 返済方法が豊富に用意されている

みずほ銀行カードローン

総合評価

  • 3.4点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年2.0%~14.0%※ 最大800万円 -
審査時間 融資時間 お試し審査
- - ×

おすすめポイント

  • WEB完結申込なら24時間いつでも受付!
  • 提携コンビニATMで借入も返済も可能
  • みずほ銀行のキャッシュカードで利用できる

※住宅ローンの利用で、みずほ銀行カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローン

※画像出典:楽天銀行スーパーローン

ネット銀行での口座数1位を誇る楽天銀行が提供するカードローンは「楽天銀行スーパーローン」という名称です。金利優遇サービスやお試し診査は用意されていませんが、現在楽天会員の人に向けた特典や、新規にカードローンを契約した人に向けた優遇が用意されています。

利用限度額 最大800万円
審査にかかる時間 最短即日※

※審査完了までは個人差があります。また土日祝は営業していません。

来店不要 対応
金利優遇サービス なし
金利 年1.9%~14.5%
無利息期間サービス なし
土日の借入 対応
お試し審査 なし
おすすめポイント
  • 楽天会員の人には会員ランクに応じた審査優遇がある※

    ※必ずしもすべての楽天会員が審査優遇されるとは限りません

  • 新規入会で楽天ポイント1,000ポイントがプレゼントされる
  • ほかの銀行系カードローンに比べ、審査にかかる時間が短い

楽天銀行スーパーローン

総合評価

  • 3.2点
実質年率 利用限度額 無利息期間
年1.9%~14.5% 最大800万円 30日間※
審査時間 融資時間 お試し審査
最短即日※ 最短翌日 ×

おすすめポイント

  • 年会費・入会金0円!
  • スマホで簡単申込!
  • 月々2,000円から返済可能!

※審査時間:審査完了までは個人差があります。また土日祝は営業していません。
※無利息期間:30日間無利息サービスを利用するには、以下2つの条件を満たす必要があります。①楽天銀行口座開設と楽天銀行スーパーローンを同時に申込し、成約した人②楽天銀行スーパーローンの返済口座を楽天銀行口座に指定した人
※条件達成で現金1,000円プレゼントキャンペーン
・WEB申込期間:2023年8月3日(木)17:00~2023年10月11日(水)16:59。対象:本ページから新規に楽天銀行スーパーローンの申込をした人。特典:以下の条件達成で現金1,000円を進呈。条件:以下の条件をすべて満たすこと。①このページからWEB申込期間内に楽天銀行スーパーローンの申込をし、2023年10月31日(火)までに入会すること②入会日から10日間以内に合計5万円以上の借入をすること(※入会日を1日とカウント)③初回借入日の翌月末まで、約定返済以外に増額で返済をしないこと④初回借入日の翌月末時点で返済口座を楽天銀行に指定していること(※条件達成の順序は問いません。)

横浜銀行カードローン

横浜銀行の口座がなくても申し込むことができ、申し込みから契約までWEBで完結できます。ただし、利用できる人は神奈川県や東京都など、居住地もしくは勤務地が限定されている点に気をつけてください。

利用限度額 10万円~1,000万円
審査にかかる時間 最短即日
来店不要 対応
金利優遇サービス なし
金利 年1.5%~14.6%
無利息期間サービス なし
土日の借入 対応
お試し審査 あり
おすすめポイント
  • 最短即日 に審査結果が分かるため、申し込んでから最短で翌日 に融資が受けられる
  • 借り入れや返済、利用状況がわかるスマホアプリ「はまぎん365」が用意されている

横浜銀行カードローン

実質年率 利用限度額 無利息期間
年1.5%~14.6% 10万円~1,000万円 -
審査時間 融資時間 お試し審査
最短即日 最短で翌日

おすすめポイント

  • 神奈川県または東京都に居住・勤務している人が利用可能です!
  • 横浜銀行の口座がなくても申込可能です!
  • 月々の返済は2,000円から!

※横浜銀行の口座を持っていない場合は、契約までに作成が必要です。

オリックス銀行カードローン

オリックス銀行カードローン

※画像出典:オリックス銀行カードローン

保険付きのカードローンとして注目を集めているオリックス銀行カードローンは、保険料の負担がなく、がんと診断されたら借入残高が0円になる画期的な商品です。

利用限度額 最高800万円
審査にかかる時間 -
来店不要 対応
金利優遇サービス なし
金利 年1.7%~14.8%
無利息期間サービス なし
土日の借入 対応
お試し審査 あり
おすすめポイント
  • ガン保障特約付きプラン「Bright」が用意されている
  • コールセンターのサポートが充実している
  • LINEで契約照会サービスが使える

オリックス銀行カードローン

オリックス銀行カードローン
実質年率 利用限度額 無利息期間
年1.7%~14.8% 最高800万円 -
審査時間 融資時間 お試し審査
- -

おすすめポイント

  • 申込みから借入れまでWEBで完結!※
  • 限度額最高800万円!
  • コンビニ提携ATMでも手数料無料

当サイトでは現在申込できません

※WEB完結について:在籍確認と郵送物はあります。

セブン銀行カードローン

セブン銀行カードローン

※画像出典:セブン銀行カードローン

セブン銀行カードローンの利用には、セブン銀行の口座が必要です。借り入れや返済の手数料が無料なので、コストを気にせず借り入れや返済ができます。また、アプリを利用することで契約後にすぐに借り入れができます。利用限度額に応じて金利が設定されますが、最低でも12.0% と高い点に注意が必要です。

利用限度額 10万円~300万円
審査にかかる時間 最短翌日
来店不要 対応
金利優遇サービス なし
金利 年12.0%~15.0%(変動金利)
無利息期間サービス なし
土日の借入 対応
お試し審査 あり
おすすめポイント
  • 全国のセブン-イレブンで24時間借り入れが可能
  • アプリ「Myセブン銀行」があれば、キャッシュカードがなくても取引が可能
  • 借り入れや返済の手数料が無料

セブン銀行カードローン

実質年率 利用限度額 無利息期間
年12.0%~15.0%(変動金利) 10万円~300万円 -
審査時間 融資時間 お試し審査
最短翌日 最短翌日

おすすめポイント

  • WEB完結で書類は不要
  • 最短翌日に借入が可能!
  • 返済は月々2千円~3.5万円。ご都合に合わせて、いつでも返済できます。

auじぶん銀行カードローン

auじぶん銀行カードローン

※画像出典:auじぶん銀行カードローン

auじぶん銀行はKDDIと三菱UFJ銀行が共同出資したネット銀行で、店舗を持たず、その分人件費を抑えられるネット銀行だからこその低金利を実現できています。auのIDを持っていれば金利の優遇を受けられるほか、専用の申し込みフォームが用意されています。

利用限度額 最大800万円
審査にかかる時間 最短1時間
来店不要 対応
金利優遇サービス あり
金利 年1.38%~17.4%※

※表示金利は、「au限定割 誰でもコース」です。通常金利(年1.48%~年17.5%)、au限定割 誰でもコース(年1.38%~年17.4%)、au限定割 借り換えコース(年0.98%~年12.5%)

無利息期間サービス なし
土日の借入 対応
お試し審査 あり
おすすめポイント
  • au IDを持っていれば年0.1%、借り換えだと年0.5%金利優遇を受けられる
  • カードローンの新規契約および借入残高に応じてPontaポイントがもらえる
  • ATM手数料が原則無料

auじぶん銀行カードローン

実質年率 利用限度額 無利息期間
年1.38%~17.4%※ 最大800万円 -
審査時間 融資時間 お試し審査
最短1時間 最短即日

おすすめポイント

  • 金利が最大0.5%優遇
  • 毎月の返済は1,000円から
  • 借り換えでの利用OK!

※表示金利は、「au限定割 誰でもコース」です。通常金利(年1.48%~年17.5%)、au限定割 誰でもコース(年1.38%~年17.4%)、au限定割 借り換えコース(年0.98%~年12.5%)
※限度額は通常、カードローンau限定割 誰でもコース:10万円以上800万円以内(10万円単位)、カードローンau限定割 借り換えコース:100万円以上800万円以内(10万円単位)となります。

PayPay銀行カードローン

paypay銀行カードローン

※画像出典:PayPay銀行カードローン

初めての借り入れから30日間無利息期間サービスが適用されるなど、嬉しい特典が多く用意されています。仮審査の回答は最短60分ですが、その後の本審査にかかる時間は状況によって異なります。また、主婦やアルバイトの人でも、配偶者に安定した収入があれば申し込めます。

利用限度額 1,000万円
審査にかかる時間 -
来店不要 対応
金利優遇サービス なし
金利 年1.59%~18.0%
無利息期間サービス 30日間
土日の借入 対応
お試し審査 あり
おすすめポイント
  • セブン銀行ATMでの借り入れならいつでも手数料無料
  • 30日間の無利息期間サービスがある(初めての借り入れから)
  • 金利が業界最低水準である

銀行系カードローンの選び方のポイント

選び方のポイント

一口に銀行系カードローンといっても、提供する銀行によってカードローンの特徴は異なります。

カードローンを選ぶ際には、以下に注目して選ぶようにしましょう。

【銀行系カードローンの選び方のポイント】

  • 金利の低さ
  • 審査・融資のスピード

では、銀行系カードローンの選び方のポイントについて、次項で詳しく解説します。

金利の低さ

一般的に銀行系カードローンは消費者金融系カードローンよりも金利が低く設定されています。せっかくなら、その金利の低さを味方に付けることが大切です。実際にカードローンを選ぶ際には、金利の低さを重視する人が多いです。なぜなら、返済期間が同じでも、金利が高ければ返済期間に比例して利息負担が大きくなるからです。そのため、少しでも金利が低い金融機関を選ぶことをおすすめします。

年間の利用額が100万円の場合の金利に対する年間の利息は以下のようになります。

年間利用額100万円の場合
金利 年間の利息
年20.0% 20万円
年15.0% 15万円
年10.0% 10万円
年5.0% 5万円

金利が年5.0%違うだけで年間の利息負担は5万円大きくなります。年間利用額が多ければさらに負担は増えるでしょう。
金利が低いカードローンを選ぶことにより、節約につながり、さらに返済計画も立てやすくなります。ただし、基本的に金利は上限金利が適用されることを覚えておきましょう。

審査・融資のスピード

消費者金融系カードローンと異なり、ほとんどの銀行系カードローンは即日融資に対応していません。最短でも翌日(翌営業日)です。

なぜなら、銀行系カードローンの審査においては、警視庁のデータベースへの照合が義務づけられているためです。申込者に反社会勢力とのつながりがないかを調べることが目的ですが、警視庁からの回答は最短でも翌営業日になります。そのため、ほとんどの銀行系カードローンでは即日融資ができない仕組みになっているのです。

消費者金融系カードローンには警視庁のデータベースへの照合は義務づけられていないため、スムーズに審査に通過し、契約締結まで完了すれば即日融資もしてもらえます。

どうしてもその日に融資が必要な場合は、銀行系カードローンではなく消費者金融系カードローンに申し込むようにしましょう。

銀行系カードローンを利用するときの注意点

利用するときの注意点

銀行系カードローンを利用するときには、以下の点に注意してください。

銀行カードローン利用時の注意点

  • 適用される金利は上限金利であることが一般的
  • 低金利の銀行カードローンは審査甘くない

上で紹介した2つの注意点について、次項で詳しく説明します。

適用される金利は上限金利であることが一般的

いくら最低金利が低くても、最初に適用される金利は一般的には上限金利です。逆に最低金利が適用されるのは借入可能額の最大金額で、500万円や1,000万円など、銀行によって異なります。

上限金利も銀行によって差があり、幅を持たせて記載されているケースが多いですが、一般的な銀行系カードローンの金利相場は年14.0%~18.0%です。毎月最低2,000円程度での返済額で完済までどのくらいかかるか、その際の利息負担額はどのくらいになるかをシミュレーションして確認しておきましょう。できれば毎月の約定返済以外に臨時返済を積極的に行って返済期間を短くするよう心がけることが大切です。

低金利の銀行カードローンは審査甘くない

銀行系カードローンは銀行法に基づいて提供しているため、申込者の返済能力を重視します。いくら総量規制の適用をうけないとはいえ、銀行はそれぞれ独自の審査基準を設け、過剰な貸付を行わないようにしています。そのため、金利が低い銀行系カードローンの審査はかなり厳しいと思ってください。

基本的に銀行系カードローンであっても消費者金融系カードローンであっても審査が厳しいことには変わりはありません。逆に「審査が甘い」、「審査不要」と謳っている貸金業者は闇金である可能性が高いです。

銀行系カードローンの審査に通るためのポイント  

審査に通るためのポイント

審査が厳しいと言われている銀行系カードローンの審査に通りやすくするためには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。

銀行系カードローンの審査に通りやすくするポイントには、以下のものがあります。

【審査の厳しい銀行系カードローンの審査に通るためのポイント】

  • できるだけ少額の借入額で申し込む
  • すでに預金取引がある銀行に申し込む
  • 他社借入の金額を減らす
  • 必要な書類を不備なく用意する

これらの4つのポイントの内容を具体的に見ていきましょう。

できるだけ少額の借入額で申し込む 

最初の希望借入金額はできるだけ小額で申請しましょう。希望借入金額が少額であるほど、返済負担率も低くなりますし、返済能力にも問題ないと判断されるでしょう。もちろん信用情報に傷がないこともポイントの1つです。

そして、確実に返済し、また追加で借り入れるなど実績を積み重ねていくうちにカードローン会社から利用可能枠の増額の案内が来ることもあります。通常、増額を申し込む際には新たに審査を受けなければなりませんが、実績を積むことにより審査なしでの増額も可能になります。

将来に渡って長く利用するつもりなら、優良な利用者であることを認めてもらうための工夫も考えておきましょう。

すでに預金取引がある銀行に申し込む 

すでに預金取引がある銀行だと、申込者の収入状況や支出状況などが把握できます。また、申し込み条件に「当行の普通預金口座を持っていること」と記載している銀行もあります。

普通預金口座を持っていなくても申し込むことはできますが、本審査開始までに口座の開設をすることが条件になっている銀行もありますので、審査をスムーズに進めるためにも、すでに預金取引がある銀行に申し込むことをおすすめします。

他社借入の金額を減らす 

上で少し述べたとおり、審査では申込者の返済能力をチェックします。収入に対し、借入額があまりにも多いと延滞などを起こすのではないかと思われる可能性があるため、他社からの借り入れがあるなら、できるだけ返済して借入金額を減らしておきましょう。他社からの借入金額は申し込み時に記入して申告しますので、申し込む前に返済しておくことが大切です。
そうすることで、返済負担率が下がり、返済能力も問題ないと判断してもらえる可能性が高くなります。

必要な書類を不備なく用意する 

審査の際には本人確認書類をはじめ、希望借入金額や他社からの借入残高との合算額によっては収入証明書類が必要です。

基本的に収入証明書類は希望借入金額が50万円以下、もしくは他社からの借り入れとの合計額が100万円以下の場合は不要とされていますが、銀行によっては希望借入金額が50万円以下でも所得証明書類の提出を求められる可能性があります。

また、本人確認書類で公的な書類を提出する際には有効期限内のものであるかも必ず確認しておき、再提出にならないよう準備しておきましょう。必要書類を不備なく用意することで、差し戻しや再提出の手間が省け、審査がスムーズに進む要因にもなります。

まとめ

銀行系カードローンは消費者金融系カードローンよりも金利が低い点が特徴ですが、即日融資に対応していないなどのデメリットもあります。また、口座を持っていればキャッシュカードで借りることができるなど無駄なカードを持つ必要がなくなります。

銀行系カードローンは銀行によって融資限度額や金利が異なりますし、申込み条件も異なります。中には既存のローンを利用している人に対する金利優遇を設けている銀行もありますので、最終的な適用金利がどのくらいになるのかを考えながら申し込む銀行を決めるようにしましょう。